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3291第十二章〜魔剣〜「一年前の悲劇・2」いおり♪10/16 20:22:222202cffTwLnixmzc.
前回、感想を下さった方、弥月様、みりん☆様ありがとぉございます。返事遅くなってごめんなさい。

あらすじ
伝説の魔剣を持って旅をしている。一穂、蓮、そして・・・魔剣を封印する謎の魔術師ルシファーは魔剣『幻』を持つ盗賊団のリーダー、リックに会う。さらにそのリックが魔剣『幻』に封印されていた『幻魔』に支配されてしまい、ルシファーに襲い掛かった。そして何とか幻魔を倒したルシファーは蓮に一年前に起こった事を話す。
 今から一年前、一穂とルシファーが平和に村で暮らしていた時、ルシファーの元に「ある物を封印して欲しい」と言う依頼がやってきた。一穂はその話しに興味津々でそのある物を確かめようとするが・・・?

いおり♪10/16 20:24:162202cffTwLnixmzc.||159
 今までの話しは
第一章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-1482.html
第二章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-1515.html
第三章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-1544.html
第四章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-1688.html
第五章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-1754.html
第六章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-1935.html
第七章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-2072.html
第八章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-2193.html
第九章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-2257.html
第十章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-2632.html

いおり♪10/16 20:24:542202cffTwLnixmzc.||979
第十一章〜http://chibifantasy.com/bbs/t12-3154.html
                          です。
感想、意見、印象などがありましたら書いてくださいね。

いおり♪10/16 20:25:572202cffTwLnixmzc.||171
 部屋の中は倉庫のようだ。壁には剣や槍、鎧などが無造作に掛けてある。一穂は操られるかのように、部屋の中心へ引きずられていく。中心には箱が置いてあった。とても長い、一穂の足から目の高さまでありそうな程の箱は明らかにまがまがしい邪気を帯びていた。一穂は箱のふたに手を掛ける。すでに意識がもうろうとしていた。
―だめ・・・体が言う事を・・・―
「一穂さん!!それに触らないで!!」
部屋の外からルシファーの声が鳴り響いた。しかし、彼が部屋に着いた時はすでに一穂は箱の中身を手にしてしまっていたのだ。

いおり♪10/16 20:26:202202cffTwLnixmzc.||19
「きゃあぁぁぁぁ!?」
一穂の体に電流のようなものが駆け巡る。
「一穂さん!?」
ルシファーがすぐに彼女の元に駆け寄ろうとするが、一穂は手に持っている物をこちらに突きつけてきた。
「はぁ・・・はぁ・・・いったい何が・・・!?」
ようやく村長が追いついたが、部屋の中の光景を見て絶句してしまった。
「一穂ちゃん!?いったいどうしたんじゃ・・・」
「近寄らないで下さい」
ルシファーがゆっくりと村長に向かって言い放った。その顔には一筋の汗が流れている。村長は何がなんだかさっぱり分からなかったが、一穂の後ろにある箱が開けられている事に気がついた。そして、一穂が持っている物に・・・

いおり♪10/16 20:26:562202cffTwLnixmzc.||913
「あれは・・・剣か?」
一穂が持っているのは一振りの大剣だった。それをこちらに向かって突きつけているのだ。
「一穂ちゃん!そんな危ない物を振り回しちゃあぶな・・・」
『・・・燃えろ!』
                 ボウッ!
一穂がゆっくりと言い放つと同時に部屋の入り口に炎が上がった。
「な・・・」
「今の一穂さんに何を言っても無駄ですよ」
逃げ場を失って驚いている村長に向かってルシファーが言い放った。
「どう言う事じゃ・・・、人間は呪文無しでは魔術が使えないはずなのに、魔術も満足に使えなかったあの一穂ちゃんが・・・」
「あの箱の中身・・・あれがそれを可能にしてるんです」

いおり♪10/16 20:27:202202cffTwLnixmzc.||629
「箱の中身・・・」
言われて村長は一穂が持っている剣をよく見てみた。大きさは一穂の背より少し低いくらい、明らかにまがまがしい邪気を放っていた。
「まさか・・・!?あれは・・・」
「そう、『魔剣』ですよ」
村長は言葉を失った。まさか、あの箱の中身が伝説級の代物だとは思っても見なかったのだろう。
『る・し・ふぁー・・・、久しぶりだな』
一穂がゆっくりと口を開く。いや、紅く染まった両目で二人を見据えている少女は、すでに一穂ではなかった。
「ええ、まさかこんな所で会えるとは思いもしませんでした」

