3561 | 自分がキライ | 儡 | 11/21 19:4:20 | 2201cfPx7h3zLx6Ak |
小説を作るの、初挑戦です。 これは、自分がむかつくと思っている、ある女のコの話です。 |
儡 | 11/21 19:15:56 | 2201cfPx7h3zLx6Ak||410 | ||
ある朝…6時。まだ朝早いのに、朝っぱらから絵を描いている少女がいた。 少女は、めい。中1の女のコ。このコには、一つだけ疑問があった。それは… 自分は、なんでこんなに失敗ばかりするの?友達にむかつくって言われるのってなぜ? こんなささいな疑問なのにいつも思う。このコが絵を描くことが好きなのは、自分を少しでも良く思おう。失敗ばかりする私をせめて絵だけでもかえたい。と思っていたから。 |
儡 | 11/21 20:29:11 | 2201cfPx7h3zLx6Ak||316 | ||
めいは、7時になったら学校に行く用意をして、8時に家を出る。 前は一緒に学校へ行っていた友達も、最近は寝坊ばかりで一緒には行かない。…というより行けない。 「おはよーっ!海里!!!」めいは大きな声で言いながら手を振る。 海里は最近学校に行くときに会う。運動神経が良くて、素直で、優しくておもしろい。 「おはよーっ!めい!」海里も手を振った。 (今日も一緒に行こう。)めいは少し安心する。 二人は笑いながら学校へ行く。 |
儡 | 11/21 20:29:50 | 2201cfPx7h3zLx6Ak||478 | ||
学校につくと教室の前で、また手を振って、それぞれの教室に入る。 めいは一組だった。一組の教室は、うわさ話と笑い声であふれていた。 一組の女子はグループだらけで、そこまで仲が良いとは言えない。 (はぁ~…。)めいは教室に入るとため息が出る。 席につくと、いつも通り麻実がとんでくる。(またうわさ話かな…?) めいは、毎朝うわさ話をしてくる麻実に少しだけあきれていた。 …やっぱりうわさ話だ。まともに話を聞いていなかったので、眠くなる。 |
儡 | 11/21 20:30:0 | 2201cfPx7h3zLx6Ak||963 | ||
(今日はー…朝会かぁ。ダルぃ。)ブツブツとそんなことを思いながら 朝会に行って帰ってくる。こう思う自分がだらしないとか、そう自分でも思っていた。 しばらくすると授業が始まる。本当は受けたくない授業だが、まぁなんとなく楽しい。 (夕南ちゃんの隣だからぁ~v)そぅ、隣の席には親友の夕南がいた。 授業が楽しくて、早く感じる。一日がすごく早く感じながら終わる。 (学校ってやっぱり楽しいナ!) そぅ、いつもいつも思っていた。 家に走って帰る。一緒に帰る人がいないから。 (さみしい…ま、いっか。) 家に帰るとすぐに家を出て塾に向かう。 |
儡 | 11/22 18:8:55 | 2201cfXMObGm6JhjU||259 | ||
塾は、めいにとってすーーーーーっごく楽しい場所で、自分をもっと違う人間として過ごせる場所だった。めいは、最近寝坊ばかりの宮乃と塾まで行く。二人はクラスは違うけど、仲は良かった。 授業になんとかついていく、めい。 塾が終わると寄り道しないで帰る。早く絵が書きたいから。 家に着くと、夜ご飯のいいにおいがした。 「ただいま!お母さーん、夜ご飯なにー?」 お腹がすくと、お腹が痛くなる。 |
儡 | 11/22 18:13:46 | 2201cfXMObGm6JhjU||300 | ||
お風呂がわくとすぐに風呂。めいは、お風呂でマンガを読みながら、汗をたくさんかく。 お風呂からあがってくると、勉強。勉強しないと絵が描けない。こうしてなんとか授業に追いついている。 夜は9時半に寝て、規則正しく! (早く寝ないとニキビが直らないもん!!!) …次の朝 (今日は金曜日だからヒマ~!) いい気分で学校に行く。今日は宮乃が来た。だから一緒に行けた。 学校はやっぱり楽しい!!! |
