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393夢の在り処・2話えりんぎ5/24 19:1:582101cfBWSn3Yqqg.Q
鈴音はその日眠れなかった。
眼を閉じるだけで、沖田の微笑む姿が浮かんで心臓が破裂しそうになる。
 ーその日は結局、一睡も出来なかった。おかげで、眼にクマはでき意識も朧気だった朦朧とする意識を、無理矢理起こし桃色の着物を着た。そしてフラフラと店の前に立つ。
 「・・・沖田さん・・・。来ないかなぁ・・・。」
ついそんな事を口にしてしまい、鈴音は慌てて口を押さえた。誰も聞いていないのが幸いだった。そしてふと上を見上げた途端、鈴音の視界が暗くなる。

えりんぎ5/24 19:6:242101cfBWSn3Yqqg.Q||693
鈴音が見上げると、藍色の長い髪が眼の前に垂れその髪の持ち主は鈴音ににっこりと微笑んだ。
「・・・!沖田さん!ど、どうしたんですか!?」
「ちょっとこれから、任務に行くので腹ごしらえでもしようと思って^^お団子と抹茶いいですか?」
「ハ、ハイ!団子と抹茶ですね!かしこまりました!!」
鈴音は店の奥へ全力ダッシュで向かっていった。その姿を見て沖田は苦笑する。

えりんぎ5/24 19:12:432101cfBWSn3Yqqg.Q||153
「おまたせしましたぁ!」
 鈴音の愛らしい声が店内に響く。沖田は、ありがとうという気持ちを笑顔で伝えた
考え事をしているのか、沖田は真面目な顔をしながら抹茶をすすっていた。
「あの〜、沖田さん?任務って一体なんなんですか?」
「任務ですか?実はこの近くで連続で殺人事件が行われているんです。今回はそいつをひっとらえろと、土方さんに言われてきました。」
 土方と言えば、新撰組の中で最強と言われる存在だ。冷酷で滅多に感情を出さない非常にクールな存在だった。

えりんぎ5/24 19:18:322101cfBWSn3Yqqg.Q||529
沖田は団子が盛られていた皿を置くと、傍においていた刀を腰に指した。沖田の顔が急に真面目になり、鈴音に自信のこもった微笑みを投げかけた。
「いってきますね!鈴音さん。」
「い、いってらっしゃいです!頑張って下さいね!」
 沖田は店を後にし駆け出した。沖田の背中からは、凛々しいものが溢れている。
すると、今度は聞き慣れないだが何処か懐かしい声がした。
「久しぶりだな!鈴音!ところで、沖田のヤロウいなかったか!?」
「し、新八兄様!・・・沖田さん?さっき、駆け出していったけど?」

えりんぎ5/24 19:23:82101cfBWSn3Yqqg.Q||897
「くっそ〜!沖田のヤロウ絶対ここにいると思ったのによぉ!」
 鈴音に話しかけてきたのは、新撰組の頭脳派ー永倉新八だ。もとい、鈴音の義理の兄である。
 最近は忙しく鈴音の元へなかなか行けなかったのである。永倉は、沖田を追うように駆け出していった。鈴音は呆然とした表情で永倉を見ていた。そして、そっと呟いた。
「沖田さんも、新八兄様も生きてて欲しいな・・・。」

えりんぎ5/24 19:25:442101cfBWSn3Yqqg.Q||203
あとがきんちょ(ぇ!?
 2話終了でございます。今回はサンディさんの、リクエストにより永倉さんを出してみました!次回こそ土方さん出ます!きっと。(ぇ
 言っておきますが、永倉さんに義理の妹は居ません。次出して欲しい人も、さり気に募集中です。では、このへんで。

チバ5/24 19:35:362182cfUOHaOfm7qI2||141
新選組ですね。原田左之助忠一と坂本龍馬直陰もでてほしいっすね

えりんぎ5/24 19:39:302101cfBWSn3Yqqg.Q||234
了解です☆原田さんはちとわからないので、坂本さんを出したいと思います!後で、思いついた事なのですが有名な剣豪は出したいと思いますw(柳生十衛兵とかも出したいw)

サンディ5/24 20:6:522202cfQhCIC7a0xCE||33
楽しいです!
頑張って下さい!!


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