いおり♪10/16 20:27:382202cffTwLnixmzc.||825
『ふ・・・俺もだ、久しぶりに目を覚ましたとたんに貴様に会えるとはな・・・嬉しいぜ、貴様を殺す時がやってきたのだから!!』
                   ダッ!!
一穂が地面を蹴る。常人とは思えぬ物凄い速さで・・・
「くっ」
ルシファーは壁に立てかけてある剣を手に取り一穂と向き合った。
                 カキィィィィン!
ルシファーの剣と一穂の剣が互いにかみ合い、高い金属音が鳴り響く。
「・・・村長・・・私の後ろへ・・・」
「あ、ああ・・・まさか、一穂ちゃんを殺す気じゃ・・・」
「大丈夫です。絶対にそんな事はさせません」
ルシファーは一穂と組み合いになりながら言った。

いおり♪10/16 20:28:72202cffTwLnixmzc.||369
『・・・相変わらず、お人よしなんだな・・・ルシファー』
男の様な口調で一穂が口を開く。
『老いぼれとこの少女をも助けようと言うのか』
「ええ・・・ですから、できればその少女から離れて欲しいんですがね・・・」
『そうはいかない、この少女は大事な人質でもあり、道具でもあるんだからな』
                      バッ!
一穂は後ろに大きく跳び、ルシファーと間合いを取る。そして、剣をしっかり握り直して、再び剣先をこちらに向ける。
『これでもくらいな!』
一穂の剣が延びた。剣先がルシファーに向かって真っ直ぐに突き進む!

いおり♪10/16 20:28:222202cffTwLnixmzc.||946
「!?」
ルシファーはそれを間一髪で避ける。だが、剣先はまだ延び続けた。
「しまった!」
ルシファーが思わず声を上げる。延びた剣先はルシファーの後ろにいた村長に向かっていたのだ。
「ひぃぃぃ!?」
村長が叫び声に近い悲鳴をあげる。
『どうする?助けるのか?』
一穂が嫌味ったらしく声をかける。ルシファーはそれを聞いている余裕は無かった。彼の口が物凄い速さで動いている。

いおり♪10/16 20:28:372202cffTwLnixmzc.||516
「アイリトル!」
ルシファーが言うと共に氷の塊が剣先に向かって走った。氷の塊が村長の目の前に集まって壁を作る。
                      ゴッ!
剣先が氷の壁にぶつかり鈍い音を立てた。ルシファーは村長が無事なのを確かめ、一穂と向き合おうとするが・・・
『甘いんだよ』
一穂はルシファーが村長を助ける一瞬の隙を突いて、ルシファーのすぐ後ろに迫っていた。
「ぐっ!?」
ルシファーが倒れた。一穂の持っている剣に血が滴り落ちている。
「ルシファー君!?」
村長が叫びに近い悲鳴をあげた。彼の肩から血がにじみ出ている。

いおり♪10/16 20:31:382202cffTwLnixmzc.||90
『ばかな男だ。そこの老人を助けずに戦闘に集中していれば、こうならずにすんだものを・・・』
一穂は剣の柄を自分の頭の上に掲げ、剣先をルシファーに向けた。
『分からんな・・・』
一穂は剣の向きを微動だに変えずにつぶやく。
『その老人を助けた所で貴様が死 ねば、そこの老人はおろか、この世界さえ大変な事になりかねない・・・なのに何故わざわざ助けた?』
「・・私が・・たった一人の人間が・・できる事など無に等しい・・だけど、『自分が助けられる存在』があるのなら・・たとえ、その後どんな事が起こるとしても助ける・・自分が守れたもの・・・それが自分が生きた証なのだから・・・」

