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3453夜の月からの贈り物亜瑠華11/7 10:0:172227cfpjgSY.MTSRQ
はじめまして。亜瑠華と申します。現在中学2年生です。さて、そんな私が、ふとした思いつきなのですが、小説を書いてみようと思います。初めてなので、よく分からないのですが、読んでくれたら嬉しいです。ぜひ感想などもお願いします。

亜瑠華11/7 10:3:182227cfpjgSY.MTSRQ||513
主人公・・・由紀

その他・・・悠(ヴァンパイア)

   ・・・健一(由紀の幼なじみ)
   
   ・・・美奈(由紀の親友)

亜瑠華11/7 10:5:372227cfpjgSY.MTSRQ||331
私は、何度も思ったことがあった。

夜、闇の中に浮かぶ月は、寂しくないのだろうかと。

人は、誰でも闇を一番恐れるという。孤独感が迫ってくるから。

そんな闇の中で、たったヒトリで浮かぶ月は、寂しくないのだろうか・・・。

亜瑠華11/7 10:13:182227cfpjgSY.MTSRQ||751
「このペンダント、いつ見ても綺麗だよね。いいなぁ由紀。」

「見せて。」

「はい。」

「ホントだ、綺麗・・・。これ、どうしたの?」

「それがね、よく分からないの。小さい頃に誰かからもらったんだと思うんだけど、よく憶え

てないの・・・。」

「ふぅん。」

「それはそれで、謎につつまれてていいじゃん。このペンダントにぴったり。」

「そうかなぁ・・・。」

3人は、森の中にいた。とても静かで、小鳥のさえずりしか聞こえない。

亜瑠華11/7 10:23:52227cfpjgSY.MTSRQ||801
「いいなぁ、そんな宝物が由紀にはあって。」

「そうかなぁ?でも、このペンダントあかないんだよねぇ・・・。」

由紀が手にしているペンダントは、ロケットペンダント。西洋を思わせる模様が、全体にほど

こしてある。由紀は、気づいた時にはいつのまにかこのペンダントを首に下げていた。

ガサッ

3人は、同時に振り返った。


亜瑠華11/7 10:23:172227cfpjgSY.MTSRQ||247

「今、音したよね。」

「ああ。誰だ?こんなところに来るなんて。」

「やだ・・・薄気味悪いよ。ね、行こうよ。由紀、健一。」

「私、ちょっと見てくる。」

そう言って由紀は立ち上がり、音のする方へ向かった。

「ちょ・・・由紀!!危ないって。」

「そうだよ、もしけがでもしたらどうすんだよ。」

亜瑠華11/8 19:42:432227cfpjgSY.MTSRQ||226
「大丈夫よ。美奈と健一は先に帰ってて。」
「由紀!!ただでさえここには人は寄りつかないんだ。ここに来る人なんて怪しいに決まってるじゃないか。」
「・・・どうしてそう決めつけるの?」
「え・・・?」
「由紀・・・?」
「どうして見てもないし、話してもないのにそうだって決めつけるのよ。そんなのおかしいじゃない。ここに来る人は怪しい?それじゃあ、毎日ここに来てる私達はどうなるのよ。」
「ちょっと由紀、健一は心配して・・・」
「心配なんてしなくていい。先に帰ってて。」
「由紀!!」
止めようとする2人を振り払って、由紀は走った。

亜瑠華11/8 19:43:182227cfpjgSY.MTSRQ||983
↑すみません、詰めすぎてしまいました;;

亜瑠華11/8 19:48:222227cfpjgSY.MTSRQ||102
美奈と健一が、ここまで由紀を行かせまいとするのには理由があった。

3人が今いる森は、昔から『魔術の森』と呼ばれ、恐れられていた。とくに魔術師がいたとか

いうわけではないのだが、この森に入った人は皆気がおかしくなって帰ってくると言われてい

た。もう何年も前の話なのだが、未だに村人達は恐れて誰一人として立ち入らないのだった。

しかし子供達はそんなもの恐れもしない。だから3人はいつもこの森で遊んでいるのだ。ま

ぁ、たいていの子供は親に止められるのだが・・・。

亜瑠華11/8 19:50:12227cfpjgSY.MTSRQ||143
しかし、さすがに3人もあまり奥まで入る勇気はなくいつも入り口らへんで遊んでいるのだっ

た。そして、今由紀が走って行ったのは森の奥の方・・・。だから2人は必死になって止めた

のだった。

亜瑠華11/8 20:3:12227cfpjgSY.MTSRQ||100
「ねぇ健、帰ろうよ。私、怖い・・・。」

「ああ、そうだな・・・。でも由紀、なんであそこまで・・・。」

「うん・・・。」

「行こう、美奈。日が暮れないうちに。」

2人は由紀が行った方を気にしながら森をあとにした。

亜瑠華11/9 19:34:192227cfpjgSY.MTSRQ||6
その頃由紀は、だいぶ音の正体と近づいていた。

「ねえ、誰かそこにいるんでしょう?」

「・・・」

「ねえ、ちょっと待ってよ。」

由紀の前を進んでいた人物は動きを止めた。

「ねえ、いったい誰なの?」

亜瑠華11/9 19:36:22227cfpjgSY.MTSRQ||432
由紀は、さらにその人物に近づいた。

すると、その人物は振り返った。

男・・・の子・・・?

「なんだよ。」

「え?」

「まさかお前、俺を捕まえにきたんじゃないだろうな。」

亜瑠華11/10 19:29:522227cfpjgSY.MTSRQ||364
「え?」

「お前、ヴァンパイアハンターじゃ・・・。」

「ヴァンパイアハンター?」

「じゃなさそうだな。俺に何の用だ。」

「こんな森に来る人なんてめずらしいもの。あなた、どこから来たの?」

「俺はここに住んでる。ずっと前から。」

亜瑠華11/10 19:30:472227cfpjgSY.MTSRQ||600
「この森に?」

「ああ。」

「・・・一人で?」

「ああ、そうだ。」

「寂しくないの?」

「寂しいだと?そんなもんは感じねえ。」

亜瑠華11/10 19:32:422227cfpjgSY.MTSRQ||32
「あなた、名前何て言うの?」

「悠だ。倉本 悠。」

「悠・・・か。私はね、中森由紀っていうの。」

「ふん、俺には関係ねえ。用はそれだけか?」

「う・・・うん。」

「じゃあな。」

亜瑠華11/10 19:33:452227cfpjgSY.MTSRQ||171
「ちょ・・・ちょっと待って!!」

「なんだよ。」

「あなたのお家、行っちゃダメ?」

「なんで来る必要があるんだよ。」

「・・・とくに理由なんてないけど・・・。」

「まぁいい。ついてこい。」


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