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2643同じ空の下で〜二章〜「空の下にいる限り」四話祥大8/29 21:18:282192cfjwWTQQyXEQ.
http://chibifantasy.com/bbs/t12-1764.htmlが、〜序章〜です^^
http://chibifantasy.com/bbs/t12-2329.htmlが、〜一章〜の最終話です^^ここから一章の話に行って下さい
http://chibifantasy.com/bbs/t12-2477.htmlが、〜二章〜の三話です^^二章の他の話はここから^^
えっと、「共通世界(仮)」(http://chibifantasy.com/bbs/t12-1731.html参照)の作品です
またまたお久しぶりです^^
最近、サモンナイト(しかも一番最初の)にハマッってまして、書いてない状態・・・
そのせいで手抜きになっているような・・・ま、無視の方向で^^
ではでは、本編をお楽しみください

祥大8/29 21:19:292192cfjwWTQQyXEQ.||182
「この前のお話、しますね」
唐突だった。いきなりのことに、僕は反応する。
 時間はあれから三日経っている。だけど、僕の魔法は上達しない。
 話を戻す。
「え、この前?」
「ほら、あの・・・四日前に『また今度』って言いましたよね?わたしが旅をしている理由の話ですよぅ」
「え、なになに何の話?」
僕はそれを聞いただけでわかった。が、マナはわからない様子。

祥大8/29 21:20:102192cfjwWTQQyXEQ.||626
 美風は初日のことをマナに話す。それを聞くと、マナは納得したと思わせる表情を浮か
べると、横にあったベンチに腰掛ける。
 僕もそれに習い腰掛ける。
「別に、無理して話さなくてもいいんだけど・・・?」
「えー!そうなの?私は無理してでも聞きたいけど。そう思わないわけ、輝?」
「相手のこと考えたら僕の考えのほうが普通だと思うけど・・・」
 マナとのやりとり。その間に美風もベンチに座る。

祥大8/29 21:20:342192cfjwWTQQyXEQ.||821
「別にいいんですよぅ。・・・それに、わけも話さずに歌を歌っててもダメなんですし」
「え、どういうことさ?」
「聞いてもらえばわかりますから」
どういうことだろう?本当に聞いてわかるのだろうか。
 でも、問い詰めることは無いだろう。聞いてわかると断言しているのだから。
 そう思っていると、また美風が口を開く。
「・・・あと、マナ。録音用のタリスマン構えなくてもいいよ?大した話じゃないから」
「・・・!ま、まぁ気にしないで」
「ならいいけど・・・」
いつの間にかタリスマンを構えていたマナは、あわてて後ろにしまう。

祥大8/29 21:21:12192cfjwWTQQyXEQ.||7
 美風はいつも、マナと話すときは口調が変わっている。女同士だからだろうか?それとも・・・。
 くだらない考え、と断言は出来ないが一時その思考を止める。美風の話に集中しないと。
 ――とりあえず、後でなんで変えるのか聞こっと。

祥大8/29 21:21:272192cfjwWTQQyXEQ.||82
「私が歌ってる理由は、『想いを伝える』ためです」
「想いを・・・伝える・・・?」
どういうことなのだろうか。よくわからない。
「はい。お父さんとお兄ちゃんに・・・」
「ふーん・・・。どうして?」
マナもよくわからないのだろう。
「えーとですね・・・。わたし、前までは家族四人で暮らしてたんですけど、ちょうど八年前かな、お父さんとお兄ちゃんがでって行っちゃたんです。理由は、どこかで魔法の修行するとかで・・・」

祥大8/29 21:21:472192cfjwWTQQyXEQ.||857
「なに、それ?そんな理由で美風とお母さん置いて出てっちゃったわけ?」
「うん。だから、わたしたち二人の想いを伝えられるように歌っているんです」
「そうなんだ・・・。でも、なんで?」
「わたしは、『空に響くように』歌ってるんですよ」
「「・・・?」」
僕とマナは、同じような表情を浮かべる。
「あの、これはお母さんからの言葉なんですけど・・・『この世界に存在する限り、空の下にいる。同じ空の下で想えば、きっとあの人たちにも伝わるはず』・・・。わたしたちの想い。それはただ、早く帰ってきて欲しい。・・・それだけなんですけど」
その言葉に、少し感動を覚える。

