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3126「正義の聖魔騎士」第3章!おぐ9/27 16:6:532211cfKeDcnEhY172
大変大変、長らくお待たせしました。↓↓の方に第2章があります・・・。申し訳ない。
ちょっと長いですが、第3章、読んでやって下さい。
感想も、お願いします!!

おぐ9/27 16:9:502211cfKeDcnEhY172||37
ひろーい、ひろーい、草原を抜けた。
ほんっとに、ひろかった。ここが日本じゃない事を、地球上じゃない事を、実感させる。疲れた・・・。とことん疲れた。平地だったし、楽だったけど、広すぎるだろ。
草原を抜けたところで、私は座り込んだ。

「何よ、ここ。どうなってたのよ・・・。やっと抜けられたから良いけど、ホントに、抜けられないかと思った。」
「へー、泉さんがいたとこは、これぐらいの草原も無かったのですか。」
「何?侮辱?地球は、いいとこだったわ。環境問題とか、いろいろあったけど、ちやーんと国中で解決しようとしたわ。」

おぐ9/27 16:10:192211cfKeDcnEhY172||506
「いいとこですね。それは。」

「ここだって、戦争なんてしなければ、すんごい良いとこよ。・・・この辺は、まだ戦争が行われてないのね。」
私の言葉に、ラインはしゅんとした。やべ。
「そうですね。でも、時間の問題です。師匠は、とてもいい方です。けど、魔力は弱ってきている。きっと、戦争に巻き込まれたら、死んでしまう。」

「一刻も争うのね。」

「はい。もうそろそろ、始めの村です。」
ラインは、前方を指差した。そこには、静かな、ひっそりとした、大きな村があった。
「けっこう大きいのね!行こっ!」

おぐ9/27 16:11:372211cfKeDcnEhY172||256
村に近づくにつれて、村の大きさがどんどんあらわになっていく。やはりでかい。

「すご・・。」
「そうですか?まぁ、この村はでかい方ではありますが・・。」
「でも、すごい静かね。何かあったのかしら?」
「さぁ・・。私は、草原の向こうの詳しい情報はわからないので。」

それなら、聞きこみに限る。
トントン・・
村は、商店街式になっていた。今日は閉店日?1つも店(家)が開いていない。その内の一つのドアを叩いてみる。

おぐ9/27 16:12:62211cfKeDcnEhY172||65
「・・・誰?」
中から、枯れた声が聞こえてきた。
「ぇえと・・・。旅のものです。ちょっと、話を聞きたいんですけど。」
「・・・国の方ですか?」
「いえ!違います。」
やはり、国が関わってるのか。国が関わってるとなると・・やはり戦争があったのだろう。

「裏口からどうぞ。静かに入ってください・・・。」
消え入りそうな声だった。
私達は、横道から裏口を見つけ、お邪魔した。

おぐ9/27 16:12:302211cfKeDcnEhY172||900
「あの〜」
「こっちです。」

奥から、手だけ見えた。怖っ!薄暗い中、手だけ見えたら、誰でも怖い。手はおいでおいでしている。

「行きましょう。泉さん。」
ラインに背中を押された。

もちろん。行くわよ・・・。

おぐ9/27 16:12:572211cfKeDcnEhY172||899
「・・・」
びっくり。くら〜い女の人を想像してたのに。
いたのは、随分とスタイルの良い露出度の高い服を来た綺麗な女の人だった。
「初めまして。」
「初めまして・・。」
挨拶は向こうから。声は、やっぱり枯れている。よくみたら、目は赤くて腫れている。

おぐ9/27 16:13:492211cfKeDcnEhY172||98
「泣いてたの・・?」
「あら。わかった?気付かれないように、暗くしたのに。」
だって、そんな軽い腫れじゃない。きっと、この人は美人だけど、それがわからない。
「どうして・・・?」
「・・・ホントに、国の人じゃないのよね?」
「はい。」
「よかった。実は、話したかったの。けど、気を使って誰も聞いてくれなかった。」

おぐ9/27 16:14:62211cfKeDcnEhY172||374
先日、この村の近くで、戦争が行われたの。ここ、結構大きいでしょ?それは、村長様がしっかりした方だからなの。だから、戦争への対応用に村の中での兵士を作ったの。
・・・その中には、お父さんが選ばれて・・・。お父さんは、とても強い人なの。だから、国なんかに負けないって思ってた。けど、想像以上に国は強かった。というか、向こうには作戦なんて無いように見えたわ。やる事がめちゃくちゃで。ただ、たくさんの国の兵士が一斉に詰め寄って、村を壊していく。そんなだった。私のような女や子供は、近くで隠れながら見ているしかなかった。・・・お父さんは・・・死んだわ。この村は、戦争に負けたのよ!

おぐ9/27 16:14:362211cfKeDcnEhY172||464
「やっぱり・・・。」
「やっぱり・・・?あなた、一体何者なの?私の話を聞いて、どうするつもりだったの?!ホントは、国の人!?」

熱情的な人だ。
「違いますよ!この方は、伝説の聖魔騎士様です!」
「え!?」
「国の危機を知って、異世界から来られたのです。」
「そう・・・なんだ・・・。」
女の人は、崩れ、ぺたりと座り込んだ。
「良かった・・・!戦争は無くなるのね!!」

おぐ9/27 16:15:72211cfKeDcnEhY172||197
「できる限りのことはするから。」
「・・・私は・・・王を憎んでいます。お父さんを奪って、村を壊した王が憎いです!どうか、どうか、お願いします!」
「わかったから。立って。あなた、きっと私より年上でしょ?そんな、頼み込まないで。困るから。ねぇ、名前は何て言うの?」
その人はぽろぽろ涙をこぼしながら名を名乗った。
「クリヌンティ・アーズと言うの。」
「んじゃあ、クリヌンティ。一緒に行きましょうか。」
「え!?」
「泉さん!」
「何?ライン?」

おぐ9/27 16:15:272211cfKeDcnEhY172||497
「この方に、何か能力があるのですか!?」
「知らないわ。でも、そんなの関係ないでしょ。話し合いに行くのだから。しっかりと、自分の意思を言う口と、勇気があれば十分よ。この人はしっかりと自分の意思を持ってる。それに、王を憎んでいると、勇気をもって私に話してくれたわ。」

「泉さん・・・」
「クリヌンティ。どう?」
「行くわ!」
クリヌンティは立ち上がった。その顔には、もう決意しかない。王のもとへ行くと言う、固い決意。

おぐ9/27 16:17:362211cfKeDcnEhY172||829
第3章、終わりです。次回がまた、長いです!!覚悟して読まないと・・・・・。2回ぐらいに分けて乗せるかもしれません。
どちらにしろ、次回も読んでやって下さい!!!!!

では、感想をよろしくお願いします!!

華奈9/27 18:19:212102cfXbQ7HfLWz7g||850
こんにちわ〜^^
この国の王は最悪だね。
戦争なんかしても意味ないのに。
泉cに絶対止めてもらいたいっ!!
クリヌンティsも仲間になったことだし
次回が楽しみです^^
でわ、このへんで〜。

裕香てん9/29 15:21:402191cf.dyJI.cOqes||582
待ってましたA!!!ドキドキワクワクです!!私の期待通り!!次回の作品も楽しみです!!では^^


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