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3147「正義の聖魔騎士」第4章!!おぐ9/29 15:26:302031cfmrtDtOclaC2
やっほー^^
前回、感想レスありがとうございました。
今回も、頑張りますが、すんごく長いので、根気良く読んでください。お願いします。
では。

おぐ9/29 15:27:532031cfmrtDtOclaC2||980
クリヌンティはさっさと荷物をまとめた。もう、涙の後なんて無い。とても綺麗な笑顔で、さっきは暗くてわからなかったけど、美しい金の髪を持っていた。
「クリヌンティ、すごく美人!もう、泣いたらだめだよ?」
「うん。泉、ありがとう。」

「・・・・・さぁ、ライン!村を抜けて、次の村に行きましょ!」
私は、なんとなく聞こえない振りをした。べつに、大したことしてないもん。

クリヌンティの村は、横に長かったので出口にはすぐに着いた。
「んじゃ、いこっか。」
「うん。」
「はい。」

おぐ9/29 15:28:252031cfmrtDtOclaC2||678
「ええと、次の村は森の中にあります。地図によると、小規模な村ですよ。サナイという、民族の村です。」
「ふーん。どれくらいでつくの?」
「はい。もうちょっと行った所に、森の入り口が。村は森の入り口付近にあるので、そんな時間はかからないと思いますよ。」

よかった・・・。何時間か前の、長―い草原みたいな距離は、もうごめんだ。

おぐ9/29 15:29:322031cfmrtDtOclaC2||112
・・・10分後・・・
「ここね。森って。」
「あ!思い出したわ!ここ、近頃私の村では、怖い民俗が出るって評判なのよ!?」
「え゙」
でも、行くしかあるまい。王のもとに行くには、ここは通らなくちゃいけないようだし。それに、怖い民族って事は強いって事でしょ?強いって事は、心がしっかりしてるって事だわ。仲間にしたら、きっと良くなる。
「さぁ!行くわよー!ライン!しっかり守りなさいよ!!?」
「わ・・・わかりました!」

おぐ9/29 15:30:142031cfmrtDtOclaC2||375
森は意外に明るかった。太陽が、葉を透かし大木が影を作り鳥のさえずりが聞こえる。大自然。ジャングルと言うのが近いな。強い民族といっても、暴れん坊ではないみたい。自然に優しいエコマーク付きの様ね。

その時。

「おぬし等、何者ぉ!!」
疑問と言うより、言い切り。馬鹿でかい声が私達を包んだ。民族のお出まし〜ぃ

おぐ9/29 15:30:472031cfmrtDtOclaC2||749
「私は、泉よ!姿を見せて!敵じゃないから!」
「信用できん!証拠はあるかぁ!」
やっぱり言い切り。
・・・証拠!?随分と用心深いのね・・。
「どうする?ライン。証拠だって。何か有る??」
「そんなの。必要ないでしょう。あなたの身分をお話しになれば大丈夫ですよ。」

身分?あぁ・・・アレね。

「私は、聖魔騎士です!村に入れてくれませんかー?」
「聖魔騎士!そうか!入るがいい!歓迎しよう!」
やった!!さっすが私。

おぐ9/29 15:31:102031cfmrtDtOclaC2||543
目の前の大木が割れ、その中に大きな石があってそれがずれ、奥に洞窟が続いていた。
なんじゃこりゃ。すごい仕組み。

私達は中へ進んだ。

しばらくして、向こうの方に光が見えて、走って洞窟を抜けた。
・・・するとそこには、競技場??
「どういう事?」

おぐ9/29 15:31:412031cfmrtDtOclaC2||586
「よく来たな!いい度胸だ。」
数人の人が出てきて、その中から一人、三つ編みの男が歩み出た。
「さぁ、騎士はおまえか?」
そいつはラインの方に近づいた。
「い、いえ。聖魔騎士様はそっちです。」
「私よ!」
そいつは、唖然と私を眺めた。

