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2632第十章〜魔剣〜いおり♪8/29 10:11:342181cfNFEFQsU1j2s
本当に久しぶりです。しばらく、続きを書いてませんでした。恐らく、覚えているかたも少ないかと・・・なので、あらすじ書きますね。

 あらすじ
人間がすむ世界では伝説となっている魔剣、その魔剣を持つ男女がいる。魔剣『延』を持つ女の名は一穂、魔剣『鋭』を持つ男の名は蓮、そして・・・魔剣を封印する謎の魔術師ルシファー、この三人が旅をしていた。
しかし、そこに新たに魔剣『幻』を持つ盗賊団のリーダーのリックが現れ、一穂達の魔剣目当てで襲ってくる。しかし、その中、リックは魔剣『幻』に封印されていた幻魔に体を支配されて・・・?

いおり♪8/29 10:12:272181cfNFEFQsU1j2s||675
               オオオオオオオオオオン・・・・・
『闇』・・・言葉で表すならその言葉を使うしかあるまい・・・その空間に奇妙ともつかぬ音が鳴り響いている。
                  ボゥッ
四つの炎が燃え上がり、その中心に人影を作り出す。
「・・・・なんだ?定時連絡じゃあるまい・・・」
影が言う。その影はとても、常人では計り知れない程のまがまがしさを身に纏っていた。
「・・・幻魔が奴と接触しました」
そこにもう一つの影が生まれる。四つの炎が燃え上がる時、その空間に炎の中心にいる者以外の何者かが訪れた事を示しているのだろう。

いおり♪8/29 10:14:122181cfNFEFQsU1j2s||265
「幻魔・・・あいつか・・・」
炎の中心の影はひとりごちた。
「いかが致します?幻魔は貴方も知っての通り、恐ろしく口が軽い奴です。もし、幻魔の口から我々組織の事が奴に漏れでもしたら・・・」
「かまわん・・・放っておけ・・・」
「は?」
炎の中心の影が言った言葉が意外だったのだろう。もう一つの影はその言葉を聞いてからしばらく微動だにしなかった。
「かまわん・・・と言ったんだ。ただし、幻魔が封印される事があるようならば、即回収しろ」
炎の影の声は闇を誘うかの様だ。とても強き炎が空間を照らしているにも関わらず、いっそう黒という要素が増え始めてきた。

いおり♪8/29 10:14:502181cfNFEFQsU1j2s||73
「しかし・・・それでは、奴に我々の事がばれる可能性が・・・」
もう一つの影も気づいたのだろう。自分自身が黒の要素になりかねない事に・・・彼の額にうっすらと汗がにじんできた。
「奴も馬鹿では無いという事だ・・・」
「・・・承知いたしました。ではその様に・・・」
一つの影が逃げる様に消える。それと同時に四つの炎が消えた。再び漆黒の闇が訪れたのだ。
「さて、幻魔か・・・どうでる?ルシファーよ・・・」
闇の中から不気味な声が漏れた。

いおり♪8/29 10:15:132181cfNFEFQsU1j2s||1

 魔剣は伝説上の物で実際にその存在を確かめ者はいない・・・私はそう聞いていた。だから、私も単なる作り話だと思っていた。あの事が起こるまでは・・・
「おい、一穂!何ぼぉっとしているんだ!」
レン君が私に向かって怒鳴りつけた。
「あ、ごめん・・・ちょっと考え事をしてて・・・」
私はレン君の言葉で我に返る。そうだ、こんな事をしている場合じゃない。どうにかして、リックを魔剣の呪縛から解き放たなければ大変な事になる。魔剣の恐ろしさは良く分かる。私もあの時、経験した事なのだから・・・
「幻魔とか言いましたか・・・貴方には悪いですが、封印させてもらいますよ」
お師匠様がゆっくりと幻魔に向かっていった。

