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3221「正義の聖魔騎士第4続き〜」おぐ10/8 16:17:282031cfR5O8V5gk/O6
大変大変遅くなりまして申し訳ございません。
できたら第5章も書いちゃいますんで!!
では、早速〜

おぐ10/8 16:20:52031cfR5O8V5gk/O6||140
その言葉に、ギットは老人が出てきた家の中へ入っていった。
「気にしないで下され。あいつは、この森の近くで起きた戦争で、大切な大切な親友を亡くしたのじゃ。」
「そんな!」
同じような目に会った、クリヌンティは喚いた。


おぐ10/8 16:20:462031cfR5O8V5gk/O6||784
そう・・・。この子・・・クリヌンティは自分の町で起きた戦争で親を亡くしたの。ねぇおじいさん。私達は、王のところへ話を付けに良くつもりなの。ギットも連れて行って良いかしら?」
「あんたも、辛いのぅ・・・。聖魔騎士様、どうか、ギットも連れて行ってくだされ。あいつは、すごく他人思いで、良い奴です。けれど、王は許せずにいる。どうか、あいつの思いを晴らさせてやって下さい。」
「うん。わかった。ちょっと、お家にお邪魔させてもらうわね。」
私は、許可をとって家の中に入った。

おぐ10/8 16:21:102031cfR5O8V5gk/O6||782
「ギット。その想い、王にぶつけてみない?」
はっと我に帰ったギットは、どういう意味かわからないと言う顔をした。
「私は、王に戦争をやめさせたいの。そのために、仲間を探してるの。」
「王をぶっ殺すのか?」
ギットの言葉には怒りと憎しみがこもっていた。
「違うわ。話し合いよ。戦いなんて、もう無くすの。戦いを無くすために戦ってちゃしょうがない。あなたは、王を憎んでる。その気持ちを王に言ってやるのよ。」
「・・・」
黙っているギットに、私の脳の血管が切れた。

おぐ10/8 16:21:282031cfR5O8V5gk/O6||381
「あのさぁ、どんな苦しい事があっても、乗り越えるには何かをするしかないのよ!ずっとじっとしてたって、寂しくなるだけなの!うじうじしてる事、もう卒業しなさいよ!」
ギットは、目をぱちくりさせていた。怒られるとは思っていなかったのだろう。明らかに、私のほうが年下だし。
次に私は優しい口調でいった。
「私たちが、手を貸してあげるから。辛いのはこの世であんただけじゃない。連れの男だって、自分の師匠の身を按じてびくびくしてる。もう一人の女だって、自分の親を戦争で亡くした。」
「!」

おぐ10/8 16:21:482031cfR5O8V5gk/O6||623
沈黙が走る。ギットは固まったまま動かない。いろんな思いをめぐらせているのだろう。よく、考えた方が良い。今、自分がどうすべきか。私の言葉をどう受け止めるか。全部自分で考えて、自分で行動すれば良い。ただ、私は背中を押してあげるだけでいい。
「今日は、この村に泊めてもらう。決意できたら、荷物をまとめて。そんなに旅を長引かせるつもりは無いから、荷物は少しで良いと思うわよ。」

おぐ10/8 16:22:82031cfR5O8V5gk/O6||992
夜・・・
後でわかったんだけど、ギットのお父さんはこの村の村長だったらしい。
その村長さんが、私達を歓迎して宴を開いてくれた。すんごくにぎやかで、狭い村長の家の中に人がいっぱいになった。その中でもギットは一人で端の方にいて、外ばかり見ていた。私も違うところから、外を見てみた。

いつの間にか夜になってて、綺麗な星が輝いていた。こんなの、地球じゃ見れないんだろうな・・・。こんな体験ができるなら、ここに来れたのも、結構ラッキーかもしれない。

ふとさっきギットのいた場所を見たけど、もうギットはいなかった。

おぐ10/8 16:22:322031cfR5O8V5gk/O6||606
第5章

朝、寝不足の皆がいた。宴は、夜中まで続いて・・・。
ギットは・・・まだいない。
「聖魔騎士様。ギットは・・・。」
「大丈夫ですよ。きっと来ます。あ!ほら!」
向こうから、ギットが走ってきた。荷物を抱えて。

「泉。俺も連れてってくれ。」
「もちろんよ。」

おぐ10/8 16:22:562031cfR5O8V5gk/O6||646
村長さん。森を抜ける近道を知っていますか?教えてください。」
「はい。この先の原っぱを横切ればすぐつきますよ。」
「俺が案内する。」

ここで村の人とはお別れ。新たな仲間はギット。強い心を持ったサナイ族の一人。

おぐ10/8 16:23:142031cfR5O8V5gk/O6||520
しばらく行くと、原っぱが見えた。所々に可愛らしい花が咲いている。
「泉さん、泉さん、この原っぱでは、運の良い方は妖精に合うそうですよ。」
「ああ、森の妖精だ。ごくまれに、人間と話をするんだ。」
「ふーん。会えるといいねぇ。」
「妖精!!会って見たいわ!!」
クリヌンティだけが胸をわくわくさせていた。ラインはいい情報を私に聞かせた事で満足していた。

おぐ10/8 16:24:312031cfR5O8V5gk/O6||249
私達はとりあえず原っぱを歩いた。
「ん?女の子だ。」
薄い水色の髪の子が花を摘んでいる。
「可愛いねぇ。あの子も妖精に会いに来たのかな?」
「やっぱり女の子だわ!」

「あ、あれ、妖精。」
「エーーー。」

おぐ10/8 16:24:472031cfR5O8V5gk/O6||396
「あのっ、妖精さん?」
「ふにゃ?そうですよー」
何だこの喋り方は。酔っ払っているのか!?
「あらあら。あなたは、サナイ族の人じゃない〜久しぶり〜」
その子はギットを指差し言った。
「ああ。久しぶりー」
しかも知り合いかよ!!

