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3734雪華、雪の華。みりん12/14 16:19:562191cfPUMoyvhEi22
せっか、ゆきのはな。

小説もどきを書かせて頂きます
不慣れなので数々の矛盾点が見つかってしまうと思いますが気にせずに(ぁ

それでは

みりん12/14 16:20:392191cfPUMoyvhEi22||281

「雪の華」

みりん12/14 16:21:412191cfPUMoyvhEi22||998

俺は今日も退屈な1日を送った。変わり映えしない日々。このだだっぴろい冷ややかな空間で俺は何かを待っていたのかも知れない。

そんな憂鬱な夜に出来事は起きた。

みりん12/14 16:22:182191cfPUMoyvhEi22||133

ピーンポーン
(こんな夜に誰だよ・・。)
時計を見ると12:45を回っている。
「だりぃ・・。」
ドアからのチャイムは無視し、眠りにつこうとした。
ピーンポーン
2回目のチャイム
それでも無視。
ピーンポーン
3回目のチャイム
それでも ピンポーンピンポンピンポンピィーーーンポォォーンピンポンピンポン
「ちょっ・・うるさっ。」
急ぎ足で玄関まで行こうとした。未だにチャイムは鳴りっぱなし。ドアを開けると少女が1人立っていた。赤茶の巻き髪を上の方で二つに結んでいる。

みりん12/14 16:27:82191cfPUMoyvhEi22||413

「こんにちは。貴方の恋人です。貴方を愛しています。」

みりん12/14 16:30:212191cfPUMoyvhEi22||963

静かにそう言った。
「誰だ。」
「私はR―15型です。」
「玩具か・・・。」
どうやら、この女は『アンドロイド』のようだ。
「要らない。帰れ。」
冷たくドアを閉めた。
「・・・・。え?ご主人様ぁー!」
時計を見ると1:15眠気がさしてきた。倒れ込むようにベッドへ入った。

みりん12/14 16:31:222191cfPUMoyvhEi22||441
ピピピピピピピピ
アラームと同時に太陽光が差し込むのが分かった。
「ん・・・・。」
なんとも目覚めの悪い朝だ。
「おはようございます。」
「・・・・・え?」
1人しか居ないはずのこの家から女の声。
「R−15型です。名前はお好きなようにどうぞ。」
昨日のアンドロイドだ。
「お前か・・・要らないって言っただろ。それに鍵も掛けたのに・・。」
「ふふふ。」
何とも薄気味悪い笑みを浮かべた。

みりん12/14 16:31:512191cfPUMoyvhEi22||526
「あ・・『雪』ですよ!」
大きな窓から見える景色、薄暗い空から雪が降ってきた。
「本当だ・・、初雪だ・・。」
今年 初めての雪だった。
「雪華。」
「え?ユカ?」
「名前、お前にまだ付けてなかったから。ほら綺麗だ・・華みたいに可憐で雪の華みたいだろう?」
そう言い、笑顔で『雪華』の方へ視線をやった。
「以外とロマンチストなんですね。」
笑いながらそう言った。
「なっ・・恥ずかしいコト言うな。俺はリアリストだ!」
顔が紅いようだ。

みりん12/14 16:32:332191cfPUMoyvhEi22||479
「貴方の御名前は何というのですか?」
まだ顔はにやけている。
「急に何だ? まぁ言うが・・十哉だ高宮十哉。」
「ほぅ、とうや様。」
どことなく嬉しそうだ。
「あの・・十哉様聞いても良いですか?」
「良いが、何だ?」
「私の・・存在理由と存在価値について・・・。」
俯いているが、何なのだろう。
「私は何故十哉様の所へ来たのでしょう。」
「プログラム・・だろう。きっと親父がよこした。無いか?情報が、俺は今度見合いをする。雪華とはそれまでだ。」
冷たい問いかけに対して十哉は冷静に答えた。

