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2830-------完了・解決-------.ナイト9/8 15:47:366120cfFW0HKGlViYw
俺達の住む街にはある鉄の掟があった
それは、その街に住んでいる男は15歳になった時に必ず旅に出なければならないというものだった
瀕死の病人であっても、その掟には逆らえない
かといって、誕生日になったとたん追い出されるわけではない
15歳である間に旅立てば良いのだ
そのため、大抵は同じように旅立つ仲間を先に見つけておいて、一緒に旅立つこととなる


・・・・・あー。誰が決めたんだよ、こんな面倒な掟?迷惑以外の何者でもないし

ナイト9/8 15:53:406120cfFW0HKGlViYw||186
人生はもうどうでもいい。やってられるかこんちくしょう。ヤル気が出ない・・・・・いや、出るな。殺る気は。
「今度は一体何だ?俺は全て話したぞ?」
俺の世界への絶望の元凶は、いつもの鉄面皮でそんなことをのたまっていた。
「・・・・・あぁ。全部聞いたよ。お前が夏帆と何をしたのかをなぁ」
この時の俺の背中からはどす黒いオーラが滲み出していたことだろう。けれど、どうせそんなオーラも夜には効かない。
今も涼しげな態度でその瞳でこちらを見てくる。

ナイト9/8 16:1:196120cfFW0HKGlViYw||123
「あれは俺のせいではないと言っている。文句ならば夏帆に言え」
「だからなんでお前が夏帆のことを呼び捨てにするんだ!!」
夜中、この奇人変人、無愛想で傍若無人な幼馴染はひたすら寝ぼけていた。そりゃあもう、突然テレ●ショッピングのノリで≪呪いのワラ人形セット≫とやらを売りつけようとしてきたぐらいに。
そんな中、こいつは寝ぼけながら言いやがったのだ。夏帆に『食われかけた』と。
「奴が呼び捨てにしないと毒電波を放つと・・・・・―――」
「はい嘘!夏帆がそんな事言うわけないだろ!お前じゃあるまいし」
俺が指摘してやると、夜は感情の読めない眼差しでじっと俺の顔を見つめてくる。

ナイト9/8 16:6:436120cfFW0HKGlViYw||219
「な、なんだよ?」
ふぅっと深く溜息を吐くと、夜は視線を逸らした。
「もういい。そう思いたければ思っていろ」
どうでも良さそうに、夜は言い放った。その声は「これ以上その話題は話さない」と言外に言っていた。
感情のない、無機質な表情を浮かべながらどんどん一人で先に行ってしまう。
「おいこら、勝手に話を終わらせようとするな!まだ本当のことをしいてないぞ!」
俺は慌てて夜の後を追った。

ナイト9/8 16:24:526120cfFW0HKGlViYw||600
夜から無理やり聞き出したことには、夏帆は俺と付き合っている時に夜に告白をしていたらしい。
もちろん夜は俺と夏帆が付き合っていることを知っているために断る。
そうすると夏帆は夜の食事に、麻酔薬や興奮剤などの怪しげな薬を色々と仕込み、夜の身体の自由を奪った上で夜に迫ったらしい。

・・・・・信じられるわけがない。
あの大人しくって、可愛い物が大好きで、
手を握っただけで真っ赤になってしまっていた様なあの夏帆がそんな事をするなんて!
それじゃあ完璧に悪女じゃないか。

ナイト9/8 16:33:556120cfFW0HKGlViYw||243
「大嘘吐き。遊びで人の彼女に手を出すなんて、性根が腐りきった最低な奴がすることだぞ!?」
「・・・・・」
追いかけながら、俺は夜を罵倒する。
だが、夜は全く反論も肯定もすることなく黙々と歩いている。
・・・・・少し言い過ぎただろうか?
俺はそっと夜の顔を盗み見ようとした時、夜は突然振り返ってきた。
「なぁ友よ。ツチノコという生物は空を飛ばないのだろうか?あれを紙ヒコウキの様に飛ばしたら、結構飛距離が出ると思わないか?」
真剣な眼差しだ。・・・・・ぶちっ。俺の中で何かか切れた。
「反省ぐらいしろ!この人外生命体がーーーっ!!」

ナイト9/8 16:34:556120cfFW0HKGlViYw||505
   今日はこれにてストップです。あー・・・またワケの分からない終わり方;;

ナイト9/8 16:45:566120cfFW0HKGlViYw||497
   ちなみに、なんとなくなタイトル決まりました
     『明日はきっと晴れ?』
   思いっきり、マンガか何かのタイトルのパクリです、はい。

marinoe9/8 16:58:42184cfad.aJzyP6EU||284
ナイト様、こんにちは^^
古都くんと夜くんが旅しているのは、そんな理由があったのですね
女の子にも旅させてあげたいけど、やはり、知らない所をふらふらできるのは
男の子の特権かもしれないとジェンダースレスレな発言をしたりして。。。
でも、それ以前にどうしても騙される人は必要ですね
同性の仲間は信じないとダメだよ。。。古都くんと
聞こえもしないこちら側から叫んでみたりしています
ツチノコ探検隊を組織した隊員からご忠告申し上げたい気分です
アー、ムササビの一種だったのかと妙に納得した夕暮れ時でした

ナイト9/8 17:23:146120cfFW0HKGlViYw||562
marinoeさんこんばんわw
実はこんな理由があったらしいのです。本人も今日始めて知りました^^;
ちなみに、夜が言っていた生物は実は「ツチノッコーン」という偽学名の生物で、分類はムササビモドキ科・犬歯類です♪


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