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3457ゴブリン物語〜第八章〜「サイノシュアとの再戦」沙璃阿11/7 13:53:526120cfy6N7kReU6RY
魔術師を倒しに北の塔へ登ったゴブリ達。新しい仲間もできるが・・・。

ゴブア「今、何階?ずいぶん登ったような気がするけど・・・。」
ゴブリ「いちいち何階登ったかなんて数えてない。」
???「やっと来たわね。待ってたわよ。まあ、これからも頑張ってね♪」
拓也「その声は!サイノシュア?」
サイノシュア「そうよ。じゃあ、さようならー」
ユウキ「えっ!?」

沙璃阿11/7 14:1:116120cfy6N7kReU6RY||95
スポッ!なんとゴブリ達はサイノシュアの作った落とし穴に落ちてしまった。
しかも・・・。
落とし穴の底には剣が逆さにして立ててある!!
ゴブリ「このまま落ちると死んじゃうぞ!!」
ハキン「俺に任せろ!!」「△●×☆■」
ハキンが何かの呪文を唱え終わった時、穴の底の剣は、全部人形に変わっていた。
おかげでゴブリ達は死ななかった。

沙璃阿11/7 14:8:506120cfy6N7kReU6RY||940
ゴブリ「ハキン。お前の魔法で何とか助かったがどうやってここから抜け出す?」
落とし穴の上には鉄の板でふたがしてあり、落とし穴の周りにもツルツルの鉄の板が取り付けられていた。
ハキン「こんな鉄の板ぐらい・・・。」
ハキンの言葉が途切れた。
拓也「どうしたんだ?ハキン!」
ハキン「この鉄の板には魔法封じがしてある。」

沙璃阿11/7 14:13:156120cfy6N7kReU6RY||597
ゴブリ「ハキン。その魔法封じってのはいったいなんなんだ?」
ゴブリが聞くとハキンは説明を始めた。
ハキン「魔法封じってのは、魔法使いを殺す為に、ある大魔導師が作った呪文の一つだ。魔法使いは、捕まえても魔法ですぐに逃げ出す。だから逃げられないように、その魔法使いを捕らえている檻などにこの呪文をかける。すると、魔法封じをかけ られた檻はどんな魔法でも封じてしまう。」

沙璃阿11/7 14:21:596120cfy6N7kReU6RY||845
ゴブア「つまり、どんな魔法を使ってもここからは抜け出せないと言う事?」
ゴブアが聞いた。
ハキン「絶対にとは言い切れないが、抜け出せない可能性が高い。」
ハキンのこの言葉を聞いてしばらくの間はみんなシーンとなってしまった。
「魔法」を使って抜け出すいう望みも絶たれてしまったからだ・・。
その沈黙を破ったのはゴブリだった。ゴブリはみんなの前に短刀が入っている袋を出した。

沙璃阿11/7 14:27:526120cfy6N7kReU6RY||655
そして、自分が袋の中から短刀を二本取り出すと短刀を鉄の板に引っ掛けて登り始めた。
ユウキ「俺達も、ゴブリに負けないように登るか!!」
そして、ユウキ達も袋から短刀を二本ずつだすと短刀を板に引っ掛けて登り始めた。
しかし、皆、少し登っては滑り落ちるばかりで、なかなか進まない。
何時間やっても進まないので、皆とうとう短刀を放り投げてしまった。
すると、ゴブアは、皆が投げ出した短刀を拾い、皆の前に差し出した。

沙璃阿11/7 14:31:496120cfy6N7kReU6RY||952
ゴブリ「ゴブア?」
ゴブア「私はあきらめないわよ。何度失敗しても。」ゴブアは毅然として言った。
ゴブアの言葉に勇気づけられ皆は滑り落ちないようにいろいろと工夫し始めた。
そしてついに・・。
ハキン「やったー!」
ついにハキンが鉄の天井の真下まで登った!
ハキンが登りきると皆次々に、天井の真下まで登りきった。

沙璃阿11/7 14:40:446120cfy6N7kReU6RY||538
そして、ハキンが魔法で木の板を出してその木の板を魔法で吊るした。少し揺れるが、つり橋のようになりその日は皆そこで休んだ。
次の日・・。
ゴブリは気になっていたことをハキンに聞くことにした。
ゴブリ「ハキン、この板には魔法封じがされているから魔法をかけられないって言ったよな。でも、昨日は、ちゃんと魔法を使ってこんな風にしたじゃないか。」
ハキン「魔法封じってのは、呪文が掛かったものしか魔法を封じられないのさ。」
ハキンにこう言われてもゴブリにはさっぱり意味が分からなかった。

沙璃阿11/7 14:45:46120cfy6N7kReU6RY||355
ゴブリの顔を見ていたハキンは、実践しながら説明を始めた。
始めに、プチファイアで下にあった人形を少し燃やした。次にもう一度プチファイアをすると、炎を壁にぶつけた。しかし、壁は、どうにもなっていない。壁に触れてみても冷たいままだった。
ハキン「つまり、呪文の掛かったものに魔法をかけても効かないが、それ以外の物になら効くと言うことだ。」
これで、ゴブリも意味が分かった。

