4029 | 風吹くとき | 弥月 | 1/7 20:56:1 | 2194cfHbfHKdEaBLw |
一部一話 【白い手】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3024.html 一部二話 【一人の剣士】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3048.html 一部三話 【迷子のおたずね】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3072.html 一部四話 【謎の光】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3094.html 二部一話 【森の中で】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3125.html 二部二話 【暗い森】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3149.html 二部三話 【モンスター退治】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3175.html 二部四話 【水の魔法】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3206.html |
弥月 | 1/7 20:56:19 | 2194cfHbfHKdEaBLw||383 | ||
二部五話 【日の光り】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3234.html 二部六話 【レンサック】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3272.html 二部七話 【闘技場】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3387.html 二部八話 【トーナメント戦】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3427.html 二部九話 【次の戦いまで】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3461.html 二部十話 【決勝戦】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3485.html 二部十一話【騒ぎ×騒ぎ×騒ぎ】http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3525.html |
弥月 | 1/7 20:56:47 | 2194cfHbfHKdEaBLw||480 | ||
三部一話 【村への道で】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3564.html 三部二話 【ある村で@】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3615.html 三部三話 【ある村でA】 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3882.html |
弥月 | 1/7 21:4:16 | 2194cfHbfHKdEaBLw||968 | ||
ものすごくずれてる・・・まぁ毎回のことなのでいいか(ぁ 約一週間ぶり・・・かな? 前回のサブタイトルは 「王様の耳はロバの耳 村長の耳は地獄耳」 です。(どうでもいい上に長い 《あらすじ》 風花が発見したもの・・・それ、というかその人は村長でした。 そんな村長に「地獄耳」といったクレシア(&ウィン)に、村長の連れの男がキレ、 戦闘が始まってします。 が、もう一人の男がそれを止め、お礼に食事を誘いました。 |
弥月 | 1/7 21:4:45 | 2194cfHbfHKdEaBLw||421 | ||
三部四話【ある村でB】 |
弥月 | 1/7 21:5:58 | 2194cfHbfHKdEaBLw||518 | ||
漫画などで見る超豪邸。そこに、まさか自分も行くとは、 風花は思ってもみなかった。 外の石と土で出来ている家とはうってかわって、村長家は金やら宝石だらけだ。 目の前には長〜いテーブル。そこには、七面鳥やブタの丸焼きなど、 パーティーなのかとでも思うほどの料理ある。 「うわっこれめちゃくちゃ美味しい!」 風花は、『口がとろける』と、本当に言ってしまうほどのデザートを前にして、 幸せの絶頂のようだ。 「これもうめ〜」 クレシアもそのようだ。 |
弥月 | 1/7 21:8:3 | 2194cfHbfHKdEaBLw||816 | ||
テーブルの右方には風花達が、左方には村長がいる。あいかわらず、 二人の男を連れて。 風花とクレシアは『うまい・おいしい』と、先ほどから絶賛している。リンネも 時たま会話に入ってくるが、ウィンは何も言わずに食べている。 村長や男達は、まだ一言も話していない。 「・・・さすがに怪しいかな。コレは」 風花が他の3人だけに聞こえるぐらいの小さな声で言う。 「というか、今まで誰一人として村人に会っていないこともおかしいと思うが」 「それにこの、いかにも待ってましたと言うように用意されたごちそうは・・・」 ウィンもリンネも、ボソボソと言う。 |
弥月 | 1/7 21:13:26 | 2194cfHbfHKdEaBLw||965 | ||
「・・・実は毒でも入ってたりして〜」 風花が笑いながら言った。が、美味しい料理を前にして、やはり我慢できず 食べ続ける。 「おいおい、さすがにそんなベタなことは・・・」 そういった瞬間、クレシアは顔を青ざめた。 「どうしたんですか?」 リンネがその異変に気づいて心配する。 「いや、こういうこともあるもんだな〜っと・・・」 ガチャガチャと忙しく動かしていた手を止めて、クレシアは額に汗を浮かべ、 弱々しい声で言った。 「なんかもう、ここまでベタだと笑っちゃうね」 そう言う風花の手も止まっていて、また、顔も青ざめていた。 |