おぐ9/29 15:32:72031cfmrtDtOclaC2||621
「女か!?」
「そうよ!男に見えるの!?」
「いや、見えぬが・・・女が俺に戦いを挑むと言うのか?」
は?
「戦い?そんなのするわけ無いでしょ!!」
「ならば帰れ!村へ入らせるわけにはいかん。」
「なんでよ!」

おぐ9/29 15:32:282031cfmrtDtOclaC2||285
「我らサナイ族は、強いと認めたものしか村に入れないのだ!」
「・・・わかった。話を聞くわ。それで、私が納得いかなかったら勝負なんてしないわ。戦いなんて真っ平よ。」
「泉!!いいよ。自力で森を抜けましょ。」
心配するクリヌンティを横に、私は頷いた。それを合図に、向こうは話し出した。

「武器は自由。自分の得意な物で戦うのだ。武器が無ければ貸そう。細工は無しだ。正々堂々と、勝負をする。どうだ?」

おぐ9/29 15:32:552031cfmrtDtOclaC2||591
・・・乗った!!
「そんな事か。たいして大きい物じゃないのね。OKOK。受けて立ちましょ。私が勝ったら、森を抜ける近道と、少し話を聞かせてもらうわ。」
「良いだろう。前へ。」

私は一歩前へ出た。
「泉さん!あなた、魔法使えるんですか!?勝算はあるんですか!?無いんだったら、やめましょう!危険です!」
「大丈夫よ!実はね、剣道やってたのよ。」

聖魔騎士って言われるからには、騎士らしくしなきゃ。まぁ、これも聖魔騎士の血のおかげ?負けるき無し。

おぐ9/29 15:33:352031cfmrtDtOclaC2||518
「武器は?」
「剣!一本!」
「わかった。ほらよっ」
そいつは、私に剣を投げた。私はそれを手にとって質を見る。軽い。質も良いみたいだ。刃先はとんがっているし、切れ味も良さそう。うん。ずるは無しね。

「俺の名はギットだ。おまえは?」
「泉よ。」

おぐ9/29 15:33:542031cfmrtDtOclaC2||5
いざ、勝負!掛け声は無し。2人とも、一斉に立ち向かう。
周りで見ているのは、ギットの仲間とクリヌンティとライン。
ギットの武器は同じく剣。私の剣と、いい音を立てる。金属のぶつかり合う音は、響く。木々の葉を震わせる。

「おまえ、中々やる。」
「どうも。でも、私の力はこんなもんじゃないのよっ」

私は急に力を抜いて、後ろに下がった。その拍子にギットはバランスを崩す。
私はバランスの崩れたギットの体の、標的を見つける。
「小手!胴!面!!!」

おぐ9/29 15:34:162031cfmrtDtOclaC2||340
私は、剣の平で、ギットの腕、腹、顔までのすん止めをした。流石に、面をしてないしね。顔を叩くわけにはいかないでしょ。
ギットは土に腰を落とし、座り込んだ。顔には、何がおこったのかわからないという表情が表れていた。
「まさか・・・。」

「よーし!私の勝ちね!」

おぐ9/29 15:34:402031cfmrtDtOclaC2||906
ギットは身を起こした。
「ああ。村へ案内するよ。」
「泉!すごい!」
「へへ。」
「流石です!血を見ずに決着をつけるとは・・・。流石です!」
「んなもん当たり前なんだってば。私がいたところじゃね。一々稽古で血なんか見てらんないよ」

ギットは何もいわずに歩き出した。悔しいのかな。まぁ、女に負けちゃったんだしね。
私達は急いで後を追った。

「ここだ。」

おぐ9/29 15:35:462031cfmrtDtOclaC2||124
そこには、テレビでよく見るような、マサイ族が暮らしてる様な家々があちらこちらに立っていた。素材は藁だ。ギットはそうでもないが、他の人たちは顔や体にペイントをしている。まさに、民族。ビバ、民族。

