3983 | グランデュール・サーガ―光と闇の血 | ミラル | 1/4 10:40:44 | 6121cflZY1MnE0RwQ |
〜あらすじ〜 この物語の始まりは、現王がまだ王子で、現王妃とともに旅をしている時のこと。 死者の国にて預かった孤児シルヴィアミラスを彼らは王女として育てることに決めた。 シルヴィアミラスは成長し、後に納めるこの国を旅することになった。 ゲムルへ順調に旅をした一行はメイベルと名乗る女に出生の秘密を聞くことになる。 シルヴィアは、死神の娘であるというのだ! |
ミラル | 1/4 10:42:32 | 6121cflZY1MnE0RwQ||292 | ||
「第四章 秘められた力」 「ショックを受けているところ悪いんだけど、私はあなたを殺さなきゃならない」 シルヴィアははっとした。父親のことは後回しだ。 「一体どう言うこと?」 「あなたの中に流れている死神の血が、いつ本性を現すことか」彼女は吐き捨てる様に言った。 「死神が2人もいるなんてごめんよ。貴方たちには悪いけどね」 「あなたが私を殺す気なら私は戦わなくちゃならないわ」 シルヴィアはショックを受けつつも、毅然とした表情で言った。 |
ミラル | 1/4 10:43:54 | 6121cflZY1MnE0RwQ||93 | ||
「貴女1人じゃ、なんていうなよ。俺もいるぜ!」とトキシアは2人の間に入る。 「俺だってな!」とセルゲイも横に並んだ。 「4対1だ!」とフィールも二人にならって進み出た。 「仲がいいことには関心ね……だからって死神を倒すために訓練をつんだ私に勝てる?」メイベルはそういうとサッと切りかかってきた。 シルヴィアは剣で受けとめようと腕を上げた。 「何!」メイベルは驚きの声をあげた。 メイベルの剣がはじかれたのだ。だが、シルヴィアの剣に当たったわけではなかった。 「い、一体?」シルヴィアは目をあけた。 |
ミラル | 1/4 10:45:43 | 6121cflZY1MnE0RwQ||156 | ||
彼女の目に入ったのは、薄くなって消えていく黒っぽい幕のようなものだった。 「これが貴女の力なの……貴女の中にある血の」メイベルはその場に座り込んだ。 シルヴィアは剣を構えたまま近づいていった。そして剣の先をメイベルの首にあてた。 「もう私にかまわないで!約束して!」彼女はそう叫んだ。 「いいわ、約束する。結局、どんなに戦っても貴女にはかないそうにないわね…… でも用心しなさい。貴女のことを狙ってるのは私だけじゃないのよ。忘れないで」 シルヴィアは頷くと、きびすをかえし再びゲムル川の上流に向かって歩き出した。 その後を、トキシアたちが慌てて追っていった。 |
ミラル | 1/4 10:48:36 | 6121cflZY1MnE0RwQ||647 | ||
「あれが死神の血の力……」シルヴィアは暗い顔で言った。 「おいおい、あんなこと気にするなよ!」とトキシアが言った。 「でも、輝く草原で聞こえたあの声……あれは死神なんじゃ。私を待ってるって」 「そうだとしても僕らは行くしかないんだろう?シルヴィア」とフィールが言った。 「それに、これから行くのはエルフの村だろ?」とセルゲイ。 「エルフに知恵を貸してもらえば何とかなるさ」 「トキシア、ほんとに助けてもらっちゃったね」微笑むとシルヴィアは言った。 |
ミラル | 1/4 10:51:3 | 6121cflZY1MnE0RwQ||788 | ||
どこかゲムルから遠く離れたところで二人が話している。 「彼女の力は計り知れない」メイベルは呟く。 「しかし、よくやったぞ」もう1人が言った。 「いずれ彼女はあの力を使いこなせるようになるのでしょうか」メイベルは尋ねた。 「それは分からないな。だが彼女の奥に潜む力は強力なものだろう。 彼女はいずれ我々の下に姿を現す。それまで待つとしよう。後は頼む」 彼らは別々の方へ歩いていく。後には靄がかかったようになっていた。 ―――To be continued. |
デス=ソウル | 1/4 14:27:16 | 2195cfZwZcd9xfIA6||649 | ||
コンチワ!!えっと、今までの、探して全部読んで見ました!!面白いです!! 続き、頑張ってくださいww |
ミラル | 1/6 10:12:0 | 2182cfXYR8tndJaVA||217 | ||
全部読んでくれて嬉しいです^−^ 返事遅れてすみませんm(__)m これからもよろしくお願いします |
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