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3253小説『ゲーム』みりん10/11 10:2:172191cfB4/DM0jVNxA
短編小説もどきを書かせて頂きます))

芸術掲示板への書き込みをしばらくお休みしようかなと思いまして。。ハイ
ではでは

みりん10/11 10:2:392191cfB4/DM0jVNxA||674
             『ゲーム』

みりん10/11 10:3:142191cfB4/DM0jVNxA||125
            『幸せ』

みりん10/11 10:6:342191cfB4/DM0jVNxA||387
今の僕は本当に幸せだ。
彼女のユリとの毎日は楽しく、『幸せ』なんだと。
この楽しい日々は本当だから。

そんな時僕は死んだらしい。
目の前に見える「僕」
幽体離脱というものだろう。
・・普通の交通事故のようだ。

大型トラック
僕の体
僕の血
周りの警察官

みりん10/11 10:9:322191cfB4/DM0jVNxA||518
なぜこんなにも冷静でいられるのだろう。
どうして僕は・・・・
悲しいと思うのに悲しくない。

僕はきっと怖いのだろう。
そう思うことで少なからず安心感を得られた。

触れることは出来ないのにユリに触れようとしていた僕・・現実を認められずにいるのだろうか・・・触れたいけど触れられない・・・

_そんな日のことを思いだしていた_

みりん10/11 10:9:482191cfB4/DM0jVNxA||720
「こいつはユリだ。」

みりん10/11 10:14:162191cfB4/DM0jVNxA||564
その声と共に目が覚めた。

僕の知らないところ
全てが銀色でメタリックな印象を受けた。
細長い透明のカプセルに僕は入っている。
いや、正しくは入れられているのだろう。
隣を見ようとした。
だが動かない、筋肉が強ばり痙攣にも似た感触がある。
震える首を精一杯の力で横に動かすと、隣にもそのまた隣にもカプセルがあった。
中には人、僕の隣には女・・

みりん10/11 10:14:332191cfB4/DM0jVNxA||710
             「こわい!」

みりん10/11 10:16:112191cfB4/DM0jVNxA||119
普通の感情だろうか、
こわい。

動かない体に見知らぬ場所、見知らぬ物、先の見えない恐怖

逃げたい・・・・・逃げたい逃げたい逃げたい!

・・・・・・
少し動く。

みりん10/11 10:20:72191cfB4/DM0jVNxA||105
完全にはこの強ばりは消えていない。
だけど、動く。
手を前に出し、触れるとカプセルは開いた。
上半身を前に起こし、カプセルから出た。
部屋は広く、しかし真ん中に集中してカプセルが「僕」を含め10個置いていた。
隣の女の顔を見るとなぜか懐かしい感じがした。
周りを見渡すと一番端にドアがあり、それは普通のドアでドアノブを回すと開く。

みりん10/11 10:22:562191cfB4/DM0jVNxA||348
僕はやみくもに走った。

唯々逃げたいという一心で・・・
まだ強ばりの消えない足を一生懸命動かして・・・

「キリキリキリ・・・」
「!?」

明らかに人では無い音がつい先ほどまで「僕」の足音しか響かなかった静かな廊下から・・・僕は驚いた。
振り向く勇気が無い。

みりん10/11 10:24:372191cfB4/DM0jVNxA||665
唯恐怖に恐怖がまた募っただけ

みりん10/11 10:24:562191cfB4/DM0jVNxA||688
一心不乱に逃げようと足掻いた。

みりん10/11 10:25:142191cfB4/DM0jVNxA||501
        「キリキリキリキリ」

みりん10/11 10:26:272191cfB4/DM0jVNxA||166
近づく音
滴る汗
冷たい
やけに長い廊下
怖い
近づく
怖い
怖い
怖い
嫌だ
近い
怖い
気配
逃げたい

みりん10/11 10:26:482191cfB4/DM0jVNxA||889
       「キリキリキリキリ・・・・・」

みりん10/11 10:32:382191cfB4/DM0jVNxA||113
ゾッとするような冷たさ。
一気にお青ざめる顔。
ゆっくりと振り向いた・・・。


みりん10/11 10:34:142191cfB4/DM0jVNxA||205
「・・・・」

みりん10/11 10:35:102191cfB4/DM0jVNxA||8
女だった。
そいつは隣のカプセルの中にいた女だった。
冷たい手が僕の首に・・・

砕け散るような音
蘇る死に際の記憶

みりん10/11 10:35:392191cfB4/DM0jVNxA||288
             「こいつはユリだ。」

みりん10/11 10:39:22191cfB4/DM0jVNxA||496
そして全てを思いだした。

僕はもう死んだということ
交通事故に遭ったということ
「ユリ」は彼女だということ
毎日が楽しかったということ・・・・


みりん10/11 10:39:132191cfB4/DM0jVNxA||493
『未来から過去への危険信号気づかず現在へ来てしまった不幸過去からも未来からも送られてくる危険信号に現在は気づかなかった・・』

みりん10/11 10:39:472191cfB4/DM0jVNxA||631

         ____死____


みりん10/11 10:49:392191cfB4/DM0jVNxA||606
・・「名演技♪」

「本当にこれで良かったのかしらねぇ。この人彼氏じゃないの?」

「そぉですよぉ私の「元」彼ぇでもぉもぉいいんですぅ。」

「なんで?」

「もぉコレには飽きたからぁ充分頑張りましたよぉコレぇ。・・・だってぇ最高の恐
 怖感に焦りもがく最愛の彼氏ぃ♡キャー♡」

みりん10/11 10:49:552191cfB4/DM0jVNxA||271
「はぁ・・ユリちゃん・・もう何回目かしら?」

「まっいいじゃないですかぁ回数なんてぇまた記憶消してぇ普通の人生送れるんだし ぃ?」

「記憶消すって結構難しいし大変なことなのよ?・・・まぁ保管室から適当に持って って。コレの友達も置いてあるから。」

「そうですねぇ・・全部ゲームだから・・また死にますけどね♪」


みりん10/11 10:51:472191cfB4/DM0jVNxA||762


・・・・あっあなたなんて良いんじゃなぁい?顔良し♡スタイル良し♡性格も良さそうだしぃ・・・♡一緒に遊ぼなぁい?『ゲーム』で・・フフフ

みりん10/11 10:59:512191cfB4/DM0jVNxA||422
・・・・・・・・・・終わり・・・・・・・・・・

『ゲーム』終わりました〜
短編小説とは言っておきながら大分長いです;

本当にここまでお付き合い頂いた方へ・・有り難う御座いましたm(。。;)mペコリ
感想・駄目出し等々頂けたら幸いです



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