弥月 | 1/7 21:13:53 | 2194cfHbfHKdEaBLw||612 | ||
「・・・まさか」 ウィンは、驚いたような呆れたような表情をしている。 ──そのまま、四人はその場に倒れこんだ。 |
弥月 | 1/7 21:16:43 | 2194cfHbfHKdEaBLw||313 | ||
─牢屋─ 「あのやろ〜、何が『お礼といっては何ですが、食事でも・・・』だ。お礼でも 何でもねぇじゃね〜か」 先ほどのようにウィンににらまれては困るので、クレシアは極力小声で言う。 「ですが、普通の眠り薬でよかったですね。もし猛毒などだったら・・・」 「あ、それ以上は言うな。怖いから」 ものすごく真面目な顔で、クレシアは言った。 ギ、ギギィーィーー・・・ 地下室のドアが開く音が響く。 「ん?」 光りとともに、鎧を着た男が一人、入ってくる。 「村長様がお呼びだ。おとなしくついて来てもらう」 |
弥月 | 1/7 21:17:32 | 2194cfHbfHKdEaBLw||867 | ||
何の感情もない声で男は言うと、牢屋のドアを開け、四人に手錠をかける。 「念のため、だ」 不満そうな風花を前に、男は言った。 |
弥月 | 1/7 21:20:24 | 2194cfHbfHKdEaBLw||634 | ||
「村長様。お連れいたしました」 豪華な家の、これまた一番豪華なドアを開けて『村長室』と男が言った部屋に 入る。その中は、金やらでかい宝石で飾られたまたまた豪華な部屋・・・ではなく、 縦長で、一番奥には、煌びやかに飾り付けられたふわふわの椅子にすわった村長が。 隣には当たり前のように二人の男が。入り口からそこまで赤い絨毯がしかれ、そのすぐ左右には鎧をきた兵士たちがゾロッといる。 「これ村長ってか王様だろ!」 そのあまりの厳重さに、クレシアは突っ込む。 「実は王様だったりするのですかね?」 リンネは尋ねるように言った。 |
弥月 | 1/7 21:22:34 | 2194cfHbfHKdEaBLw||18 | ||
「うむ。・・・実は王様だったりしてみちゃったりしなかったりするんだな」 さすが地獄耳。ドアから椅子までも何mかするというのに、 リンネの声を聞き取る。まぁ、そのつもりでリンネも聞いたのだが。 「なぁ、今のって、どっちだ?王様なのか?違うのか?」 実は王様だった村長のわけ分からん言葉に、クレシアは頭をかかえる。 「え〜と・・・王様、かな?」 風花も考える。 「ですが『してみちゃったりしなかったり』っと・・・」 う〜んと3人は考える。ウィンは『別にどっちでもいいだろ』という顔だ。 |
弥月 | 1/7 21:23:57 | 2194cfHbfHKdEaBLw||241 | ||
「あ、でも最後に『するんだな』って・・・ん?これは『王様じゃなかったりする』 の『するんだな』かな・・・」 そう言って、風花は自分がなに言っているのか分からなくなってきたようだ。 そこに、みかねた兵士が言う。 「あの方は王です」 その兵士は、ここまで4人を連れてきた兵士だ。 「あれ?でも、先ほど『村長様』と」 リンネは、今度は違うことを考え始めた。 「王様が自分から名のらないかぎり、旅人などの前ではそう言わないことにしているんです」 その声は、『何だこいつら馬鹿か』とでも思ったのか、最初の無感情の声より、 すこし優しくなっていた。 |
弥月 | 1/7 21:29:0 | 2194cfHbfHKdEaBLw||229 | ||
「なんで?」 「命を狙われるかもしれないからだろ」 クレシアの問いに、兵士が答える前に、見かねたウィンが答えた。 「あ、そっか。王様死んだら一大事だもんな」 「はぁ。・・・考え事はもういいか?」 今度は真剣な目で、ウィンは聞く。 「え?まぁ、別にいいけど・・・ってやっぱよくないや。あいつが王様ならここ 村じゃなくて国じゃん?なんか見た感じ小さくなかったか?」 「ゴメン、クレシア。その質問は後にした方がいいかも」 風花が半分震えた声で言う。 「別にいいけどな。なんで?」 風花、リンネ、クレシアは、考えに夢中になり、ここに来た目的を すっかり忘れていた。 |
弥月 | 1/7 21:30:31 | 2194cfHbfHKdEaBLw||579 | ||
「村長・・・ではなく王らしい奴が、わざわざ呼んだってことは、 大事な話があるからだろ。お前らがまったく聞こうとしないから、 あの男は御冠のようだが・・・?」 ウィンが指差した方へ、クレシアは向く。 「わぁ・・・」 王の左隣にいる男、『食事でも・・・』と誘った張本人をみると、手を強く握り、 体を小刻みに震わせて、怒りをこらえていた。その周りには、オーラとも 言えるものが渦巻いている。 |
弥月 | 1/7 21:31:56 | 2194cfHbfHKdEaBLw||281 | ||
「ぁー・・・ちょっと兵士さん、話はやく進めてくれるよう頼んでくれる?」 この自体を何とかしようと、クレシアは話を進めるように言う。が、兵士は 固まっていた。どうやら、こうなってしまった彼は、もう止められないらしい。 「あなた達は・・・」 それほど大きくもないのに、男の声が響いた。周りを見ると、 王ともう一人の男、それにその他大勢の兵士は、もう非難していた。 「やっべ・・・皆逃げろ!」 が、それはもう遅かった。 |
弥月 | 1/7 21:36:43 | 2194cfHbfHKdEaBLw||728 | ||
終わり。 太字・・・やろうと思っていたところに出来なかった・・・ 次回は失敗がないようガンバロー 次回は眠らせた理由が分かる(かもしれない)!w 読んだ人は一言でもいいんで感想を ヘボイとかショボイとか表現力がないだとか・・・すごいとか?(疑問系 |
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