おぐ10/8 16:25:72031cfR5O8V5gk/O6||943
「ところで、私に出会えたラッキーさん、何してるの〜?」
ああまた何だこのフワフワ感。眠くなる・・・
「王に会いに行くの。」
「え?何で〜〜?」
「え?知らないの?」
「あははっ私、しばらくの間違う世界にいたのよ〜んーとね、チキュウとか言うとこだったかしら。」
なぬ!?

おぐ10/8 16:25:302031cfR5O8V5gk/O6||208
「そこ、私がいたところだよ!!妖精さん!!」
「あら。そうなの〜?あなた、異世界の人だったの〜そう言えば格好が違うものねぇ〜」
「なんと!!泉さんの世界に言ったのですか!!」
ラインは感動していた。泉さんの世界・・・って・・・私のじゃないです。mineじゃないです。

「んで、王様はなにしちゃったの??」
「戦争を起こしたの!!戦争好きでね、人々をすごく困らせてる。」
「私がいない間に王が変わったのね〜」
あなた何歳ですか。
「だから、最近は妖精を見なかったのか・・・。」

おぐ10/8 16:25:462031cfR5O8V5gk/O6||131
「私は泉。何か、この世界で言う聖魔騎士なのよ。」
「あらっ!!そうなの。これはこれは・・・。」
妖精さんは私に頭を下げた。
「そんな!普通にしてください!」
「ふふっありがとう。」

おぐ10/8 16:26:212031cfR5O8V5gk/O6||575
「でね、泉は、王に話につけに行くの。」
クリヌンティが言う。ラインは先を越されたと悔しがる。
「わー!面白そう!!」
「え・・・。」
そんな面白そうだなんて。なんて楽天的な。王だよ??国の王様だよー!?そいつに喧嘩売りに行くんだよ〜?好奇心おう盛にもほどがありますよ、奥さん。
「私、お供しますわ〜」
「へ!?」

「どうします?泉さん。この方。」
どうにかしますよ。

おぐ10/8 16:26:452031cfR5O8V5gk/O6||354
「あの、妖精さん・・・。」
「ミルキャニー・ミーよ。」
「ミルキャニー、あなたはべつに戦争の被害は無いのよね??」
すると、ミルキャニーは、侵害と言うような顔をした。
「あるわよー!もしかしてでも、この森が焼けたらどうするの!!この自然が無くなったらどうするの〜!この可愛らしい花達が、動物たちが死んだらどうするの!!」

あっけにとられる私たち。
この子、この外見からは予想できないような、正義感を持っているようだ。とてつもなく広い範囲を心配してる。守ろうとしてる。

おぐ10/8 16:27:52031cfR5O8V5gk/O6||427
「さすが妖精さん!!ぜひ、私と一緒に来て!!」
「泉さん!!」
「何よ。この子はちゃんと意見を持っているんだから、合格よっ!」
「やったぁ〜!でもね、泉ちゃん。私、「子」呼ばわりされるほどの歳じゃないのよ?」
え?だってどう見たって私より年下・・・

おぐ10/8 16:27:242031cfR5O8V5gk/O6||900
「そうだな。軽く300歳くらいじゃない?」
ギットが考える人のポーズで言った。
「サナイ族君、惜しーい。260歳よーん!!」
はい〜〜〜?????
「ま、人間年齢で言ったら13歳なんだけど。」

なんと、妖精は人間の25倍の歳なんだと。あぁ、あっぱれですよ。

おぐ10/8 16:30:312031cfR5O8V5gk/O6||608
ふ・・・ふぅ。5章終わりです。・・・どうでしたか・・・?
誰でも良いから読んで頂けると嬉しいです><常連さん、来てくれるかな??

では、読んだ方は、感想必ず書いてください!!

祥大10/8 17:38:192192cfjwWTQQyXEQ.||785
 こんにちは、祥大です。
 すっごく楽しいんだね、これが。特に『しかも知り合いかよ!!』で爆笑してしまいました。
 うーん、妖精さんも仲間になった(?)みたいだし、これからどうなることか……。微妙なところで終わらせてくれましたね、おぐ?(笑)
 ではでは、次回も待ってます^^

華奈10/10 14:31:422102cfXbQ7HfLWz7g||406
こんにちわ〜^^
今回もおもろかったよ〜!
妖精sナイスキャラ!なんか気に入っちゃいましたw
新しい仲間が2人増えて、またにぎやかになりそうだね。
次回も楽しみにしています!!

裕香てん10/11 17:47:16035cf8j7XcRB3.Jw||920
今回も、楽しくて、おもしろくて、とにかく笑えましたww私が、まだ小説で笑えるなんて、若いじゃん!(意味不)とか思っちゃいましたww
では、次回の6章、楽しみにして待ってます!


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