いおり♪10/16 20:31:542202cffTwLnixmzc.||102
ルシファーはボロボロになった体で息が絶え絶えになりながらも口を開く。
「それに・・・今、貴方がそんな事をすれば・・辛い思いをする人がいるんですよ」
『・・・たわごとを・・・』
一穂は剣を高く振りかざす。
「・・・!?止めるんじゃ!一穂ちゃん!!」
そのまま、剣は倒れているルシファーに向かって振り落とされる。
「・・・!?」
村長は思わず目をつむる。彼には何が起こったか分からなかった。肌に感じるのは、さっきからずっと後ろに燃えていた炎の熱さを感じなくなった事だった。村長は恐る恐る目を開けてみる。見えてきたのは、一穂が振り落とした剣先がルシファーの胸に数ミリ離れて空中で止まっている光景だった。

いおり♪10/16 20:32:292202cffTwLnixmzc.||430
「・・・お・し・しょう・・様?」
一穂の頬に一筋の水滴が流れた。
「か・・・ず・ほ・・・さん・・・」
ルシファーがゆっくりと絶え絶えになりながらも口を開く。
「・・・お師匠様!!?どうして・・・こんな事に・・・私・・・わたし・・・」
一穂は自分が持っている剣を見つめた。血がぽつぽつと雨のように流れ落ちていた。
「か・・ずほさん、貴方は・・・何も悪くありませんよ」
ルシファーはにっこりと笑った。いつも彼が彼女にそうしていたように・・・

いおり♪10/16 20:32:492202cffTwLnixmzc.||576
「いや・・・いやあぁぁぁぁぁ!!」
一穂はその場に倒れた。どうやら、気を失ったらしい。
「・・・・」
ルシファーもそのまま気を失ったようだ。
「大丈夫かね!?ルシファー君!一穂ちゃん!?」
村長は大急ぎでルシファーと一穂を背負い、炎で黒こげとなった部屋の入り口をくぐり抜けた。

いおり♪10/16 20:33:292202cffTwLnixmzc.||489

「う・・ううん・・・」
一穂はある一室のベットの中で目を覚ました。一穂は眠い目をこすりながら体を起こす。
「ここは・・・?一体何が起こったんだっけ?」
「ここは村長の家の中ですよ」
ふいに一穂の横から優しい声が聞こえてきた。
「あ、お師匠様?なんでここに・・・・あっ!」
一穂は蜂に突付かれたかの様に飛び上がった。
「お師匠様!怪我は平気なんですか!?」
一穂はルシファーの肩を心配そうな目で見た。ローブの下から包帯が見え隠れしていた。

いおり♪10/16 20:33:452202cffTwLnixmzc.||20
「大丈夫です。何ともありませんよ」
ルシファーにこりと笑って見せた。
「・・・・」
一穂はその笑顔を見ても元気にならず、うつむいてしまった。
「どうかしたんですか?一穂さん」
「私のせいで・・・お師匠様に怪我を・・・」
「・・・本当にそう思うんですか?」
「だって、私が負わせたんですよ!?」
一穂はルシファーの方にはっきり顔を向けて言った。その目には涙が溜まっている。

いおり♪10/16 20:33:592202cffTwLnixmzc.||116
「・・・貴方はあの剣に・・・魔剣に操られていただけです」
「でも、それは私が勝手に村長さんの家に行って・・・」
「それは私の責任です。もっと早く魔剣の存在に気づいていれば、一穂さんにこんな苦しい思いをさせずに済みました」
ルシファーは部屋の窓の外を向きながら、ぼぉっとしならがら言った。
「そう・・・もっと早く気づくべきでした・・・何よりもこの私が近くにいたのですから。それに・・・」
ルシファーは一穂の方を向く。
「それに、貴方に・・・例え操られていたとしても、人を殺さるわけにはいきませんでした・・・もしそうなれば、私は一生後悔していることでしょう」

いおり♪10/16 20:34:112202cffTwLnixmzc.||81
「お師匠様・・・」
二人の間に沈黙が訪れる。しばらくして、一穂が思い出しかの様に口を開く。
「そういえば・・・その魔剣はどうしたんです?」
「またあの箱の中に入れてあります。今封印するのは危険ですからね」
「危険・・・?」
「ええ・・・もう少し体が回復するまでは魔術は使えないんです」
お師匠様は複雑な顔をしながら私の顔を見た。
「あ・・・私が負わせた傷のせいでですね・・・?」
一穂は再びうつむいてしまった。

