3684 | オレンジ+エキセントリック少年/ストイシズム少女+ | 有芽 | 12/8 16:59:36 | 2182cfD2WKtSEYqq6 |
前作紹介でつ(。・(エ)・。)ノ +くすりゆび+ http://chibifantasy.com/bbs/t12-3398.html ■合法ドラッグ■ http://chibifantasy.com/bbs/t12-3489.html ◆見上げれば月◆ http://chibifantasy.com/bbs/t12-3511.html (↑大竹視点) ◆見上げれば月◆ http://chibifantasy.com/bbs/t12-3539.html (↑颯騎視点) ◇短編集◇ http://chibifantasy.com/bbs/t12-3589.html ■片足■ http://chibifantasy.com/bbs/t12-3626.html |
有芽 | 12/8 17:0:23 | 2182cfD2WKtSEYqq6||741 | ||
ちなみにこの話はシリーズ短編として気が向いた時に(オイ 書きます。 短編で呼んでも可です(*´・ω・)ノ |
有芽 | 12/8 17:0:38 | 2182cfD2WKtSEYqq6||411 | ||
今しかないもの 背伸びしなきゃ届かないもの 私を取り巻く世界の総て |
有芽 | 12/8 17:2:57 | 2182cfD2WKtSEYqq6||990 | ||
イコール 一人の人間 永峰辰哉 +背伸び+ |
有芽 | 12/8 17:3:54 | 2182cfD2WKtSEYqq6||376 | ||
私達には何もない。 「辰哉早くー」 「んー・・・」 |
有芽 | 12/8 17:4:42 | 2182cfD2WKtSEYqq6||327 | ||
私達には何もない。 「辰哉早くー」 「んー・・・」 |
有芽 | 12/8 17:5:6 | 2182cfD2WKtSEYqq6||937 | ||
さっきから延々続くやり取り。 ババ抜きの最後の勝負になって早数十分。 私たちはお互いジョーカーを抜き合っている。 |
有芽 | 12/8 17:5:17 | 2182cfD2WKtSEYqq6||955 | ||
「早く引きやがれ」 「うーん・・・」 |
有芽 | 12/8 17:5:27 | 2182cfD2WKtSEYqq6||546 | ||
曖昧且つ奇妙で下らないやり取り。 私達の関係そのものだ。 差し出された2枚のカードを見ながら思う。 |
有芽 | 12/8 17:5:38 | 2182cfD2WKtSEYqq6||282 | ||
私達には何もない。 ただ傍にいるだけ。 それ以上でもそれ以下でもない。 友人や、男や女、恋人か否か、 そんな下らないものは何一つとしてない。 私たちは子供のまま学習能力のない1枚のカードのやり取りを繰り返す。 |
有芽 | 12/8 17:6:4 | 2182cfD2WKtSEYqq6||741 | ||
「んー・・・・こっち!」 「ハズレー」 |
有芽 | 12/8 17:7:2 | 2182cfD2WKtSEYqq6||42 | ||
私達の関係を比喩するならば、 長い間私と辰哉は隣に並んで高いところにある箱を眺め続けているんだろう。 背伸びをすれば十分届く距離にある箱。 その中にはたぶん、下らないものが入ってる。 私たちは特にそれを欲しているわけではないけど、視線を外すせずにいる。 手を伸ばすのが億劫で、成長という自然現象が助けてくれるまで。 |
有芽 | 12/8 17:7:15 | 2182cfD2WKtSEYqq6||94 | ||
「こっち」 「あ」 |
有芽 | 12/8 17:7:24 | 2182cfD2WKtSEYqq6||582 | ||
私の手の中から消えたハートの3。 辰哉はそれを見て、持っていたカードと一緒に机の上へ伏せた。 |
有芽 | 12/8 17:7:34 | 2182cfD2WKtSEYqq6||249 | ||
「俺の勝ち」 「うー 悔しい〜!!」 |
有芽 | 12/8 17:7:46 | 2182cfD2WKtSEYqq6||904 | ||
私は待つ。 箱に届くその日を、 今という未熟な時を楽しみながら。 私は子供。 まだまだ子供。 15歳、体はもう大人らしいけど、 私は子供。 背伸びすらできない未熟な卵。 |
有芽 | 12/8 17:7:58 | 2182cfD2WKtSEYqq6||882 | ||
「罰ゲームは」 「デコピン?」 「いーや」 |
有芽 | 12/8 17:9:37 | 2182cfD2WKtSEYqq6||243 | ||
唇に、触れた、それ |
有芽 | 12/8 17:9:58 | 2182cfD2WKtSEYqq6||93 | ||
背伸びした辰哉の指先が箱に触れて落ちてきた。 落ちる途中で蓋が外れた。 私たちは箱の中身をようやく知った。 「付き合わねーか?」 |
有芽 | 12/8 17:10:8 | 2182cfD2WKtSEYqq6||838 | ||
私達に足りなかったもの。 子供から踏み出すための切欠。 |
有芽 | 12/8 17:10:19 | 2182cfD2WKtSEYqq6||820 | ||
「いーよ」 |
有芽 | 12/8 17:10:30 | 2182cfD2WKtSEYqq6||147 | ||
つま先を立てて、 必死に背伸びして 落ちてくる『心』を掴み取った。 |
有芽 | 12/8 17:10:42 | 2182cfD2WKtSEYqq6||847 | ||
14歳と15歳の私達。 今は大人と子供の境界線。 背伸びはもうしない。 |
有芽 | 12/8 17:10:52 | 2182cfD2WKtSEYqq6||105 | ||
「辰哉が、好き」 |
有芽 | 12/8 17:11:54 | 2182cfD2WKtSEYqq6||874 | ||
そう言った後、私は辰哉を軽くぶった。 もう少し子供でいたかった、って。 end... |
有芽 | 12/8 17:12:55 | 2182cfD2WKtSEYqq6||644 | ||
...あ゛ー!!とんでもなくボツ作になってしまいました;; こんなので良かったら感想、ご意見ください。 今後の参考に致します((。´・ω・)。´_ _)) |
有芽 | 12/8 17:13:58 | 2182cfD2WKtSEYqq6||459 | ||
えー。やっぱろ後日修正版、出します;; これはヤバイ; |
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