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3894チビファンタジーの世界に迷い込んだら?第21話ミー♪12/28 18:58:552181cfK2g.Hp6q8lk
☆前回までのあらすじ☆
普通の中学生実沙は、ひょんな事からチビファンタジーの世界へ迷い込んでしまった。
何も知らない実沙の前にアラシという少年が現れ、二人は共に行動することに。
輝く草原で謎の男に襲われたが、危機一髪助かり、ゲムル川へ。
その後も、何度も危ない目に遭ったが、チバ・梨恵・ニック・みつる☆という
仲間が増えた。
一行は、城下町に戻ったが、アラシのペットが盗まれ・・・

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C:\Documents and Settings\Owner\My Documents\チビファン8〜13話.htm

C:\Documents and Settings\Owner\My Documents\チビファン14〜20話.htm

前回までの話をまとめたので、よかったら読んでくださいw

ミー♪12/28 19:1:482181cfK2g.Hp6q8lk||277
第二十一話:ピンチ!?】

「こ〜ら〜!!待て〜!!」

洋風の家々が建ち並ぶ街の表通りとは逆の裏道を実沙とアラシは走っていた。
明るい光が差し込み、人で賑わうメインの通りとは裏腹に、
此処は薄暗く、なんとなく陰気くさい。
めったに人は通らず、今は朝早い時間帯のため、人の気配は皆無に等しい。
先程、見知らぬ者にペットのクマさんを連れて行かれ(盗まれ?)、
実沙とアラシは、その男を追っているのだ。

「ハァハァ。つ・・・疲れたぁ。」

ゼイゼイと荒い息をしながら、実沙は呟いた。

ミー♪12/28 19:2:132181cfK2g.Hp6q8lk||229
「ハァ!?お前、もう疲れたのかよ。体力無さすぎだろ!!」

「そういうアラシだって、疲れた顔してんじゃん・・・」

実沙の言うとおり、アラシにも疲労の表情がみられる。

「あ〜!もう、いい!!俺は先に行くからな!!お前は、噴水のある広場に
 戻ってろ。」

半ばキレ気味にアラシに怒鳴られ、実沙は足を止めた。
「わかった。」とだけ言い、実沙は表通りへとトボトボ歩いて行った。
アラシは、少し驚いた顔をして実沙の後姿を見ていたが、ハッと我に返り
盗人を追いに、また走り出した。

ミー♪12/28 19:2:542181cfK2g.Hp6q8lk||487
ーーー「くそっ。あいつ、何処まで逃げる気なんだ!?」
実沙と別れてから20分程、アラシは走っていた。
そろそろ体力も限界に近くなってきた。
走るスピードも落ち、ほぼ歩いているのと等しい。

「ごくろうだったね。アラシ君。」

突然、目の前で声がして、アラシは立ち止まり、顔を上げた。
前には、クマさんを抱えた男が立っている。
アラシよりも8歳程、年上に見え、がっしりした体躯のその男には見覚えがあった。

「お・・・お前は・・・あの時の・・・」

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「そうだ。輝く草原で戦ったよなぁ?あいにく、お前らを倒し損ねたがな。」

「・・・俺に何のようだ。」

アラシの問いを聞き、男はニヤリと笑みを浮かべた。

「直接、お前には用はねぇんだけどよ。ただ、倒すだけだと、つまんねぇからな。」

男の言葉を聞き、アラシは眉をひそめた。

「・・・なんだと?」

「だ〜からよ。アラシ君に、あの異世界から来た女をここに連れてきて欲しいわけ。」

ミー♪12/28 19:3:452181cfK2g.Hp6q8lk||143
「・・・水森の事か?」

「そうだ。」

「・・・イヤだと言ったら?」

男は冷たい笑みを浮かべ、ナイフを取り出した。

「お前の、このペットを殺す。」

「なっ!?ヤメロ!!その手を離せ!!!」

「じゃぁ、あの女を連れて来るか?」

「・・・・・そ、それは・・・」

ミー♪12/28 19:4:62181cfK2g.Hp6q8lk||318
「こいつを殺されてもいいんだな?」

アラシは、何をする事も出来ず、ただただ黙っていた。
ーーーどれくらいの時間がたったのだろう。
いや、たったの数分だったのかもしれない。
ふいに、アラシが口を開いた。

「・・・わかった。連れて来る。」

「最初から、そう言えばいいんだ。」

「では・・・」

「おっと、ただし、まだペットは返さないぜ。お前が女を連れてきたら返してやる。」

アラシは、ギロッと男を睨み付けた後、表通りへと歩いて行った。

ミー♪12/28 19:4:272181cfK2g.Hp6q8lk||852
「あ〜!!もう!皆、まだ戻ってこないじゃん。」

実沙は、アラシと別れた後、この噴水広場に戻って来ていた。
そして、今の今まで、ずっと、この広場のベンチに座っていたのだ。

「あ〜あ。こんな事なら、アラシと一緒にいればよかった・・・」

実沙は、シュンとうな垂れ、独りでブツブツ呟いている。
ふいに、ザッと靴の音がして、実沙は顔を上げた。

「・・・!・・・ア、アラシ。」

「・・・付いて来てくれ。」

ミー♪12/28 19:4:442181cfK2g.Hp6q8lk||796
「・・・どうしたの?」

実沙は、やや不審気に、アラシの顔を覗き込んだ。
なんだか、暗い表情をしていたからだ。

「なんでもない!!いいから、来い!!」

そう言うと、アラシは実沙の腕をひっぱり、歩き出した。

「ちょっ・・・怒鳴ることないでしょ!」

実沙の言葉に、何も言い返さず、アラシは裏道へと歩き出した。

「・・・すまん・・・」

そう一言、言い。

【二十二話へ続く】


ミー♪12/28 19:7:82181cfK2g.Hp6q8lk||585
☆あとがき☆
またまた、2ヶ月ぶりぐらいです(汗
更新、遅れ気味ですね。。
話ですが、いよいよ、話が進展してきた模様です(ぇ
アラシがヤバイですね(^^;

デニス12/29 3:23:492191cfymcNIwspti6||115
今日、第一話から全部読ましてもらいました。
とてもおもしろかったです。次もたのしみにしています。

ミー♪12/29 17:5:482181cfK2g.Hp6q8lk||212
・デニスさん
感想、有難うございます!!
とっても嬉しいです><
一話から読んで頂き、感謝です。

チバ1/1 12:3:72182cfAgv9CAmSxf6||467
お久しぶりに見ました。懐かしくなりました。これからもがんばってください

ニック1/1 15:9:62211cfFEz.Y.N6qdQ||758
|´□`)久しぶりです〜w
ぇーっと過去の話のまとめなんですけど、
自分のPC上にあるだけじゃぁ他の人は見れないと思いますよ^^;
アップロードしないと(´ー`;A

(。-`ω´-)ンー
アラシにとっては
実沙<クマさん
なのかorzちょっとザンネン(ナニガ
続き楽しみにしてますww

マスター零1/1 15:18:332031cftz232k8lqM.||440
おひさし^^
久々にみたわ^^
そろそろなヤカンwww


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