いおり♪10/16 20:34:242202cffTwLnixmzc.||25
「気に病む事は無いと言ったでしょう?しばらくすればすぐにでも完治しますから」
「でも・・・」
「今日はもう寝なさい。色々あって疲れたでしょう?」
「・・・はい」
一穂はそれ以外何もいえなかった。そのまま一穂が横になると、ルシファーは音を立てずに部屋から出て行った。
「・・・・」
一穂は静かに目を閉じた。

いおり♪10/16 20:34:352202cffTwLnixmzc.||898

 ルシファーが部屋から出てくると、村長が部屋の外で待っていた。
「どうかしました?」
ルシファーは村長に声を掛けた。
「一穂ちゃんの容体はどうかの?」
村長は心配そうに部屋のドアを見つめた。
「大丈夫そうですよ。しかし、今は疲れているようなのでそっとしといてあげてください」
「うむ、それで君の肩の具合はどうなのかね?」
「・・・まだ魔術が使えるほどではありませんが、少しづつ回復してきています」
「そうか・・・」
村長は少し困惑したような顔をしながらあいづちを打った。

いおり♪10/16 20:34:482202cffTwLnixmzc.||285
「まだ、何か聞きたい事でも?」
「あ、ああ・・・その・・・君と一穂ちゃんを操っていた魔剣の事なんだが、何か知り合いの様な口ぶりだったのでな・・少し気になってしまってのう・・・」
ルシファーは何も喋らない。ただ、村長を見据えているだけだった。
「いや・・・何でもないんじゃ。すまんのう変な事を聞いて・・・良く考えても見ればそうじゃ、1000年もの間姿を見せなかった伝説の魔剣が君と関係があるはずもありゃせんて」
村長は笑いながら言った。少し作り笑いっぽかったが・・・
「・・・村長」
ルシファーは何かを吐き出すかのように切り出した。

いおり♪10/16 20:35:92202cffTwLnixmzc.||208
「・・・なにかの?」
村長はルシファーの深刻な顔を見て、村長自身も真剣な面立ちで聞いた。
「実は・・・」
                     ドンドンドンッ!
ルシファーが何かを言いかけたその時、村長の家の玄関のドアを叩く音が聞こえた。
「村長!!!大変です!!」
どうやら、村の青年がやってきたらしい。必死に声を張り上げている。村長はあまりにも急だったので少し戸惑いながらも玄関に足を運ぶ。
「ええい、なんじゃ騒々しい・・・」
村長がドアを開けると汗だくになっている青年が立っていた。どうやら、ここまで走ってきたらしい。

いおり♪10/16 20:35:222202cffTwLnixmzc.||866
「村長!!」
青年が叫び声に近い大声をあげる。村長もルシファーもこの慌しさは尋常じゃないと思った。村長の家の外では村の皆が今にもパニックに陥れそうになっていたからだ。
「一体何があったんじゃ?」
「この村の西に・・・・『死神の森』が出現しました・・・」
青年は絶望的な顔になりながらも言葉を吐き出した。
「なに!?」
その言葉を聞いた村長は顔面蒼白になった。

いおり♪10/16 20:35:492202cffTwLnixmzc.||311
―『死神の森』―ある一説では魔界の入り口だとも言われているが、実際の所はっきりした事は分かっていない。分かっている事といえば、突然、人がたくさんいる村や町の近くに正真正銘の森が現れ、「死神」と呼ばれる何かが次々に人を襲うことだけである。物理攻撃が全く効かないため、魔術師がいない町などに現れた場合、その町はほぼ壊滅状態に陥るらしい。一度だけ助かった事がある町があって、そこは魔術特設本部が設置されている町だったらしい。大勢の魔術師が一斉に死神達を滅ぼしていくと、「森」は姿が消え、跡も残らなかったと言う。