沙璃阿11/7 14:53:236120cfy6N7kReU6RY||270
拓也「さてと、あとはこの鉄の板をのければ外に出られると言うことか。」
拓也が言った。
ゴブリ「鉄の板は皆で上に押し上げれば簡単に開く。問題は見張りだ。あのサイノシュアの事だから、きっと見張りをつけているだろう。」
と、ゴブリ達の耳にアナウンスが聞こえてきた。
「ピンポンパンポン♪見張り交代の時間です。見張り交代の時間です。今見張りをしている人たちは休憩場へどうぞ。」
ゴブリ「聞いたか?今が見張り交代の時間らしいぞ。」

沙璃阿11/7 14:59:166120cfy6N7kReU6RY||536
しかし、そう甘くはなかった。
ゴブリ達の耳に聞こえてきたのは、昨日とは違う番兵の声だった。どうやら一瞬で交代したらしい。実はゴブリ達は油断できないと言うことで普通なら5〜6分間かかる交代を一瞬で交代できるようにこういう手を打たれていたのだ。
見張り交代の時間より十分前にゴブリ達の落とし穴を見張る番兵を待たせておき、アナウンスが流れる2〜3分前にはもう、今までの番兵と一緒に見張りをさせておいたのだ。

沙璃阿11/7 15:1:436120cfy6N7kReU6RY||732
そして、アナウンスが流れ終わった時に今までの番兵は休憩所に行く。これなら、1秒のすきもなく完璧にゴブリ達を見張ることができる。
しかし、ゴブリ達はどうしてそんなに早く番兵が交代できたのか分からずにただ、ポカンとしていた。

沙璃阿11/7 15:57:96120cfy6N7kReU6RY||287
しばらくして、ハキンが魔法で錐をだした。
ユウキ「どうするんだ?そんなもの」
ハキン「この錐は、鉄にでも穴をあけられるはず。この板に小さな穴を
あける。そしてその穴から俺が魔法で番兵達に魔法をかける。そして、番兵達をやっつけるか、操るかしてここから脱出する。」
拓也「なるほど!!」

沙璃阿11/7 15:59:316120cfy6N7kReU6RY||454
早速、皆交代で穴を開け始めた。
1時間後
小さな穴が開いた。
ハキン「◎&★бЩ」
すると、外の番兵達が鉄の板を動かし、ゴブリ達を出してくれた。」

沙璃阿11/7 16:3:386120cfy6N7kReU6RY||989
一同「やったー!」
???「喜ぶのは、私を倒してからにしなさい!!」
なんとゴブリたちの目の前にサイノシュアが立っていた。
サイノシュア「番兵を操ってここから出てくるとはたいしたものね。でも、私と勝負して勝てるかしら?」
と、サイノシュアは暗殺者のナイフ(風邪ぴのこが落としたもの)を出して、ゴブリ達に向かって来た。

沙璃阿11/7 16:6:446120cfy6N7kReU6RY||213
ゴブリ達も応戦するがなかなか勝てない。
やがて、ゴブリ達に疲れが見え始めた。しかし、サイノシュアは一向に疲れる様子がない。やがてゴブリ達は追い詰められた。みんな疲れきっていた。ゴブリ・拓也・ユウキは、剣を振るスピードが遅くなり始めた。しかし、サイノシュアの暗殺者のナイフをふるスピードは全く変わらない。

沙璃阿11/7 16:27:66120cfy6N7kReU6RY||161
サイノシュアがゴブリ達にとどめをさそうとしたときゴブリ達はサイノシュアの額に§のマークがあるのを見てしまった。§のマークは、滅ぼされたと言われている伝説の一族のマークだったからだ。その一族は、男でも、女でも5歳のときから剣の修行をさせる一族で、伝説の騎士(女騎士)などがその一族からたくさん出ているという事だった。

沙璃阿11/7 16:30:356120cfy6N7kReU6RY||741
ゴブリ「あのマークは不死鳥族のマークだ。」
拓也「どうりで強かった訳だ。」
ゴブリ達が迫ってくるサイノシュアのナイフを見まいと目をつぶった時、突然、サイノシュアの悲鳴が聞こえた。ハキンが、操っていた番兵達にサイノシュアを攻撃させたのだ。そして、サイノシュアはゴブリ達が入っていた落とし穴に落とされる羽目になったのだった。

沙璃阿11/7 16:31:406120cfy6N7kReU6RY||739
ゴブリン物語第八章〜完〜

サイノシュア11/7 21:52:52101cfAf3SArhU8jk||74
お疲れ様です♪

私は操られた番兵に落とされてしまったようで・・・・
ということは死んじゃったのかな・・・?
それはともかく続き頑張ってくださいね〜。楽しみにしてマス。


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