儡 | 11/22 18:21:50 | 2201cfXMObGm6JhjU||874 | ||
学校も楽しいから、すぐ終わる。いつもめいは、こう思う。 家に着くとやっぱり絵!!!!!集中しまくって、周りの声が聞こえなくなる。 …「めい!!!やることやってから絵は、書きなさいって言うでしょ!」お母さんの声。 ビクッ!「はーぃ…ごめんなさい。」おとといの学校の手紙を出すのを忘れていたのだ。 (自分がムカツク…)…ん?) (今、自分がむかつくって言った!!!!今までむかついていたのは、怒る親じゃなかったのかな…?)疑問がおかしいくらいにふくれあがって、頭が痛くなる。 めいは、自分がむかついて、頭を抑えて抱え込んだ。 |
儡 | 11/22 18:28:16 | 2201cfXMObGm6JhjU||795 | ||
母が、「遅いって、やることが!早く!」と言った。「はーい」と 返事をして、お母さんのいる部屋に走って行く。その部屋の入り口にあった、母のスリッパに気がつかずに。バコッ!「いてぇっ」ベチッ!つまずいて転ぶ…。 めいは、びっくりと疑問とイライラで、どうなっているのか分からない。ただただ、何かにむかついていた。母の機嫌も悪くなる。部屋にもどって絵を描く。でも、頭には疑問ばかりで、良い絵が全然描けない。頭の中が落ち着くと、すぐに布団の上に寝転がって、いつのまにか…寝ていた。 |
儡 | 11/22 18:34:41 | 2201cfXMObGm6JhjU||502 | ||
次の朝になって分かった。 (自分が…キライだ…。) 朝だし、何もできないまま学校に行く。しかし、その日の学校は楽しいとは思えなかった。めいは、給食中に手がすべって飲み物をこぼし、隣の席の人にぶっかけてしまう。もちろん自分は、びしょぬれ。もぅ、飲み物がついちゃったどころでは全然ない。昨日のことを思い出す。自分がむかついてきた。(なんで自分はこうなんだろう…)また疑問がふくれあがる。自分がうざくてしようがない。 「めい?大丈夫?冷たいよね?着替え、ある…?」夕南が、心配そうに話しかける。めいは自分がうざすぎて、それどころではなかった。 |
儡 | 11/22 18:45:21 | 2201cfXMObGm6JhjU||203 | ||
(誰かに相談しよう。まず海里は人気者だから、そんなことは分かってくれない。麻実は、アイツには、格好わるいところ、見せたくないし。宮乃は、ダメ。気楽すぎ。)いろいろ考えた結果、心の奥底にしまっておくことにした。「 めいー、ちょっときてー。」母が呼んだ。「うん、今行く。」めいは返事をしながら小走りで、部屋に行く。「めい、明日どこか行きたいところない?お母さん、でパートに行きたいの。明日。知り合いの誕生日プレゼントを買いに。」「私も行く!お母さん、私も一緒につれてって!!!」「いいわよ。じゃぁ行こうね。」 (こんな自分でも、つれてってくれるんだ。お母さん今、絶対機嫌がいい!)めいは心で笑いながら思った。 |
儡 | 11/22 18:52:14 | 2201cfXMObGm6JhjU||459 | ||
ー次の日ー 「お母さん!楽しみだね!!!」めいは、久々にスカートをはいて、母と駅で電車を待っていた。「そうだね。」電車が来て、のる。近いから次の駅。おりて地下街を歩いてー…。 ついた。「じゃぁ、めいの好きな服みようか?」 (お母さん、優しい。)それから、お母さんも用事を足して、お買い物終了。最後にいつものお店でケーキを食べる。ケーキを頼んで注文。ケーキが来るのを待つ。 (来た!) ケーキが来るとすぐに食べる。(おいしい物を食べると幸せ!)それで、ケーキとセットのオレンジジュースを飲もうとすると…ガシャンッ!コップを落としてしまった。コップは割れなかったけど、全身オレンジジュース。 |
