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4059グランデュール・サーガ―光と闇の血ミラル1/10 11:27:466121cfphaKVcEHQiM
 〜あらすじ〜
この物語の始まりは、現王がまだ王子で、現王妃とともに旅をしている時のこと。
死者の国にて預かった孤児シルヴィアミラスを彼らは王女として育てることに決めた。
シルヴィアミラスは成長し、後に納めるこの国を旅することになった。

シルヴィアたちは、エルシナという名のエルフに連れられ村の長に出会った。
長はシルヴィアに告げた、シルヴィアが、死神の血と共に生きるには死神と対峙せねばならないと。

ミラル1/10 11:29:16121cfphaKVcEHQiM||573
 「第七章 レイサへ」

「さあ、少しの間この近くにあるレイサ森で修行を積んでいきなさい」長は言った。
「あなたのための宿はこちらで用意しましょう。西の通行証のことはお任せ下さい。
あなたはことが済むまで城のある町へは帰らないほうが良いでしょうから」
「シルヴィアミラス。宿へは私がご案内します」エルシナがそう言った。
「ああ、エルシナ。シルヴィアでいいんだけど……」シルヴィアは言った。
「お望みなら。シルヴィア」エルシナは微笑みながらそう言った。

ミラル1/10 11:29:326121cfphaKVcEHQiM||611
「エルフの村ではここがあなたの家です」エルシナは一つの家の前で泊まるといった。
ここはしばらく空家になっていましたが、中はしっかり清掃されています。
ですからいますぐにでも住むことができますよ、シルヴィア」
「お城と比べても、結構良いところだね」久しぶりにセリフのあったフィールが言う。
「ああ、確かにな」同じくセルゲイ。
「自然が近いって言うのは城よりも良いぜ」またまた同じくトキシア。
「喜んでいただけて光栄です。御友人方」エルシナは微笑むとそう言った。

ミラル1/10 11:30:26121cfphaKVcEHQiM||807
「御友人だってよ」トキシアが二人に聞こえないようにセルゲイとフィールに囁いた。
しかし、彼らは忘れていた。エルフは人間の照準と比べるとはるかに耳が良かった。
エルシナは片まゆを上げ、シルヴィアを見た。「面白い方たちね」彼女はそう囁いた。
あっちゃー、と思いながらシルヴィアは肩をすくめてみせた。
そして、足で軽くトキシアの背中を蹴った。
そしてそのときやっと、トキシアは聞かれていたことに気づいたのだった。

ミラル1/10 11:30:396121cfphaKVcEHQiM||767
あー、もう恥ずかしいぜ。レイサに向かう途中、かえるの森で
シルヴィアの戦いっぷりを見ているトキシアはそう思っていた。
「しょうがないって」フィールがため息ばかりのトキシアにそう言った。
「きにすることはありませんよ」エルシナがそばによって来て言った。
「ああ」恥ずかしくてトキシアは顔を下げた。もちろん赤い顔が赤くなることはないのだが。
「シルヴィアは先にレイサに行って下さい。私は少ししたらまたきますので。
怪我をしたら、これをお使いください」そう言って渡したのは魔法で強化された薬草だった。

ミラル1/10 11:30:566121cfphaKVcEHQiM||107
「援護をおねがいね!レイサの敵は強いから」シルヴィアは、レイサへ向かいながらそう言った。
彼らは軽く頷いてみせた。レイサへ到着。戦闘開始。まず現れたのは強敵ブラックウルフだ。

                         ―――To be continued.


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