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3525風吹くとき弥月11/17 16:20:122194cfHbfHKdEaBLw
一部一話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3024.html
一部二話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3048.html
一部三話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3072.html
一部四話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3094.html

ニ部一話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3125.html
ニ部ニ話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3149.html
ニ部三話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3175.html

弥月11/17 16:20:242194cfHbfHKdEaBLw||931
二部四話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3206.html
二部五話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3234.html
二部六話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3272.html
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二部十話 http://chibifantasy.com/bbs/t12-3461.html

弥月11/17 16:25:422194cfHbfHKdEaBLw||36
暴れだした男、
そいつの名は・・・なんでしょうかね?(キクナ
あとがきを書くまでに考えておきましょうw
そんな奴なんですよ。あの男はw

そんなことで、あの男の名前を知りたい人も
別に知りたいと思わない人も、
というかこのスレ開いた人、最後まで読んでください。
お願いしますw
そして気に入ったら一話から読んで、
この作品が終わるまで付き合ってやってくださいw

弥月11/17 16:26:552194cfHbfHKdEaBLw||188
二部十一話 【騒ぎ×騒ぎ×騒ぎ】

暴れだした男により、観客席は大混乱。
警備員数人が、男を止めようと頑張るが、男は殴る、蹴る、
噛みつくなどの抵抗をし、なおも暴れ続ける。
観客席に居る数人の者がそれを面白がって見、
また数人の者が「俺も俺も」と言わんばかりに暴れだし、
それを止めようとまた数人の観客が騒ぎ出す。
のこりの観客は、逃げるかとばっちりを受けているか、だ。
風花とリンネはとばっちりを受けている者の「さらに」とばっちり
を受けていた。

弥月11/17 16:28:552194cfHbfHKdEaBLw||591
それは何かというと、とばっちりを受けた数人の観客が切れ、
災難を飛ばした張本人からは逃げ切るものの、かわりにとばっちり
を受けた観客から物を投げつけられるや怒鳴られるやしているのだ。
「うわ〜痛いしうるさいし、これもウィンと
クレシアが一歩もごかないせいだ〜!!」
そう風花は怒鳴るが、それでこの騒ぎが収まるでもなく、またも
誰かが投げた・・・・今度はついに切れた警備員が投げたナイフ(刃物の持ち込みは
警備員以外してはならない)が、刃を向けたまま風花へと飛んでくる。

弥月11/17 16:29:412194cfHbfHKdEaBLw||823
「フーカさん!!危ない!」
「え?・・・うっわ!」
リンネがナイフに気づいたときはもう遅く、
ナイフが風花の腕へ・・・
  カキーン!
鉄と鉄とが激しくぶつかる音が、風花のそばで高く響く。
その音に、いままで騒いでいた観客達と警備員が一瞬静まる。


弥月11/17 16:30:32194cfHbfHKdEaBLw||525

一瞬、だけ。

弥月11/17 16:30:452194cfHbfHKdEaBLw||664

風花へ一直線へ進んだナイフは、ウィンが素早く反応し、
剣で叩き落した。
「・・・・いつの間に・・・」
呆然としている風花に、ウィンは
「これだけ騒いでいたら、いくらなんでも来るだろう」
こう、呟くだけだった。
騒いでいた観客達は、この騒ぎの原因であるにも関わらず、
当の本人がくるとサインやらなんやらで、違う意味の
「騒ぎ」をおこした。

弥月11/17 16:31:372194cfHbfHKdEaBLw||240
どう対処していいか分からず、されるがままなウィンをほっぽりだし、
クレシアはそそくさとその場から少し離れる。
その顔は、ニタニタと笑っている。
「クレシアさん?」
それをそばにいたリンネはいち早く気づく。
「あいつなぁ、あんな素っ気無く言ったけど、あんたも、あのチビちゃん
のことも、実はすっげぇ心配してたんだぜ」
「え?」
「いきなりここが騒ぎ出しただろ?そのときな、一瞬だけど
ここを見ながらすげぇ心配そうな顔したんだ」
「ふへぇ?!」

弥月11/17 16:32:212194cfHbfHKdEaBLw||364
無感情、無表情なウィンを知っているが故、そんなクレシアの
言葉には変な声を出してしまう。
「な!やっぱ驚くよな!アイツにも心があったかと思うと・・・
最初あったときロボットかと思ったぐらいだし・・・・」
カッキーン!ゴン
高い音と鈍い音。両方がたった数秒のうちにおきた。
「いってぇ・・・・なにしやがんだ!」
「俺はまぎれもなく人間だ」
クレシアのもっていた剣を自分の剣を使って遠くまでふっとばし、
そして剣の柄でウィンはクレシアの頭を殴った。

