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4003『色彩世界』〜1〜みりん1/6 11:19:352191cfI6WAFaammOk

2・3回ほどで終わるであろう小説もどきを書きます

読んで頂ければ嬉しいですっ

みりん1/6 11:19:562191cfI6WAFaammOk||2

 365日の世界で、思い出が出来ることは不思議なことなんかじゃない。けれど、哀しいものならいらない、と思うのはわがままなのかな。


みりん1/6 11:20:182191cfI6WAFaammOk||264

          「いやあぁぁぁー!!」

みりん1/6 11:20:392191cfI6WAFaammOk||853

私が彼を殺したの?
きっとそう。
赤い赤い血がこんなにも溢れてる。
思い出せない。
ただただ、体が動くままに帰るべき道を辿ってる。


みりん1/6 11:21:222191cfI6WAFaammOk||250

気がつくと、自分の部屋にいた。
私は自分だけに優しいんだな。そう思う。
都合の良い悲しみに浸っては泣いて、ベッドの中にうずくまり、暗闇の中ずっとずっと。思い出せない記憶を必死に繰り返す。


みりん1/6 11:21:392191cfI6WAFaammOk||552

残っているのは、彼の顔、彼の血、そして最期の言葉・・。

『あやね』 あやね・・・彩音、私の名前


みりん1/6 11:21:572191cfI6WAFaammOk||603

私にとってのあなたの存在すらも忘れてしまった今は無力な自分を哀れむことしか出来ない。いろいろな考えが、迷路みたいに混じり合って、ぐるぐる回転る。
耐えきれない程の困惑から逃れるようにして、私は眠りについた。


みりん1/6 11:22:132191cfI6WAFaammOk||63
・・・・・・・・・・
 目を覚ますと、そこは暗闇だった。
何もない黒の世界は、気味が悪いほどに静まりかえっている。床も天井も見あたらないが、何故か歩ける。しかし、踏みしめた感触は無く、まるで空中を歩いているかのようだ。
 辺りを見渡すと、5mくらい先に淡い光があった。
 この暗闇で唯一の光に縋るように近づき、温かさを求め、触れるとそれは白い薔薇だった。その光は永遠よりも長く続いているかのように奥まで続いていた。
 何もない世界だからかもしれないが、ひとつの理由も無くその薔薇を摘み取っていった。


みりん1/6 11:22:442191cfI6WAFaammOk||423
・・・・・・・・・・
 どれだけ歩いただろうか。まるでこの虚ろな瞳で夢の中を彷徨っているよう。
 その先に光の無い、最後の薔薇を摘み取ると、彩音の目の前に目が覚めるほどに鮮やかな青いドアが現れた。

みりん1/6 11:23:282191cfI6WAFaammOk||805
突然現れたドアに驚き、我に返ったように声を発した。
 そのドアを開けようと思い、ドアノブに手を掛けようとした。すると、彩音がドアノブに触れるよりも先に静かにドアが開いた。今まで摘み取ってきた薔薇を抱え、神妙な顔つきで部屋の中に入った。
 部屋の中は外と同じ黒だった。彩音が1人しかいないというのに、張りつめた緊張感にも似た雰囲気が漂っている。
 辺りを見渡し何も無いことを確認して、少し安心し、立っていると上から花びらが落ちてきた。それは、彩音の摘んできた薔薇と同じ花びらだ。上を見ると1人の女が降りてきた。長い長い白髪も淡い緑色の瞳もとても美しく、見とれてしまう程だ。

みりん1/6 11:23:542191cfI6WAFaammOk||213

「迷い人、ひとり?」

その女が発した言葉だ。声までも綺麗で、限りなく透明し近いような、まるで音みたいな声だ。
「あっあなたは誰?ここはどこ?」
少し怯えた様子で女を見て、問い掛けた。
「・・・私は、この世界の住人だ。名前は・・・名乗る必要は無いか「教えて。」
女が言い終わるより早く言った。
「・・・レイ・・鈴だ。質問の続き。此処は現実だ。」
「うっ嘘でしょ?こんな絵本みたいな世界あるはずがないよ。」
嘘みたいな問い掛けの答えに、戸惑うよりも早く否定した。

みりん1/6 11:24:202191cfI6WAFaammOk||16
「此処が・・・此処が絵本の中の世界だとは思わないの?」
「ここは夢だよ・・私の・・。」
「そう思いたいなら思えばいい。けれど、現実は嘘じゃない。そもそも夢であろうと、絵本の中であろうと、その世界が存在る限りそこは現実になる。」
誤魔化されたような、本当なような、妙な説得力のある答えに対し、返す言葉も無く口ごもってしまった彩音、鈴は続けて言った。

みりん1/6 11:24:432191cfI6WAFaammOk||759

「迷い人、願いは?」

「ねがい?」
「何も知らないのか?私達の存在も、この世界の有る意味も。」
驚いた表情の鈴に、彩音は苦笑いで返した。
「し・・知らないけど。」
「・・っまぁ良い・・願いは?」
「・・・・・・昨日の・・記憶を見たい・・です。」
本当に何も知らない、けれど気になって仕様が無いことが有るのも本当。どうせ目覚められない夢なんだから、そんな軽い気持ちで自分の願いを言った。

みりん1/6 11:28:152191cfI6WAFaammOk||443

○●後書き●○

色彩世界 1 終わりました
プロローグのようなモノだと思って下さい;;

感想 ダメ出し アドバイス等々
頂けたら幸いですっ♪

それでわ失礼します 
                 ○●終わり

*ローゼン*1/7 10:12:502031cfXVDSv5Nt6vw||610
すてき〜ww
私はとても気に入ったよ!
次回を楽しみにしてるよぅ♪

・・・ウチがおぐだって事は言ったよね??

下の方にウチも小説を書いたんだよ☆ちょっと読んでみてくれると嬉しい!!

みりん1/8 12:26:452191cfDFiVslD1.nE||109
おぐこんちゃ〜

気に入ってもらえて嬉しいよ〜**
次回も1人でも読んでくれる人が居る限り頑張って続けるよ!!

ローゼンサンとしても宜しくね〜^^
でもおぐって呼ぶけど(ぁ

遅いけど感想カキコしてきまっス

感想有り難う御座いました

natsumi1/9 20:15:16035cfRhP0.bC0IzU||546
PCが立ち上がってる間でも!
こんばんゎ〜w
ちょっと今大丈夫そうだからゃってきましたw
すごく神秘的な物語。
前フリで次へ次へと読んでいけそうなお話です。
ぃぃと思うな♪(オマエにぃゎれてもジッカンなぃから
でゎでゎ。
ぁ、ぁたしのホムチャたぶんはいってるから
一度来てみてくださぁぃw

みりん1/14 16:17:62191cfi3htvpjG17E||996
ナツこんちゃ〜

かな〜〜り返信遅れてすみません;;
PCは大丈夫なのかな?? 心配)) そんな中読んでくれて有り難うっ泣くわ〜**

神秘的と透明と硝子と月と涙は私の好きなモノ。。その中のひとつに近いモノが書けたってコトなのかな〜 嬉しい限りですっ
データ消えちゃったんでもう書けないんだけどね(ぁ

ホムチャ 多分ですかぃ 行ってみるよ〜

それでわ〜〜


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