儡 | 11/22 18:55:33 | 2201cfXMObGm6JhjU||246 | ||
お母さんの目が、キツネみたいにつり上がった。(やっぱり、ムカツク。) お母さんも、いつものように怒る。とうとぅ、涙がこぼれてきた。(昔からこれの繰り返しで、ウザい私に私がキレた。)自分で何が何か分からない。とにかくうざかった。自分が。キライだった。 |
儡 | 11/22 19:6:50 | 2201cfXMObGm6JhjU||338 | ||
家に帰った。むかついたまま。明日は学校がない。つまらない。「ハァ。。。」ただ、それだけ。結局次の日も、その次の日もムダ。(何も進歩しないし、自分が嫌になるだけ。)そう思っていた。(不登校になっちゃいたい!)とかも考えた。読んでいた雑誌にリスカ(リストカット)のことがかいてあった。Aさんからの投稿で、その人も自分が嫌いらしい…。(リストカットかぁ。いぃかもしれない。)めいはだんだんそう思ってしまう。ある日、それだけをまじめに考えてみた。でもー…、めいは自分がまたむかついた。(私なんて、リストカットもできない臆病者じゃない!!!だから…ムカツク!!!!) またそう思ってしまう。 |
儡 | 11/22 19:13:38 | 2201cfXMObGm6JhjU||668 | ||
やっぱり、宮乃に相談してみることにした。 「私って、今まで失敗しかしてこないし、進歩がないし、自分をいじめる…つまりリストカットとかもできない臆病者で、自分が大嫌いなんだ!!!!!」めいは心を明かすように言った。 |
儡 | 11/22 19:13:48 | 2201cfXMObGm6JhjU||737 | ||
「めい…?本当?それ。」 「もぅ、本当とかじゃなくて…」涙があふれてきた。 「めい…うぅっ…」宮乃も泣いた。 めいも宮乃も自分がキライだった。 「私もね…しかも友達に自分の意見が言えない自分がキライだった…。」 宮乃の言葉にめいはすごく驚いた。 「私ね、宮乃のことうらやましかったんだよ!美人で、友達多いし。」めいは言った。 「私はね、めいの優しい思いやりのあるところ、うらやましいよ!」めいは、宮乃の言葉がうれしすぎた。 |
儡 | 11/22 19:16:54 | 2201cfXMObGm6JhjU||68 | ||
めいは、宮乃の本音を聞くことができた。今まで宮乃とは、仮の親友。つまり、親友ごっこをしてきた。少し二人が分かり合えたような気がした。 まだ、解決しない。でも…仲間が見つかったから…一人じゃないから…!!!!! ーENDー |
儡 | 11/22 19:36:28 | 2201cfXMObGm6JhjU||991 | ||
感想、アドバイスをぜひお願いします!!!!!はじめてなので、全然分かんなかったんですけどー…。アドバイス欲しいです。 |
有芽 | 11/22 23:19:23 | 2182cfD2WKtSEYqq6||81 | ||
こんばんわぁ♪(*・д・)ノ ぎゃほぉぉぉぅ!!(ナニ 凄いっ凄すぎですっっ!! めいの『自分で自分がいやになる』 というのは、凄く人間らしくて、 心理描写が出来てますヨ!! ラストに宮乃と少しだけだけど、分かり合えるっていう展開が 凄く良いと思います。 感動しましたww でわ、次回作期待してますよ~ww |
儡 | 11/25 20:51:45 | 2201cfp5c.76L.hcc||771 | ||
本当ですかっ!?うれしいです!!!!ありがとうございますv次がんばりまーす。 |
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