祥大8/29 21:21:592192cfjwWTQQyXEQ.||505
 同じ空の下で、か・・・。

祥大8/29 21:22:312192cfjwWTQQyXEQ.||649
「だから、練習でも伝わるように歌って欲しいんです。・・・無理ですか・・・?」
「僕はそれでいい。と言うより、そっちのほうがいい。僕の両親にも伝わるかもしれないから」
「私は最初からそのつもりだったけど」
承諾の言葉が聞こえると、素直に喜ぶ美風。
 やっぱり、可愛いなぁ。
 どうやら少し、情が移ってしまったらしい。
 当の本人は気づいてない様子だったが。
「お兄ちゃんの名前、知っておいてもらいたいと思います」
美風はそう言って、立ち上がりこちらを振り向く。
「お兄ちゃんの名前は――」


祥大8/29 21:22:582192cfjwWTQQyXEQ.||206


「守ぅー!いるんでしょ、出てきなさいよー!」
工房に先日の女性の声が響く。
 やる気の無い返事と共に、奥の場所から親方が顔を出す。
 が、女性の顔を見るなり、背を向けて逃げ出そうとする親方。
「ちょっとー?どこ行くのよ。あたしからは逃げられないからねー」
いつの間にやら親方の背後に回りこみ、女性は親方の首根っこを掴んでいた。
「う・・・っ。ど、どうしたんだ、こんなところに」
「言わなくても大体わかってるんでしょ?」

祥大8/29 21:23:172192cfjwWTQQyXEQ.||645
「ま、そうなんだが・・・。しっかし、なんでこんなところまで来たんだ?はる・・・」
「『お姉様』とお呼びなさい!」
「・・・。姉さん、キャラ代わったんだな。どうせ、金払わないでやってもらおうと思ってるんだろ?無理だ、無理。俺んとこはそんなに裕福じゃねぇからな」
どうやらこの二人、兄弟らしい。
 女性のほうが、口を開く。
「お姉様からお金取るつもりー?」
「おう!」
「・・・。でも、ちょっとは負けてよー?」
「ちょっとな」
なんと言うか、似ていないようで似ている兄弟であった。


祥大8/29 21:23:402192cfjwWTQQyXEQ.||45


「やっぱミリアの奴、人使い荒くねぇか?なぁ、ジャミル?」
「貴様の言葉使いのほうが荒いと思うぞ、俺は」
洞窟だろうか。薄暗い穴の中に声が響く。
 二人の男。一人は小柄でもう一人は大柄。ジャミルと呼ばれたのは大柄の男の方。
「なんだって?そりゃ、そうかも知れねぇけどよ・・・」
「そんなことより任務の再確認だ。覚えているのか、キル?」
小柄の男はキルと言うらしい。
 キルは、少し怒りながら答える。

祥大8/29 21:24:192192cfjwWTQQyXEQ.||460
「あ、バカにしてるだろ?それぐらい覚えてるっての。えっとな、確か『魔道師を連れてくる。本人の意思はどちらでも良い。ただし、若い人材のみ』だったよな?・・・もしかして、違う?」
「いや、それで合っている。俺が見たところ、この町に現在存在している魔道師は全部で四人。そのうち、若いのは二人だ。狙うのはその二人だな」

祥大8/29 21:24:482192cfjwWTQQyXEQ.||178
「なぁ、どうして若い奴だけなんだろうな?あの“計画”には、魔道師がたくさんいた方がいいだろ?なのに、どうしてミリアの奴は・・・」
「多分、体力だろうな。年寄りなら数が多いが、若い奴の方が力がある。それだけだろう。後、もう一つ。ミリアはお前より年上だ。呼び捨てというのは相応しくないと思うが?」
「いいんだよ。それに、ジャミルを呼ぶときも呼び捨てだろ?同じだ、同じ」
「・・・。ならいいのだが」
この二人、どうやらどこかの組織に属しているのだろう。そんな感じの雰囲気が漂っている。