弥月11/17 16:38:262194cfHbfHKdEaBLw||371
クレシアが大きな声を出した部分は
「な!やっぱ驚くよな!」
の所だけ。しかし、観客の騒ぎの中でもそのクレシアの
「自分に対する悪口」をウィン聞き逃さず、
「心があったかと思うと・・・」
から最後まで聞いていた。
「地獄耳め・・・・」
ゴォン!
もちろん、こんな至近距離ならばそんなクレシアの呟きも聞き逃さず、
先ほどよりも鈍い音が周りに響いた。

弥月11/17 16:45:412194cfHbfHKdEaBLw||762
「ぐっ・・・・・」
頭を抱えてうずくまっているクレシアの顔は、今、涙目だ。
「あれは思いっきりやった音だ・・・痛そ〜」
そんな風花も先ほどの騒ぎにより受けた右膝の傷
から血が出ている。
しかし、いや、やはりと言うべきか、けが人が多く居る中、
リンネはというと・・・
「無傷だ」「無傷だね」「・・・・・」
クレシアと風花が同時に言う。
ウィンは何も言わないが、顔は少し驚いている。

弥月11/17 16:53:02194cfHbfHKdEaBLw||231
「リ、リンネ?あのさ、前から言おうと思ったんだけどね・・・?」
「何ですか?」
グガァーーウォ!!
人間のものとは思えない唸り声。その声の主は、赤目のモンスター。
「何か、前回も前々回も何か言おうとした所でモンスター
表れた気がするんですけど」
不満そうだ。
「んなこと言ってる場合じゃねぇだろ!
何で、レンサックにモンスターが・・・」
まるで何があってもモンスターが来ないことが当たり
前のように、クレシアはかなり動揺している。
「え?」

弥月11/17 16:59:462194cfHbfHKdEaBLw||783
「これが初めてだな。レンサックに、モンスターが来たのは」
「え?!」
何があっても、レンサックにモンスターは来ない──
「何驚いてんだよ。そんぐらい知ってるだろ?」
「し、知らない!」
知らない世界の、最近初めて来た街のことなど、風花はまったく知らない。
「はぁ?」
誰でも知っているのが常識、とでも言うのだろうか。
クレシアはさらに動揺してしまった。

弥月11/17 17:6:282194cfHbfHKdEaBLw||447
「レンサックは白魔法誕生の地だぞ?!
こんな大都市しらないわけないだろう!」
風花が知らなかったことが、少しショックなようだ。
(なぜそんな大層なところで殺し合いが行われているの・・・?)
すごいやら何やらでなく、風花の頭に一番に浮かんだのは
こんな疑問だった。
「そうなんですか?!知りませんでした!」
長い間森にいたのか、リンネは世間知らずだった。
この「知りませんでした」のリンネの言葉に、クレシアはさらに
ショックを受けた。

弥月11/17 17:14:62194cfHbfHKdEaBLw||568
「おい、お前。少しは腕が立つんだろう。そこの世間知らず
な二人は置いといてあいつをどうにかするのを手伝え」
先ほどの赤目のモンスターは、3人が変なやり取りをしている間に、
一人の男性を襲っていた。幸い、その男性は死んではいないが、
ものすごい重症だ。
(世間知らずって!・・・そういえば、違う世界から来たこと、
ウィンにも、リンネにも言ってないや・・・)
モンスターがこんなにも近くにいるというのに、風花は
別世界から来たことを言うべきか、言わぬべきか、悩みだしてしまった。
「・・・人間相手には何度もやったが、さすがに、
モンスターは初めてだな・・・」

弥月11/17 17:21:372194cfHbfHKdEaBLw||790
クレシアの額には汗が浮かんでいる。
「人相手にそれだけ出来ればたいしたものだ。その腕ならいい
戦力になる」
「褒めていただいて嬉しいね。だがな、モンスターと
人間じゃぁかなり違うぜ」
クレシアは手に剣を持ってはいるが、力が入っていない。
「・・・・・勝利条件は、この大会と同じだろう」
クレシアには、ウィンが少し笑ったように見えた。
「殺せば勝ちだ」
そんな勝気満々なウィンを目の前にすれば、さすがにクレシアも
剣を持つ手に力を入れる。
「あぁ、そうだな」
その顔は、険しくも、すこし笑っていた。

