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3868グランデュール・サーガ―光と闇の血ミラル12/27 11:0:422182cfhH8gyRgg5.s
 〜あらすじ〜
この物語の始まりは、現王がエルフの血の入った女と共にこの血を旅していた頃のこと。
死者の国にて預かった孤児シルヴィアミラスを彼らは王女として育てることに決めた。

そして、時は過ぎた。そのときの赤ん坊は立派な王女として育っている。

ミラル12/27 11:3:122182cfhH8gyRgg5.s||703
 「第一章 旅立ちの時」

「ねえ、お父様?何のようなんです?」14歳の少女は言った。
「おお、シルヴィアよく来たな」若き王は言った。
「そなたを旅に出すことにしたのだよ。私も今のそなたと同じ時に旅に出たからな」
「旅ですって!」シルヴィアは目を丸くしていった。待ちに待った日が来たようだ。
「それなら、セルゲイとフィールを連れて行ってもいい?」
「ああ、もちろんだ。」王は微笑みながら頷いた。
「やった!」彼女はにっこり微笑んだ。
「セルゲイ!フィール!ちょっとこっちに来て!!」彼女は大声で呼んだ。

ミラル12/27 11:5:232182cfhH8gyRgg5.s||704
すると、青っぽい猫、海猫と、緑の鬼、エコオニがやって来た。
「どうしたんだ?」と海猫、セルゲイ。
「なにかあったの?」とエコオニ、フィール。
「ふふ、実はね……」シルヴィアは二匹のそばに近寄ると、小声で囁いた。
「お父様が、私たちを旅に出してくれるのよ。みんなで一緒に!!」
「良かったじゃないか、シルヴィア」とセルゲイ。
「よかったね、精一杯君を守るよ」とフィール。
「おーい、俺も連れて行ってくれよな」前と変わらない言葉づかいのトキシアが飛んできた。
といっても、本当に「飛んで」来たわけではないが。

ミラル12/27 11:7:482182cfhH8gyRgg5.s||98
「どう思う、シルヴィア?トキシアも連れて行こうかね?」王は尋ねた。
彼女はちょっと思案した。仲間が多いほど心強いだろう。「ええ。いいわ」
「よろしい」王は頷いた。
「そなたの今の力ならば、ゲムル川に住むモンスターも物ともせんだろうな。
だが、規則は規則。そなたにも守ってもらわねばなるまい。わかっておるな?」
「ええ、もちろん。花畑にて<赤い花>を花人参より奪ってくる、ですね」

ミラル12/27 11:9:152182cfhH8gyRgg5.s||109
王は頷いた。そして表情を引き締めると言った。
「そなたには王より、鉄の兜、鉄の剣、鉄の盾、青銅の胸鎧、青銅の足鎧を授ける」
すると、いつのまにかいた兵士が、すべてのものをもってきた。
シルヴィアはそれを身に付け、頭を下げた。いよいよ旅立ちの時だ。
「王よ、感謝します」
「シルヴィアミラス・グランデュールよ!今こそ旅立ちの時だ!」

こうしてシルヴィアのたびは始まった。

                         ―――To be continued.

ミラル12/27 11:11:512182cfhH8gyRgg5.s||157
今日のは前回よりちょっと短かったかな^^;

いよいよシルヴィアは旅立ちます。
次回、「第二章 闇の声」(予定)をお楽しみに。

それでは、感想をお待ちしております。

がががー♪12/27 14:29:132212cfHEdoNUrrAqE||605
すごく面白いです第二章きたいしています^^

ミラル12/27 17:12:486121cfXWbck0fb1lQ||152
感想ありがとう^-^
期待に答えられるよう、がんばります。


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