祥大8/29 21:25:202192cfjwWTQQyXEQ.||378
 キルは立ち上がると、ジャミルの方を向く。そして、口を開く。
「じゃ、そろそろ働きますか」
「ああ、そうだな。トランプにも飽きてきたところだ。お前の負けすぎてな」
「う、うるせーっ!さっさと行くぞ」
「だから言葉が荒い」
二人は、洞窟らしきものから出ると崖を降りていく。
 洞窟には、食べ散らかしたお菓子の袋と、散乱しているトランプが残ったままだった。

祥大8/29 21:25:592192cfjwWTQQyXEQ.||188


続くよね?



祥大8/29 21:35:272192cfjwWTQQyXEQ.||225
あとがきっ!?

短っ!
ま、まぁ、二章の四話をお送りいたしました^^いかがでしたか?
親方の名前もわかりましたし、勘のいい方ならお姉様の正体にも気づいているでしょう
最初に書いたとおり、ゲームから抜け出せません・・・だって、難しいんだもん・・・
敵っぽい野郎も出て来たところで今日は終了・・・
ではでは、感想、指摘、質問、使用、参加等がありましたらレスどうぞ^^
今回は、守(まもる)の親方の登場です

祥大8/29 21:37:322192cfjwWTQQyXEQ.||595
ついでに、お気に入りのキャラもレスってくれたら、嬉しいなぁ・・・
なんて言っちゃったりしてます・・・
今度こそ、ではでは^^

kyoko8/30 9:35:412211cf4id/QXHiPmg||405
こんにちは^^
今回も楽しく読ませていただきましたw
美風ちゃんのお母さんの言葉に感動しました><
『同じ空の下で想う』・・・いいですねぇ ー▽ー
これからも頑張って下さい!!

ちなみに私の好きなキャラは美風ちゃんですv v
なんか可愛い・・・v v
これからたくさん出して下さい!!><
それでゎ・・・^^

グー者8/30 17:15:202184cfj8YBcnyxVpg||512
こんにちは^^
とても感動的でよかったです
実は僕も小説かいてます
これからもがんばってください!

祥大8/30 19:51:172192cfjwWTQQyXEQ.||87
 kyoko、感想ありがとう^^
守「楽しかったか?それならいい」
 美風のお母さん、いい人ですよ^^
守「おめぇ、会った事無いだろ」
 親方さんもね
守「同じ空の下で、なぁ。俺はいいと思うぞ」
 もちろん、狙ってますから(ぁ
守「好きなキャラ、とりあえず美風だな。よし」
 ってことで、また会いましょう^^

祥大8/30 19:54:152192cfjwWTQQyXEQ.||944
 グー者さん、感想ありがとうございます^^
守「感動的にしようと思って書いてるんだからな。効果は薄いようだがな」
 悪いかよ!?
守「おう!」
 ・・・
守「また、読んでくれ」
 では、後ほどグー者さんの小説も拝見させていただきます

たけし8/30 20:43:212211cftSqWgpWefDU||621
ひさっしーのー。(←なんだこれ?)
祥大、題名がでてきたな。
ふーんそれで同じ空の下で、だったんだぁ。納得。
次も楽しみにしてるよ。

祥大8/31 15:44:522192cfjwWTQQyXEQ.||369
 たけし、感想あり^^ひさっしーのー(なんだろね)
守「これが書きたいために題名がこうなったんだよな?」
 そういうわけじゃない・・・ま、いっか
守「納得できたならそれでよし、できなくてもよし、だな」
 それでいい・・・では、次回もお楽しみに^^
(つーか二日でこんなに流れるのか・・・)


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