いおり♪8/29 10:15:382181cfNFEFQsU1j2s||493
「ほぉ・・・」
幻魔は不気味に笑った。
「今の貴方に何ができるんです?今、貴方が持っている武器と言えば魔術くらいな物・・・そんなもの、いくらイービル=バスターと呼ばれた貴方でも、私達魔族の魔術とは比べ物にはなりませんよ」
「そんな事は実際にやってみなければ分かりません・・・」
お師匠様が力強く言い放つ。
「それもそうですね・・・では、そろそろ覚悟を決めてもらいましょうか」
幻魔が周りの空気に溶け込むかの様にゆっくり消えていく。
「え・・・」
幻魔が消えた・・・いったい何処に!?辺りを見回しても、お師匠様とレン君以外変わった物は見えない。

いおり♪8/29 10:16:312181cfNFEFQsU1j2s||495
「焦らないで、奴は実際に消えてはいません。幻でごまかしただけです・・・大丈夫、目に頼らずに感覚を研ぎ澄ませば分かるはずです」
お師匠様が静かに教えてくれた。レン君はすでに目を閉じて集中しているようだった。私もゆっくり目を閉じる。
「・・・・」
何も感じない・・・
「・・・?」
いや、何かある・・・かすかだがこっちに近づいてくる音だ。そして・・・空を斬る音・・・
「!?」
私はその音が何かを察知して横に飛んだ。
                     シュバッ!!
何かを私の胴着をかすめた。どうやら、幻魔が自分自身である魔剣で斬りかかってきた様だ。

いおり♪8/29 10:17:102181cfNFEFQsU1j2s||261
「サライス!」
お師匠様の声が聞こえた。魔術を使っている様だ。でも、さっきお師匠様がリックに魔術を使った時と同じ様に、お師匠様の呪文が全く聞こえなかった。人間が魔術を使う時は呪文が必要不可欠・・・そう教えてくれたのはお師匠様自身なのに・・・
                 チッ・・・
何かがかすれる音が聞こえる。目をつぶっているのではっきりしないが、どうやら幻魔がお師匠様の魔術を避けた様だ。

いおり♪8/29 10:17:562181cfNFEFQsU1j2s||812
「高速呪文ですか・・・中々やりますね」
へ?今、高速呪文って幻魔が言った様な・・・確か、物凄い速度で呪文を唱える呪文でそのスピードは常人では聞き取れない程の速度を持っていると聞いた事があるけど・・・まさかお師匠様があの高速呪文を使えたなんて・・・歴史上でも高速呪文を使える人物はたった一人だけだって聞いてたけど、ここにもう一人いたんだぁ。
「今の呪文・・・さっきの「デュゴル」程の威力はありませんね。どうやら、そのお二人を巻き込むのが怖いようで」
幻魔、冷静にお師匠様に言った。お師匠様はどうやら私達を気にしているらしい。
「お師匠様!私達邪魔だったら離れてましょうか!?」

いおり♪8/29 10:19:112181cfNFEFQsU1j2s||148
「駄目です!貴方達が私から離れたら、幻魔は真っ先に貴方達を狙うはずですからね!」
「そんな・・・」
私はお師匠様の足を引っ張ってるだけなんて・・・そんなの嫌だよ・・・
「ここは三人が協力して戦うのがベストです!」
「承知!」
お師匠様の言葉に反応したのはレン君だ。どうやら、感覚だけを頼りに幻魔に斬りかかるつもりらしい。
               スッ・・・・
幻魔は避けるつもりなのだろう・・・わずかに地を擦る音が聞こえた。

いおり♪8/29 10:20:02181cfNFEFQsU1j2s||867
「!?」
しかし、その動きが止まる。
―刀身が無い!?いや、あれは・・・―
幻魔は一瞬躊躇する。
「どりゃ!!!」
レン君の叫び声と共に空を斬る音が聞こえる。だが・・・
                    シュンッ
次に聞こえるのは空を薙ぐ音だけだった。
「・・・惜しかったですね。目が使えないと言うのは実に不便な物で・・・」
幻魔があざ笑うかの様に言った。
―もっとも、私の姿が見えていたら危なかったところですが・・・―
幻魔の額にわずかに冷や汗が流れた。
「貴方達の持っている獲物も私と同類の様で・・・どうやら、計画は順調に進んでいると言う事ですか・・・」