みりん12/14 16:33:132191cfPUMoyvhEi22||913
「では・・見合いまでなのですか?・・私の存在価値は・・。」
「分からない。」
「でも「雪華。」
雪華が言い終わらないうちに十哉が名前を口にした。
「桜も散る。雪も溶ける。でもそれまでは綺麗だろう。また来る日を待てば、また輝ける。」
宥めるようにそう言った。
「でも私には夢も何もありません。」
「それは違う。もう今の時点で『お前』は夢だ。ロボットを創ったのは人間が求めたから。だから。」
「・・・・・そうですね・・。」
また笑顔が戻った。

みりん12/14 16:33:402191cfPUMoyvhEi22||651

それから見合いの日までの5日間が過ぎた。見合いはもう始まっている。十哉は、令嬢とにこやかに話していた。雪華はある『店』に居た。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みりん12/14 16:34:312191cfPUMoyvhEi22||762
「ねぇ十哉さん、私趣味はお料理ですのよ。いつか食べさせてあげたいわぁ。うふふ。」
「はは。」
なんだか馴れ馴れしい女だ。
「おぅそういえば十哉、玩具はどうだった、楽しめたか?」
十哉の父だ。
「まぁ。」
「そうか、でももう売り払ったからな。2丁目の店に。明日からは礼子さんとの住まいにしなさい。」
礼子とは今現在見合いをしている女のことだ。

みりん12/14 16:36:192191cfPUMoyvhEi22||410
「え・・・。売った・・?」
「あぁ。なんだぁ悪かったかぁ?」
「・・・・っ」
勢いよく十哉は席を立った。
「雪華を軽々しく売ってんじゃねぇハゲ!あとー・・俺は金と結婚するような女はゴメンだ。」
乱暴に声を荒げてそう言い、雪華がいる店へ向かった。その頃雪華は『店』に居た。
「ぃやぁぁ!!」
甲高い叫び声。
「いいから〜・・だーから嫌なんだよ。タダなのは結構なんだがねぇ。」
店員らしき女と工具を抱えた男が3人。
「ぃゃ・・ぃゃ・・ゃぁ・・。」
(忘れたくない。いや。怖い 十哉様ぁっ・・)

みりん12/14 16:37:32191cfPUMoyvhEi22||175
記憶を消されようとしていた。『雪華』は記憶を消され、ただのアンドロイドに戻り、また誰かの元へ『R―15型』として売られる。

その頃十哉はひたすら『店』へ向かっていた。場所は父から聞き出した。
(間に合ってくれ・・・っ。)
泣きそうな表情をしていた。
やっとの想いで店着き戸を開けるのとほぼ同時に雪華の記憶が消された。
ピーーーーーーーーーーー

みりん12/14 16:37:442191cfPUMoyvhEi22||289
「じゃあ帰りますわ。」
「はぃ。代金は後で振り込んでおきますんで。・・・また来るから、ここにいるんだよ!」
女は十哉を無視して部屋から出ていった。
そこにはまだ虚しく消去音が響き、雪華 いや、ただのアンドロイドが座っていた。
「ハジメマシテ。コンニチハ。」
アンドロイドが発した言葉だ。昨日とは全く違う・・機械音のような声だ。
「ゆ・・か・・?」
「ワタシハ、アナタデス・・カ?」
意味の分からないことを話している。

みりん12/14 16:38:32191cfPUMoyvhEi22||603
「ワタシハ、スゴクスゴク・・タイセツナモノヲナクシマシタ、タブン。カナシイデス。」
本当に記憶が消えている。雪華の面影は顔と体以外何もない。唖然として立ちつくす十哉にその一言はあまりにも哀しすぎるものだった。
「雪華。まだそう呼んで欲しかった・・ピッピピ。」
それはまぎれもなく雪華の声だった。電子頭脳の中にまだ消されていない部分があったのだろうか。しかし、また消去音が鳴った。
「雪華・・・・!」
(きっと好きだから。)
名前を呼び、強く抱きしめた。

