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4007グランデュール・サーガ―光と闇の血ミラル1/6 15:50:342182cflxhQk4gsON.
 〜あらすじ〜
この物語の始まりは、現王がまだ王子で、現王妃とともに旅をしている時のこと。
死者の国にて預かった孤児シルヴィアミラスを彼らは王女として育てることに決めた。
シルヴィアミラスは成長し、後に納めるこの国を旅することになった。

ゲムルで彼らはメイベルと名乗る女に出会う。彼女はシルヴィアが死神の娘だと告げると切りかかった。
しかし、彼女の剣はシルヴィアの周りに現れた黒い幕によって阻まれる。
それは彼女の闇の血の力だとメイベルは言う。彼女は手を引くといった。

ミラル1/6 15:54:332182cflxhQk4gsON.||705
 「第五章 新たな出会い」

「なんか、懐かしいな」とフィールが呟いた。
「そっかあ。フィールの故郷はニザだからね。ちょっと奥に行ってくる?」
ゲムルでのショックから立ち直ってきているシルヴィアは言った。
「いいよ、そんな。あ!」フィールは驚きの声をあげた。エコオニが立っていた。
「おい、お前ら俺たちの仲間に何してる!」フィールをいじめていると思っているようだ。
そして、彼らが説明する暇もなくエコオニの力で葉っぱが飛んできた。
「ちょっとまってよ!ストーップ!」フィールは腕を上げて葉っぱを止めた。
「シルヴィアは10年間以上の長い間ずっと友達なんだ!」フィールは怒って言った。

ミラル1/6 15:56:162182cflxhQk4gsON.||873
「あ……」エコオニは面食らった。「そりゃすまない」それだけ言うと帰ろうとした。
「まってー!一緒に話しましょうよ」シルヴィアは呼んだ。
エコオニはふり返るとまゆをひそめてたずねた。「いいのか?」
「もっちろーん!ほらほら早く」シルヴィアはビュンビュン手招きしている。
エコオニはちょっと恥ずかしそうにやって来た。
「さっきはすまなかったな。俺の名前はトビンだ。」
「わたしはシルヴィアミラス、シルヴィアって呼んで」シルヴィアはにっこり笑って言った。
「俺はトキシアだ」
「俺はセルゲイ」
「そして僕はフィール」

ミラル1/6 15:59:162182cflxhQk4gsON.||629
「あんたたち、エルフの村へ行くのか?」
「そうよ。私たちはこれからグランデュールの各地を旅するつもりなの」
シルヴィアフィールを見て言った。
「ねえフィール?あなたがもし……ここでトビンと暮らしたいなら」
「ここにいてもいいって言うの?」シルヴィアの言葉をフィールがついだ。
「僕は君がこのたびを無事に終えるまで離れないさ」
「じゃあ、エルフの村のそばまで送ってくか」トビンが言い、皆で歩き出した。
「お前たちは本当に仲がいい、仲間なんだな。人間にはやさしくない奴もいるんだ。
確かに野生のを倒すのは仕方ない。だが、仲間にした奴を大切にしない奴もいる」

ミラル1/6 16:0:292182cflxhQk4gsON.||226
「まあ、エルフはみんな、お前のようによくしてくれるがな」トビンがしみじみ言った。
シルヴィアたちは何もいえなかった。そんな奴がいるなんて知らなかった。
全員が沈黙し、あたりには足音だけが響いていた。
「あら、トビンじゃない?」どこからか聞こえた声が沈黙を破った。
「ああ、エルシナか」トビンは顔をあげて言った。
「森の奥から出て来るなんて、珍しいわね。」彼女はシルヴィアのほうに顔を向けた。
「あなたは……王女様」そういうと頭を下げた。「エルフへようこそ」

                         ―――To be continued.

ミラル1/6 16:4:172182cflxhQk4gsON.||628
少し前に書いたのを載せてるんですが、ここに載せながら読み返すと直したいところとかがあって
600字を越えてしまう時があるからそのときは結構大変です^^;

しかも、4つ目の3行目が“シルヴィアフィールを見て言った。”になっちゃってる^^;
正しくは“シルヴィアはフィールを見て言った。”ですm(__)m


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