いおり♪8/29 10:21:82181cfNFEFQsU1j2s||578
「計画・・・?」
幻魔の言葉にレン君が小さくつぶやく。
「おっと、この事は禁句でしたね。お気になさらずに・・・」
そう言われて気にならないはずが無い。幻魔が言っている計画とは何なのか・・・
「一穂さん!幻魔の言う事に惑わされないで!」
「え?」
                  シュッ・・・
お師匠様が私に言った時にはすでに遅かった。私は幻魔の言葉を考えている内にいつの間にか感覚の集中が切れてしまい、そのせいで、私に近づくわずかな音に気がつかなかったのだ。
「きゃあ!」
私は後ろから急に掴まれて、叫び声をあげてしまった。

いおり♪8/29 10:21:552181cfNFEFQsU1j2s||564
                  カラン・・カラン・・・・
私は掴まれた拍子に自分の剣を落としてしまった。剣は床に転がって私から少し離れたところで動かなくなる。
「一穂!?」
レン君が目を開いて何かに掴まれている私のほうへ寄ってくる。
「な、何・・・・?」
私は後ろを見てみるが何も見えない・・・だが、恐らく幻魔が私を掴んでいるのだろう。
「大丈夫か!?かず・・・」
急にレン君の声が止まる。私が目を後ろからレン君の方へ移すと、レン君の目が恐怖と驚愕で震えていた。まるで、何か信じられない光景を見ているかの様だ。

いおり♪8/29 10:22:302181cfNFEFQsU1j2s||289
―何?どうしたの?―
私はレン君に言葉を発しようとするが、後ろから口をふさがれてしまい、声が出せなかった。
「なあに・・・ちょっとあの子に、幻を見せてあげてるだけです」
私の疑問を見透かしたかの様に私の真後ろから幻魔の小さな声が聞こえてきた。
「あなたが私に殺される幻をね・・・」
「!?」
ちょっと!?冗談じゃないよぉ!!勝手に私が殺される幻なんか作るんじゃない!
「か・・・一穂・・・嘘だろ・・・?」
レン君が地面を見つめながらつぶやいている。恐らく、その地面に幻の私の死に様が横たわっているのだろう。

いおり♪8/29 10:23:132181cfNFEFQsU1j2s||271
「違う!私はここにいるんだよ!!」
いつの間にか口は開く様になっていた。私は思いっきり大きな声でレン君に叫ぶ。
「一穂!?じゃあ、これは・・・」
レン君がはっとした様に周りを見渡す。どうやら、レン君に本当の私の姿は見えていないらしい。

いおり♪8/29 10:23:322181cfNFEFQsU1j2s||105
「ただの幻ですよ。ただ・・・今、一穂さんは私が捕らえています。貴方達がすこしでも動けば幻は現実になる事を忘れないで下さい・・・」
そんな事・・・現実にさせてたまるもんですか!私はどうにかしてレン君達に自分の場所を知らせようとする。だが、再び幻魔に口を塞がれてしまい、その上身動きが取れない。たとえ、レン君達が私の位置を探れたとしても、私が幻魔に掴まっている以上、手は出せないはずだ。一体どうすればいいのか・・・?

いおり♪8/29 10:23:542181cfNFEFQsU1j2s||106
「か、一穂!どこにいるんだ!?」
レン君が必死で私を探しているのが見える。あっちの方に何かを見つけて走り出した思ったら急に思い出した様に止まり、そうかと思えばあちこちの方向に走ったり止まったりしている。どうやら、幻魔がレン君に私の幻をあちこちに見せている様だ。
「レンさん、落ち着いて!!それは、全部幻覚です!」
お師匠様がレン君に声を掛けた。
「くくく・・・いくら、探したって無駄ですよ」
幻魔が不気味に笑う。どうにかしてこの状況を打破しなければ・・・せめて、地面に落ちている私の剣さえ拾えれば・・・私は足をできるだけ、延ばしてみる。あと、少しで足が剣に届きそうだ。

