3298 | 「正義の聖魔騎士」第6章!! | おぐ | 10/18 16:17:2 | 2191cfXughLmN6qcY |
久しぶりです〜 今章は・・・またまた新キャラがでてきます>< 楽しみにご覧下さい♪ |
おぐ | 10/18 16:18:11 | 2191cfXughLmN6qcY||397 | ||
第6章 キャッキャと騒いでいる私たちの背後に黒い影が・・・ 「そこまでだ!!!」 ??私たちは一斉に振り返る。何事かと。 「我が名はリコーゼ・ダンブルー!王の命令により、おまえを殺しにやって来た!!」 『王・・・?』 クリヌンティとギットが、どすの効いた声で言う。 「落ち着いてっ!」 すかさずラインが押さえる。 |
おぐ | 10/18 16:19:4 | 2191cfXughLmN6qcY||40 | ||
「王が私に何の用?用があるのはこっちの方なんだけど。」 「はっ!あるのは殺す用だけだ!まぁ、今ここで王のもとへ行かぬと誓えば見逃してやろうぞ!」 なにこいつ。勝手に一人で喋ってる。 あーそうか。 「あーなるほど。王もあんたも、私を恐れているのね。伝説の騎士だものねぇ。」 「何!?そんな事あるか!恐れているのはそっちだろう!」 「どこがよ!」 「王だぞ!?王は強く、怖いだろう!」 |
おぐ | 10/18 16:19:44 | 2191cfXughLmN6qcY||303 | ||
「・・・怖くなんかないわ!強さなんて関係ないわ。私たちは戦争を反対してる。王が怖くて何ができるって言うの!」 「強がりだ!」 隙間なく相手も返してくる。 こうなったら意地でも言葉で勝ってやる!見守る4人をよそに、私は徹底的に脳に集中した。こういう時は脳でしっかりと言葉を考えるのよ!噛んだらお終いなんだからっ! |
おぐ | 10/18 16:20:0 | 2191cfXughLmN6qcY||417 | ||
「戦争なんて、最低のする事よ!王は馬鹿だわ!ただの馬鹿よ!」 「おまえ!王に向かって・・!許さぬ・・・!!」 リコーゼは腰の剣を抜こうとした。 「剣は抜くなぁ!!!」 私はすかさず叫ぶ。 「剣での勝負をるつもりはないわ!」 「はっ!やはり怖いのだろう!!」 「ふっ・・・まさか!私は戦わない。戦うのは心よ!心で戦うの。戦争を反対している者が戦争なんてしない。」 |
おぐ | 10/18 16:20:23 | 2191cfXughLmN6qcY||324 | ||
「なんとでも言うがいいさ。とにかく、今すぐ王のもとへ行く事をやめろ。やめなければ、おまえを殺す!」 「あんたに私は殺せない。そのまえに、リコーゼさん?お願いがあるわ。伝言よ。王に伝えて。」 「何ぃ!」 ついにリコーゼは顔を真っ赤にして、腰の剣を抜ききった。 (馬鹿め・・・。) さっとギットが出てきて、私の前へ来た。 「ギット・・・」 「おまえがそのまま、泉を殺そうとするならばおまえの死は決まったも同然。その前に、今おまえが剣を抜いた時点でおまえの負けだ。」 |
おぐ | 10/18 16:20:50 | 2191cfXughLmN6qcY||677 | ||
「何を言う。戦うのはおまえとではない、サナイ族よ。そこをどくがいい。」 「泉は、このサナイ族に勝った者ぞ。サナイ族は強いものを守るべきもの。そして、今おまえと泉がやっていたのは言い合いだ。そこで剣を抜くなど・・・。自分で負けを認めたようなものではないか。」 「・・・っ・・・」 |
おぐ | 10/18 16:21:30 | 2191cfXughLmN6qcY||523 | ||
ふぅ。 私は思わずため息をついてしまった。 「いいよ。ありがと、ギット。リコーゼさん、私が負けた事にしても良い。けど、できれば引き分けだったという事にはならないかしら?」 「・・・何?」 「・・・。私は死ぬつもりもないし、あなたと戦うつもりもない。そこは変わらない。で、せっかく王の家来であるあなたに会ったわけだし、王への伝言を頼みたいの。」 「・・・私は折れるつもりはない。私が勝たなければならないのだ。」 王への忠誠心か・・・。きっと私が怖いのに。きっと、震えているだろう。それでも、王のために、立ち向かう。それは、とてつもない精神力が必要。 |
おぐ | 10/18 16:22:43 | 2191cfXughLmN6qcY||855 | ||
これほど私と言い合っても、私の強さや、仲間の強さがわかっても、「戦う」と。 「わかった。負けた事にして。けど、私が死んだ事にしてもらっちゃ困るわ。何を言っても良いから・・・そうね、私が必死で命乞いをしたとでも言ってよ。だから、伝言を。」 「良いだろう。言え。」 「これは、宣戦布告。王よ、待ってなさい。必ずあんたんとこへ行って、戦争なんかやめさせる。だから、待ってなさい。使いを出すなんて卑怯な事すんじゃないわよ!」 「終わりか。ならば行くぞ。・・・最後に一言言っておく。王は負けない。偉大だからな。王には誰もが従うのだ!」 「ふん。関係ない。何度も言わせないでよ。私は伝説を起こすわ!」 |
おぐ | 10/18 16:23:13 | 2191cfXughLmN6qcY||29 | ||
何も言わず、リコーゼは去った。 「泉・・・」 「何?ミルキャニー?」 心配そうな顔をして、ミルキャニーが私の顔を覗き込んだ。 「例えあなたがどうなろうとも、私はあなたについてく。今決めた。」 「何よ。・・・・・ありがと。」 「私も。」 クリヌンティが。 「私もです。」 ラインが。 「もちろん俺もだ。」 ギットが。 |
おぐ | 10/18 16:23:41 | 2191cfXughLmN6qcY||769 | ||
皆・・・。なんで、ここには戦争なんてあるんだろう。なんでそんなもの・・・。こんなにも優しくて、温かい人々がいるのに。王は、一体何のために・・・? 何故か涙が出てきそうで、くるりと皆に背を向けた。 「皆。ありがとね。・・・さ、行こ!まだまだ王の城にはつかないよっ」 私はずんずん歩き出した。 皆の追いかける足音が聞こえる。 王。私は絶対負けないから。皆の信頼を裏切るわけにいかないし。だから、私は伝説を創る! |
おぐ | 10/18 16:25:11 | 2191cfXughLmN6qcY||856 | ||
はい。泉の決意が高まったところで、第6章は終わりですにゃ。 感想などなどたっくさん待ってまーす☆☆ |
モーダ | 10/19 18:38:45 | 2181cfcEMd9mcTMT6||390 | ||
初めて感想書かせてもらいます3章あたりから見させていただいてます 今回も面白く七章がとても楽しみです^^がんばってください^^ |
華奈 | 10/19 19:22:39 | 2102cfXbQ7HfLWz7g||779 | ||
こんちゃぁ〜^^ 面白かった〜!! 最後、皆が「ついていく」っていったとこがいいっ!! 泉ちゃんも心強いだろうね^^ でわでわ、次も楽しみにしております♪ |
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