2970 | 小説「闇の扉の番人」初めて小説書きます。 | 橘 | 9/18 21:26:31 | 2181cfgs7XLORJI3Y |
注意書き できれば、小説を書いてる途中にレスしないで下さい。 荒らしのような発言も、なるべく控えて下さい。 |
橘 | 9/18 21:27:12 | 2181cfgs7XLORJI3Y||694 | ||
傍にいたのに守れなかった・・・ 失ってしまって初めてわかった大切さ・・・ すべての思い出が色褪せた過去・・・ 許されない恋・・・ 叶えられない願い・・・ |
橘 | 9/18 21:27:38 | 2181cfgs7XLORJI3Y||184 | ||
すべてが闇に包まれた・・・どうせなら自分という存在も消えてなくなればいいのに・・・ 硝子のような心を持った少年・・・ すべてを見透かしたような瞳を持っていた。 闇と同化した私を見ていた。 私はその少年が苦手だった・・・ その少年は太陽みたいな存在で眩しかった。 私はその正反対で夜を彩る闇だった。 |
橘 | 9/18 21:28:37 | 2181cfgs7XLORJI3Y||799 | ||
いつだっただろうか、その少年に思いを寄せ始めたのは・・・いつなのだろう・・・ もう、ずっと前の出来事だから・・・ ずっと闇の中にいたから・・・ ある時、私の世界が闇に覆われた。この世界の人々の心の闇が膨らみすぎたから。「オマエだけは実験体にしてやるよ。」一人の男が嘲笑いながら腕を掴んだ。意識を失いそうになりながら山中に連れて行かれた。 |
橘 | 9/18 21:29:34 | 2181cfgs7XLORJI3Y||993 | ||
山中には大きな古い扉が開いていた。その扉の前で呪いをカケラレタ。その時、扉は閉まり私は闇の扉の番人になった。 長い間、誰もここには来なかった・・・淋しい・・・蹲って座っていた・・・すると、硝子のような心を持った少年にあった。透き通りすぎてキレイスギタ。 苦手な存在だ。闇と同化した私・・キレイすぎる存在は私が闇に引き込んでしまうから・・・ |
橘 | 9/18 21:31:45 | 2181cfgs7XLORJI3Y||956 | ||
「アナタはキレイすぎるから、ここに来てはいけない。」無表情で言い放ったつもりだった・・なのに・・なんで瞳から水が出てくるんだろう? カナシイカラ?サビシイカラ?人間と無闇に話すものじゃない・・・その少年は私の涙を拭いてくれた。私の涙・・久しぶりにみた・・・街が闇に覆われた時、以来だった。 「アナタは優しいね。」少年は首を横に振った。「・・?アナタは、声が出ないの?」少年は苦笑いしながら頷いた。「・・そう・・それは、悲しい事を聞いてしまった・・・」少年は首を横に振った。そして、私の掌に文字を書いた |
橘 | 9/18 21:32:40 | 2181cfgs7XLORJI3Y||167 | ||
(僕は悲しくなんかない。これは神が僕に対する罰なのだから・・・)それを見て私は、ますます悲しくなった。 それから、少年は頻繁に来るようになった。けど、そんな日々もすぐに壊された。 |
橘 | 9/18 21:33:17 | 2181cfgs7XLORJI3Y||544 | ||
少年は、いつものように闇の扉の前にやってきた。 その時、闇の扉がカタカタと震え始めた。「・・・っこの扉に近づかないで!!遠くに逃げて!!」少女は険しい顔をして言った。少年は、まだそこに残っていた。 「御前、どうなっても知らないからね!」少年は微笑んだ。少女も微笑んだ。 そして、その場から少年の姿がなくなった。 少年は村を守る為に闇の扉のイケニエになってしまった。 |
橘 | 9/18 21:33:29 | 2181cfgs7XLORJI3Y||574 | ||
少女は自分の力不足で少年を死なせてしまった。そう思い、ひざまづいて泣いていた。 少女は立ち上がって自分に呪いをカケタ。闇の扉の番人ではなく闇の扉の鍵になる為に・・・ 「一人は淋しいよね・・・ずっと守ってみせるから・・・」 静かに涙を流しながら言った。 少女は闇の扉の鍵になったが完全に闇の扉を閉じることは出来なかった。 少女の記憶の欠片は、まだ少女が持っているのだから・・・ |
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