みりん12/14 16:38:312191cfPUMoyvhEi22||978
「ワタシハナクシテシマイシタ。スキナヒトモゼンブ。」
涙が零れる瞳はより十哉を虚しくさせる。
「ワスレテシマイマシタ。」
「全部・・全部俺が覚えてる。覚えてるからっ・・好きになってくれ・・・っ。」
より強く抱きしめてそう想うばかり。
「十哉様ぁ・・・大好きでした。今も好きです。名前・・ありがとうございました・・私は雪華ですっ。」
笑顔でそう言った。
「え・・。」
アンドロイドではない雪華だった。その一言だけを言い残すと、気を失った。

みりん12/14 16:39:112191cfPUMoyvhEi22||659

「雪華・・好きだったなら、今もそのままで居てくれよ。 折角、好きになれたのに・・っ。」
抱きしめたまま、閉じた瞼に涙を零した。


みりん12/14 16:39:362191cfPUMoyvhEi22||199


急に現れたアンドロイドは、全てを忘れ、全てを無くし、恋をした。

普通ではありえない行動を起こした『雪華』は十哉に恋をしていた。

電子頭脳に残っていた僅かな『雪華』も消え、ただ消去音が響く。

好きだった。今も。
だから忘れたくない。貴方が想う限り。

初雪の日、アンドロイドが恋をした。実らないと知っていても・・


みりん12/14 16:42:432191cfPUMoyvhEi22||145
後書きっぽいヤツ

・・・やたらと長いです;;
一回で書くなよ!!って感じです。。

前書いた詩と題名がかぶってますが気にしないでください;;

感想・ダメ出し・矛盾点等々 頂けたら幸いですっ

ぷっち12/14 16:50:132221cfOTCw4sqyCfQ||552
はぁ・・・
泣けるお話で・・
読んでて胸が痛くなりました;;

アンドロイドの雪華ちゃん・・かわいそうですわ・・・
記憶を消されるって相当ツライでしょうね・・;;

てヵ面白かったってょり文章力↑↑↑↑ですねΣ
これからも頑張ってください><

感動できました;;

ぷっち12/14 16:52:552221cfOTCw4sqyCfQ||755
ぅを・・;(連レススイマセン;;

>てヵ面白かったってょり文章力↑↑↑↑ですねΣ

面白かったですよ><
↑の文からすると面白くなかった ってょぅに読み取れますが
十分面白かったです><;;

間違いレススイマセヌorz

natsumi12/14 20:24:316035cfRhP0.bC0IzU||785
こんちゃぁ〜
小説かいたんだ!
すごくすごく文章力は綺麗で。
ぁ、あの最後のラストシーンをもうちょっと詳しく
したら完璧かなw
てゅかすごぃ!
これからも短編小説かぃてねw
出来る限り読みます!
でゎでゎ。

みりん12/18 11:23:42191cfkL4H6fruIAw||898
ぷっちさん初めまして〜^^

 私なんかの書いたお話もどきですが少しでも切なくなって頂ければ嬉しいです〜
泣けるお話なのかは分かりませんが 雰囲気だけでも伝えられたらなぁと思います。
毎日精進するばかりです!!

嬉しい言葉ばかりの感想で・・(涙 身に余るほどですが;;

連続レスなんて構いません^^
感想有り難う御座いました〜

みりん12/18 11:29:542191cfkL4H6fruIAw||810
ナツおはよ〜
小説もどき 書きました〜
ふわふわした雪みたいな女の子を書きたかったけどなんか 冷ややかなお話になった感じ;; 暖かさの欠片も無いカモ; アドバイス有り難う^^

・・完璧な小説書きてぇ・・・すごぃなんて身に余りすぎて どうしようって位だなぁ;
これからも書けたら書きたいなぁもどきを・・・w
私も出来る限り読みます>ナツ小説を

感想有り難う御座いました


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