「おお、久しぶりの客人じゃ。おや?お一人見慣れぬ格好をしておるのぉ。まぁよい。ギットに勝ったのは誰じゃ?」
一つの家から老人が出てきて、訪ねた。
「私です。」
「お主か!はっはっは!ギット、おまえもまだまだだなぁ!」
「父さん。俺、手加減なんかしてないぞ。こいつは本当に強いんだ。」

おぐ9/29 15:36:302031cfmrtDtOclaC2||912
老人は目を丸くして、私をまじまじと見る。
「ほーぉ。こりゃあたまげた。一体何者ですか?」
「聖魔騎士様です。」
そこはすかさずラインが言う。
「聖魔騎士!!ギット、おまえ何でこんなお方と戦ったのじゃ!!!」
老人は急に慌て出す。白い顎鬚が、ゆっさゆっさと揺れている。

おぐ9/29 15:36:572031cfmrtDtOclaC2||530
「ん?なにかあるの?」
老人は今度は硬直した。そして2、3秒後ハッとした素振りを見せた。
「そうだった。わしとした事が、聖魔騎士の伝説を教えておらんかった。」
ショックーと言わんばかりに老人はがくっと肩を下ろした。

「知らなかったのね。」
「そのようですね・・・」
「珍しい!」

おぐ9/29 15:37:552031cfmrtDtOclaC2||924
「え!?何?何かあんの?」
「ギット。この方はな、世界を明るい未来に導いてくださる、伝説の騎士様なんだ。」
「へぇ!」
ギットは目を丸くして驚いた。さすが親子。そっくり。

「まぁいいのよ。そんな事。で、ここは戦争の被害とかない?平和?」
軽く訪ねたつもりだったが、ギットや老人はしゅんとなった。あらら。失敗。

「ここはな。ここは戦争の被害は無い。しっかり、我らが守っているからな。」

おぐ9/29 15:39:252031cfmrtDtOclaC2||955
ここは・・・
「ここはって事は他の場所ではあるの?」
「・・・ああ。」
「ギット。奥へ行きなさい。私が話そう。」

おぐ9/29 15:41:212031cfmrtDtOclaC2||363
長すぎるので、ここまでにします!!次回は、4章の終わりと、5章できたら全部書きますんで!!また長くなりそう・・・^^;それでも付き合ってやってください。

では、感想お願いします!!

華奈9/29 15:45:52102cfXbQ7HfLWz7g||915
こんちわ〜^^
リアルタイムで、書いてるの見守ってましたわ〜w
今回も面白かったよ〜!!
ギット達の民族はいい人たちっぽいね〜!!
仲間になってくれたら泉cも喜ぶねぇ〜^^
でわでわこのへんで〜^^

祥大9/29 15:49:182192cfjwWTQQyXEQ.||436
ふらりふらりとやって来たら、面白いものがあるある……。
こんにちは、祥大です^^(覚えてる?)
話のテンポとか、すんごく参考になる文だと思います^^
つーことで参考にします!(ぁ
こんな楽しい話だったら最後まで付き合わせていただきますよ^^無理矢理にでも。
ではでは、次回、楽しみに待ってます^^

おぐ9/29 15:56:102031cfmrtDtOclaC2||697
うわー!!ありがとー華奈〜リアルタイムで・・・


祥大〜久〜もろ覚えてるよ〜〜☆最後まで頼むぞー!!ウチも最後まで頑張るからっ♪

んじゃ、まだまだ感想待ってます!!!

裕香てん9/30 18:2:172221cfJVdZ1iPZ6n.||455
剣道をやってたっていうところ、現在の世と、その世の違いが分かるような気がして、いいです!泉ちゃんの心境の文も、1章から変わらずに、泉ちゃんらしくって、とても好きです^^では、次回も待ってます


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