いおり♪10/16 20:36:52202cffTwLnixmzc.||244
「・・・そんな・・・この村はお終いじゃ・・・」
村長はがっくりとうなだれた。その一部始終を見ていたルシファーは村長の玄関をくぐりぬけ、夕日に向かって歩き出した。
「ルシファー君!?どこに行くんじゃ!?」
村長が慌てて、ルシファーをひきとめようとする。
「西の森にです」
ルシファーはゆっくりと振り向きもせずに答えた。
「まさか・・・その怪我で森の死神と戦うつもりじゃあるまいな」
「・・・私がいかなければ、どちらにしろこの村は壊滅ですよ」
「・・・分かった。わしはもう何も言わん。だが、これだけは言わしてもらう・・・」
村長は何か意を決した様だ。真剣な顔で口を開く。

いおり♪10/16 20:36:292202cffTwLnixmzc.||96
「わしも一緒に戦わせてもらう」
「村長!?」
村の青年が思わず声をあげる。
「何言ってるんですか!?そんなの危険ですよ!」
「ええい、村が大変な時に危険も何もいっておれんだろう」
「駄目ですよ。貴方も分かっているはずです。奴らには物理攻撃は全く効かないんです。奴らを滅ぼすとしたら・・・それは魔術のみ・・・」
そう言ってルシファーは夕日の方向に歩いていってしまった。
―あと・・・奴らを滅ぼす方法があるとすれば・・・もう一つだけ・・・だが駄目だ。あれは危険すぎる・・・―

いおり♪10/16 20:36:512202cffTwLnixmzc.||758
ルシファーは村の西に大きな森が生い茂っているのを見た。とても、さっきまで何も無い平原があった場所だとは思えなかった。ルシファーが森のすぐ近くまでやってくると森の中から死神が一匹現れた。まるで大釜を持ったどくろの幽霊のようだ。
「もう出てくるんですか・・・貴方達にしては早いですね」
ルシファーは死神にまるで旧友に話しかける様な口調でつぶやいた。
『キキキキキッ、おおっと・・・イービル=バスター様のお出ましか・・・』
死神がガイコツのような口をカタカタ動かしながら喋りだした。そうしている間にも森の中から次から次へと死神が現れていた。

いおり♪10/16 20:37:202202cffTwLnixmzc.||590
『キキキキキキッ!!まずは貴様を殺してやる!』
死神達がルシファーに一斉に襲い掛かってくる。もはや、逃げ場何処にもない。
『ホーリーランス!』
ルシファーが呪文を唱えた。目に見えない程の速さで口が動いている。無数の光の矢が現れ、死神達を次々と殲滅していく。だが、ルシファーの肩から血があふれ出してきた。
「ぐっ!?」
ルシファーは少しよろめいた。

いおり♪10/16 20:37:352202cffTwLnixmzc.||427
―これ以上の魔術は体に負担が大きすぎる・・・しかし・・・―
『アークエイド!』
ルシファーは再び呪文を唱えた。地面が大きく盛り上がり、森を根っこから倒していく。
―まだ・・・奴らは現れるはずだ・・・私が倒れるまでに何とか森を・・・―
ルシファーは力の限りに呪文を唱え続けた。

いおり♪10/16 20:40:362202cffTwLnixmzc.||710
長いですね〜いつになったら終わるんでしょうかこの話。でも頑張って書きます。
皆さんの応援がこの物語の原動力ですw

流光10/17 19:27:336120cfkaPr8dDw1Sg||74
頑張ってください〜^^見てますよ〜^^

いおり♪10/18 22:12:442202cffTwLnixmzc.||41
再び応援ありがとぉございます!本当に嬉しいです!レスくれるのはとっても嬉しいですw

弥月10/19 18:39:552194cfHbfHKdEaBLw||375
うはぁwもう十一話ですか^^
ここまで来たのなら一回ぐらいは感想を書かないと
バチがあたる・・・・(ぇ
一穂にはそんな過去が・・・
「またあの夢」といっていたのはコレのことでしたか^^

これからも頑張ってください^^

弥月10/21 17:8:142194cfHbfHKdEaBLw||413
十一じゃない・・・十二・・・
というか気づくの遅!・・・w書いたの二日前w

いおり♪11/27 21:56:522181cfMPID9/JPYO2||125
感想ありがとぉございます!そうなんです。「またあの夢」っというのはこのことなんですー
最初から読んで頂きとてもうれしいです。
あと、返信遅れてすみません


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