弥月11/17 17:35:502194cfHbfHKdEaBLw||142
「うらぁぁ!」
声を出しながら一気にモンスターへとクレシアは突っ込んでいく。
しかし思ったよりモンスター──亀型──の甲羅は固く、傷一つつけられない。
ならば、と、足や頭を狙うが、すぐに甲羅へ入り、攻撃が出来ない。
「う〜ん何か弱点ないかなぁ」
風花が呟く。
「火とか?」
「火って言うと・・・やっぱ魔法使い?」
「この街に攻撃系魔法を扱える者はいない」
すぐ近くにいた男性がすぐさま言った。
「う〜ん・・・じゃぁ・・・って、あぁ!」
いきなり風花が叫んだので、その視線の先を見ると、先ほどまで甲羅にこもっていた
モンスターが外に出、そばにいたクレシアに遅いかかろうとしている!

弥月11/17 17:41:102194cfHbfHKdEaBLw||600
「クレシア!」
モンスターがクレシアに襲い掛かる!
シュルシュルシュル・・・・
すると、どこからか「樹の蔓」が伸びてき、クレシアを覆って
モンスターから守る。
モンスターは蔓にぶつかり、いきなりのことにかなり動揺しているようだ。
そんなチャンスを、ウィンは見逃さない。
素早くモンスターの傍により、首をスパッと切り裂いた!

弥月11/17 17:48:582194cfHbfHKdEaBLw||941
すると同時に樹の蔓も消え、少し焦っていたクレシアが出てくる。
「うおぉ・・・びくった。新手の攻撃か何かか?・・・って、
いつの間にかモンスター死んでるし!」
蔓に覆われていたクレシアは「外」の様子を見ることが出来ず、
結局なにもしないまま終わってしまった。

その日の夜。
風花達はモンスターを倒してくれたお礼として、無料で良いホテルへ泊まれた。
「ねぇ、ウィン」
他の誰にも聞こえないような小さな声で、部屋の中、風花が呟く。
「何だ?」
「あのときの蔓さ、私やウィンがモンスターに襲われたとき出てきた光や風と
似てない?」

弥月11/17 17:53:482194cfHbfHKdEaBLw||716
風花の瞳は、少し輝いている。
「・・・あぁ」
「やっぱり、やっぱりそうだよね!」
ウィンの返事に風花の瞳はさらに輝いた。
「ねぇ、クレシアも旅の仲間にしようよ!」
ウィンは少し考える。
「・・・別にいいが、なぜ・・・」
「それは・・・」
風花は、自分が「異世界」から来たことを話した。
「そうか」
「へ?」
「?理解することに何か問題でもあるのか?」

弥月11/17 17:58:592194cfHbfHKdEaBLw||365
「え、だって、異世界から来たなんて、信じないでしょ。普通!」
風花はかなり驚いている。
「そうか?」
「そうだよ!」
そんな理解することが変と言う風花に飽きれつつ、
話は続く。
「で、それがクレシアを仲間に入れるのと何の関係が?」
「いや、絶対じゃないんだけどね、この謎を解いたらさ、分かる
気がするの。この世界にひっぱられたわけが」
風花の声は、自信がないせいか小さい。

弥月11/17 18:4:512194cfHbfHKdEaBLw||61
「それで、分かってどうする?元の世界へ戻る方法でも探すのか?」
「はい?」
またウィンの変な言葉が返ってきた。
「だ、だって、知りたいでしょ?そういうの!」
「・・・別に」
そんなことはどうでもいいと言うように、ウィンは素っ気無く答える。
「別に、ってあんたねぇ〜」
そんなウィンを風花はつかみ、ガクガクと揺らし始めた。
「・・・う・・・わ、分かった。理由は分かった。・・・だから手をはなせ」
言われたとおり風花果てを離した。
「よし!じゃぁ明日クレシアに言わなきゃね。リンネにも」

    ──後日、クレシアは(無理やり)風花達の仲間に入った。(入れられた)

弥月11/17 18:9:172194cfHbfHKdEaBLw||597
あとがき

今回長い・・・スレッド立ててから何分立たったか・・・(書くのが遅いんだよ
さて、あの男の名前ですが・・・
ウィル=メイツ?(疑問系
ハイ、とっさに考えました。
適当です。すみません。
そして誤字有ります。すみません

それでは、感想、指摘など、まってます^^

雷木11/20 23:30:12118cf.CAQIaOP4OQ||669
説明文あんまりないやんorz・・・wちょっと読みにくいですねww

弥月11/21 16:21:572194cfHbfHKdEaBLw||779
どこがどう読みにくいか指摘して
欲しかった・・・orz(ヒトノコトイエナイダロ


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