いおり♪8/29 10:24:492181cfNFEFQsU1j2s||235
「おっと、暴れないで下さい・・・すぐに楽にさせてあげますから・・・」
あと、ちょっと・・・このままお師匠様やレン君の足でまといは嫌だから、これくらいは自分の力で何とかしなきゃ・・・私の魔剣・・・お願いだからもうちょっとこっちに・・・私は祈る様に目をつむる。
「いくら、もがいても無駄・・・」
幻魔が私に何か言いかけたが・・・
                  ヒュン!
「グアアアアアッ!?」
次に聞こえてきたのは幻魔の叫び声だった。
―え?え?何!?―
私が目を開けると地面に転がっていたはずの剣先が私の足元のすぐそばまで来ていた。
「剣に・・触れてもいないのに・・・」
―延びた?―

いおり♪8/29 10:25:122181cfNFEFQsU1j2s||373
良く見ると剣先の辺りに血が地面に滴る様に流れている。どうやら、剣が私の足元のすぐそばで止まったのは、そこに幻で見えなくなっている幻魔の足―実際はリックの足だが―があるからの様だ。私は幻魔から開放されて、血が流れている場所から剣を引き抜く。引き抜いた先から血があふれ出した。
「・・・遠隔操作ができるのか・・・」
私を捕らえていた幻魔の姿が現れ始める。それは、幻魔の幻が解けた事を意味していた。
「どういう事だ、貴様・・・私達を裏切るつもりか・・・?」
「?」
幻魔は私に向かって話しかけている様だ。何のことだか、私にはさっぱり分からない。

いおり♪8/29 10:25:572181cfNFEFQsU1j2s||861
「一穂!?大丈夫か?」
「一穂さん!?大丈夫ですか?」
私の姿が見える様になったのか、レン君とお師匠様が私の方に駆け寄ってきた。
「あ、うん、なんとか・・・」
私は曖昧に答える。
「な、中々やりますね、その子達も・・・少々、侮っていた様です」
幻魔が少々よろめきながら私達に言い放った。
「な、何をしたんだ?一穂」
レン君が不思議そうに私に聞いてきた。
「良くわかんない・・・ただ、落ちてた私の剣を拾おうとしたら、勝手に剣が延びたみたい・・・」
私は分かる事だけを、レン君に伝える。

いおり♪8/29 10:26:322181cfNFEFQsU1j2s||52
「もう、これまでです。『幻魔』・・・封印する前に、貴方に一つだけ聞きたい事が・・・」
お師匠様がしゃべっている言葉を幻魔が遮る。
「まだ・・・です・・・いくらこの体が人間の物とはいえ、このくらいのダメージでは私を倒す事はできませんよ・・・」
幻魔は体の体制を立て直し、魔術で自分の傷を癒していく。そして、幻で自分の姿を再び消していく。
「私が攻撃すれば自分の居場所が知られてしまいますが、逃げる事ぐらいは簡単な物ですよ」
幻魔の言葉が少しずつだが小さくなっていく。
「今日は貴方のお弟子さんの力に免じて、引き上げるとしま・・・」
急に幻魔の声が途絶える。

いおり♪8/29 10:26:532181cfNFEFQsU1j2s||25
「何!?」
幻魔の驚愕の声が辺りに響く。私が気づいたときにはすでにお師匠様は私のそばにいなかった。
             シュウウウウウウゥゥゥゥゥ・・・・・
一気に全ての幻が晴れていく。そして見えてきたのは幻魔の動きを完全に封じているお師匠様の姿だった。
「何故だ・・・何故私の居場所が・・・」
「私は魔剣が放つ『魔』の波動を感じる事ができるのでね・・・私に幻なんて物は最初から通用しないんですよ」
そういえば・・・リックが幻の剣と右手に本物の魔剣を左手に持っていたのをお師匠様が見破れたのはその『魔』の波動とやらを感じていたからだろう。

いおり♪8/29 10:27:232181cfNFEFQsU1j2s||262
「・・・・ふっ・・・本当にジ・エンド・・・ですね」
幻魔の・・・いや、リックの額の模様が薄れていく。目も紅い色が薄くなり始めていた。
「・・・しかし、私がやられても・・・あなたが私達組織から・・・そして『あの方』から逃れる術はありません・・・」
幻魔はにたぁと笑う。組織?『あの方』?一体なんの事だろう・・・
「なんですって・・・?」
お師匠様の顔が明らかに引きつった。
「まさか・・・あいつが・・・?」
お師匠様がわずかに震える声で聞いた。
「さぁ、どうでしょうか・・・」
幻魔は意識を失う。リックの体に纏わりついていた黒い影も魔剣『幻』の元に戻っていった。

