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3360アネモネの恋遥☆10/24 18:47:452206cfYcp8VcwHoeY
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花束
彼氏が交通事故で記憶喪失になりました。
勿忘草を通した恋物語


遥☆10/24 18:48:232206cfYcp8VcwHoeY||903
      アネモネの恋

    

遥☆10/24 19:6:542206cfYcp8VcwHoeY||930
「わぁ、アネモネだぁ。」
双子の妹・エマが言った
「ふぅん。アネモネって言うんだ」
「うん、綺麗よね。結構高いんじゃないの?」
「うぁ、アンリじゃん」
「呼び捨てしないでぇ」
「あれ?そのスカートこの前買ったヤツじゃん」
「アンリーッ」
「樹!早いし!」
「ほっほー?頑張ってね!」
「もぅ。うるさいな」

いいなぁ、アンリちゃんは。素敵なパートナーが出来て・・・

遥☆10/24 19:11:222206cfYcp8VcwHoeY||858
「あいたたた・・・」
「エマどしたの?」
「そこで転んじゃって・・・大丈夫だったかな?」
「何が?」
「男の子とぶつかっちゃったの。」
「ふぅん。ほっとけば大丈夫じゃない?」
「適当なんだからァ」

遥☆10/24 19:21:202206cfYcp8VcwHoeY||127
緑ヶ丘中学校

「今日は転入生を紹介します。諏訪君入って」
「こんにちは」
「それじゃあ諏訪君は澤近美佳さんと志波詩音さんの間に座ってね
 皆仲良くしてあげてね」

「諏訪君って可愛いよねぇ〜☆」
「えぇ?小さいじゃん美佳神経おかしすぎ!」
「あんたがでかいのよ。諏訪君145センチでしょ。ぱっと見」
「ねぇ」
「ん?何びっくりするじゃん」
「昨日ごめん。ケーキまでもらっちゃって」
「は?」
「昨日ぶつかったじゃん・・・だからごめん」

あ・・・諏訪君あたしとエマ間違ってる。まぁいいか・・・

遥☆10/24 19:39:182206cfYcp8VcwHoeY||625
「気にしないで別いいよー!」
「うん。ごめん」

エマ優しいなー!ケーキあげたんだ。
「うわッ・・・」
「エナ!」

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「ふぁ、諏訪君」
「何倒れてるんだよ」
ふぅん?カッコいい。ヤバイ惚れたかも♡

遥☆10/24 19:44:12206cfYcp8VcwHoeY||71
「信濃ーホウキ直してぇー」
「OK姉貴ィ」
「姉貴?」
「あぁ、こいつ俺等のリーダー。姉貴なんだ」
「変なの。」
「あんたも子分!すぅくんね!」
「すぅくん・・・で?子分何人?」
「信濃でしょ、藍野、澤田、高杉、本居、元町、片瀬、あと・・・」
「まぁこのクラス全員かな。」
「姉貴のお陰でクラスまとまるしさー」
「あははッ本居いいこというじゃん?」
「あはははは・・・」

遥☆10/24 19:55:192206cfYcp8VcwHoeY||351
「信濃ーかえるぞぅ」
「え。中舘と帰るの?」
「あぁ、清水と片瀬となー俺ら幼馴染だし」
「俺もいいー?」
「うん。いいよー」
やった!すぅくんと帰れるッ!
「お前の家ここ?きれいじゃん」
「エナーおかえりぃ」
バーバリーのワンピースに白いセーターを羽織ったエマが出てきた。
「羽々田女子早かったね」
「うん、あ。この前の子!」
「え・・・?」
すぅくんの顔が思いっきりこわばった

遥☆10/24 20:52:112206cfYcp8VcwHoeY||101
***次の日***
「ぎゃははーッまじでぇ?!」
「いろは、どうしたの?」
隣のクラスの情報屋倶楽部いろはの咲葉いろはが来ていた。
「エナ旦那じゃないですか!実はねぇ〜エナ旦那の妹のことが好きな人がいるんでやんすよ」
いろはは趣味?らしく江戸語で喋る
「誰?誰?」
「んーあっしがばらしていいのかはわからないんですかねぇ」
「って信濃にばらしてたじゃない」
「あははッばれちゃいました? まっ転入生の諏訪隆介らしいんすよ〜」

何ィ・・・?!

遥☆10/27 18:48:112206cfYcp8VcwHoeY||887
「信濃、一緒に帰ろうってドウイウコト?何か大事なお話でも?」
「ん、大事といったら大事。大事じゃないといったら大事じゃない」
「ふっ。うけるねアンタ」
「そう?」
「でさ・・・」
「うんうん」
「俺さ・・・」
「うん」
「事さ・・・」
「ん」
「好き・・・」
「・・・!」

遥☆10/27 18:54:212206cfYcp8VcwHoeY||865
「ごめん。。。あたし実は諏訪君のことが好きなの・・・
 別に信濃が嫌いなわけじゃないよ!でも信濃は兄弟みたいな存在だったし・・・
 大切に思ってた!でも・・・」
「でも・・・諏訪よりは好きじゃないって?」
「諏訪の好きと信濃の好きは違うの!ごめん。。。ホントごめん・・・」
「もういいよッ!俺もそういう好きだったし♪ でもすっきりしたー!ホントの
 気持ち言えて。じゃッそういうことでバイバイ♪」

しなの・・・ないてた。。。
自然に涙が頬を滑り落ちていく。
こんな気持ち・・・ヤダ・・・

遥☆10/27 18:59:232206cfYcp8VcwHoeY||311
そうだ。。。泣いてばかりじゃ駄目。あたしも気持ちを伝えなきゃ。
「諏訪君ッ」
「んー?」
「あたしの家に来て!あげたい物があるの!」


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アネモネの花・・・花屋の娘なのに花が嫌いだったあたしの
唯一好きな花・・・諏訪君に上げる・・・

「諏訪君・・・これ。あたし世界で一番貴方が好きです」
「・・・・・」
「ごめんいきなり」
「・・・・ごめん・・・・俺お前の妹が好きなんだ。あの時優しい目をしてた
 お前の妹が・・・」

やだ。またエマ・・・エマはいつもあたしの好きな人の心を奪っていった。
もう死にたいよ。。。

遥☆10/27 19:8:482206cfYcp8VcwHoeY||790
「危ないッ」
何が起こったんだろう?
「・・・しなの?」
「馬鹿、あとちょっとでひかれるとこだったぞ」
「うん、でもひかれそうにならなかったら信濃来なかったでしょ?」
「ばーか」
「信濃。あたし見つけた」
「何を?」
「人生のパートナー。」
「え?」
「あたしの隣にいる人☆」
「お・・・おれ?」
「何?文句あるの?今決めたんだから。」
「じゃあ姉貴じゃなくてタメだな」
「いいや。私はあんたのお姉様よ。」
「け」


神様ありがとう。人生のパートナー。ずっとほしかったんだよ。
        ありがとうありがとう

沙璃阿10/27 20:44:426120cfy6N7kReU6RY||716
前作花束も読ませていただきました。
今回のも面白かったです。
エマと言えば私のクラスにもエマというあだ名の子がいますよ。
これからも楽しみにしています

遥☆10/28 10:17:232206cfYcp8VcwHoeY||946
返事ありがとうございます(*_ _)
次回作品もお楽しみに♪


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