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2900小説「死神がくれた」くぅーる9/12 16:47:352211cfNWAITmlSoJw
第一章 出会い

それはもう突然で
命と言うものを
私は捨ててしまった

目を開けるとそこには猫が一匹立っていました。
猫は、美しい青色の毛と、琥珀のような金色の目をもち
人の言葉を喋り服を着ていました。
その美しい目で私をみながら猫はいいました
「ようこそ安藤雫さん、私は死神のフォルです、どうぞよろしく」
にっこりと微笑んだその顔は死神と言うより天使のような顔だった
フォルの話によるとココは死国で私は死んだのだとゆう
私は虐めに耐えられなくなり屋上から身を投げたのだ
しかし、体のどこにも痛みはない、服も汚れてはいない
何だか不思議な世界だ、と私はあっさりそう思っただけだった。 続く

くぅーる9/12 17:3:22211cfNWAITmlSoJw||685
フォルは私を腕に抱えて(お姫様抱っこ)「あちら」と呼ばれる場所に向かった
「フォルさん、死神って楽しい?」
自己紹介もしていないが私は聞いた、フォルが答える
「・・・・・・・さぁどうでしょうね、興味がおありですか?」
「ちょっとならある、だって人、殺せるんでしょう」
笑いながらフォルは言った
「いいえ、私たちの仕事は魂をあちらに運ぶだけですよ」
だけ・・・ってことは運んだらサヨナラなのか・・・
「ああ、そんな心配はありません試験に合格すればずっと一緒です」

くぅーる9/12 17:9:262211cfNWAITmlSoJw||487
「・・・??もしかしてフォル、心の中読めるの?」
「あ、すいません勝手に読んじゃって・・・つきました降りますよ」
そう言ってフォルは背中を少し丸めた
くるん、くるんと2回転してからふんわりと足をついた
「さあ降りて、足元気をつけてくださいね」
フォルの腕から降りた瞬間、背中がムズッとした
「あれっ?なんか・・・」
手でさぐって見るとそれは真っ白い大きな羽だった
ホントに生えるのかと思っているとフォルが言った
「一回飛んでみますか?」

くぅーる9/12 17:18:552211cfNWAITmlSoJw||159
『飛ぶ』その言葉につられて私はフォルにつかまった
「大きく翼を動かしてみてください。」
言われたとうりにしようとするのだけど翼が動かない
「うう・・・・難しい・・・」
「大丈夫ですよ、うえに行こうと思えばいいんです」
「上・・・・・・・」
目を閉じて高い高い空を思う
ふわりと足が浮く、目を開けるとフォルが言った
「お上手ですよ、雫さん」
ちょっとだけくすぐったかった。

くぅーる9/12 17:20:592211cfNWAITmlSoJw||895
続く・・・
と思います


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