いおり♪8/29 10:27:402181cfNFEFQsU1j2s||120
「・・・・」
お師匠様はその場に突っ立っているだけだった。
「お師匠様!大丈夫ですか?」
私とレン君はすぐにお師匠様の元に駆け寄った。
「ええ・・・しかし・・・まだ、これで終わりではありません」
「え?」
「この魔剣を・・・今から封印します」
そう言うと・・お師匠様はリックが持っていた魔剣を手に取り呪文を唱え始める。

いおり♪8/29 10:28:222181cfNFEFQsU1j2s||340
『・・・我が古なる魔を滅する者、ルシファーの名において、『魔』と『幻』の力を結ぶものに封じる力を与えよ』
お師匠様は何故か高速呪文を使っていない。私はこの時、初めてお師匠様が呪文を唱えるのを聞いた。魔術師が呪文を唱える時、必ず自分の名前を言わなければならない。だが、お師匠様は自分の名前の前に『我が古なる魔を滅する者』と言っている。一体どう意味なのだろうか・・・
『イービル=シー・・・』
                  パシッ!
急に魔剣の周りに電流の様な物が流れた。
「な・・・」
お師匠様は一瞬、魔剣を持つ手の力を緩める。その瞬間に、黒い影がお師匠様の脇をかすめた。

いおり♪8/29 10:29:92181cfNFEFQsU1j2s||698
「え?」
私は影を目で追うと、黒装束の男が魔剣『幻』を持っている。黒装束の男はこちらをちらりと見た後、すぐに消えてしまった。
「なんだ!?」
レン君は黒装束の男を追いかけようとするが、お師匠様がそれを止めた。
「深追いは駄目です。何が待ち受けているか分かりません」
「でも、あいつ魔剣を・・・」
「貴方はこれ以上、あいつらに関わらない方がいいんです」
「・・・」
レン君は悔しそうだった。何も知らずに何もできないのがよほど悔しいのだろう。
「ルシファーさん、貴方はあいつらが何なのか今は話すべきではないと言いましたよね?」
レン君は真剣な面差しでお師匠様に聞いた。

いおり♪8/29 10:29:232181cfNFEFQsU1j2s||313
「ええ・・・」
「でも、これだけは教えてください」
「何ですか?」
レン君は何か決した様な感じだ。顔の真剣さがそれを物語っている。
「一穂に・・・何が起こったのか・・・魔剣がどういうものなのかを・・・」
「え・・・・」
私は一瞬躊躇した。しかし・・・話さなければなるまい。私にも分からない事はたくさんあるが、レン君は私の事さえ知らない・・・
「分かりました・・・それを知る権利は貴方にはあります。いずれ話さなければならないのなら、今ここで話しましょう・・・」
お師匠様も私の思っている事が分かったらしい。私の顔を見た後、意を決した様に語り始めた。

いおり♪8/29 10:33:212181cfNFEFQsU1j2s||472
長!?久しぶりの上にこんな長い物を書いてしまって非常に読みづらいと思います。なので、リクエスト、質問、説明して欲しいなど、皆さんの要望に答えたいと思います。ただし、ネタバレは駄目です。
前回の分はhttp://chibifantasy.com/bbs/t12-2257.htmlです。最初書くのが一番だったのですが、・・・忘れてました。すいません
こうして欲しい、ああして欲しい等なんでも言ってください!

グー者8/30 11:1:492184cfj8YBcnyxVpg||490
内容はとてもよかったです。・・・でも、ちょっと長すぎますね^^;

がんばってください!!

りょうきち8/31 20:42:242203cfvjE357zH/LE||279
すごくいいよ!いおり
ちょと感動?
長くて読むの大変だけどすごくよかったよ
これからもがんばってかいてね!(^0^)

いおり♪9/2 18:53:322181cfNFEFQsU1j2s||475
グー者さん>確かに長いですね・・・もうちょっと短く努力してみます

りょうきち>ありがとぉ!僕もせいいっぱい頑張ります


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