4088 | 久々にやろうかな・・・連載小説・・・ | sIs | 1/12 22:43:36 | 2221cfIUUAmmR7WA6 |
こんばんわ、半年振りに芸術に投稿しますsIsです。 大掃除で小説を書いていたノートを紛失してしまい、新たに書き直すことにしました。出演者の皆様、心からお詫びを申し上げます(ってか覚えてるかどうか・・・) またファンタジー物です。ちょっと長いかもしれません。 あ、これは言っておきますが、「面白くない」と思ったらすぐに読むのをやめてくださいね。つまらなくなるだけですから。 それではスタート。小説名は「サザンライド大冒険日記」です(ネーミングセンスなし) |
sIs | 1/12 22:43:45 | 2221cfIUUAmmR7WA6||204 | ||
十字暦1000年4月15日午前7時頃、サザンライド同盟国サザンライド城───── サザンライド城に、いつもの朝がやってきた。うん、いつもの朝。ガキ共がギャーギャーうるさい朝である。当然気持ちよくない。静かなのは雨の日だけだから、この町の大人は雨の日が好きである。まあ、朝から家で騒がれたら無理もない。 今日は雲ひとつない快晴。例によってガキ共の大声が耳につーんとくる。さらに大人達のざわめきまで聞こえる。まだ7時前だろうか。よく朝から騒げるものだ、と心の中で愚痴りながら、キドーはむくっと起きた。 |
sIs | 1/12 22:43:58 | 2221cfIUUAmmR7WA6||302 | ||
キドー。彼こそこの物語の主人公である。また、サザンライド国王の近衛兵という輝かしい職業までこなしている。ただ、ものすごく鈍くさいので、ヒロインとの仲は深くなれない。 まだ半分以上は夢の中にいながら、キドーは身支度をした。いつもの服を着て、寝癖を直して、安っぽい剣を持って、自分の部屋を後にして、っと、盾を忘れた。 今度は盾をしっかり持って、忘れ物を確認して、自分の部屋を後にして、王座の間へと足を運んだ。途中、町の人間や旅人などとすれ違ったが、皆忙しいらしく挨拶をしてこなかった。 |
sIs | 1/12 22:44:40 | 2221cfIUUAmmR7WA6||126 | ||
ああ、そうだ、今まですっかり忘れてた。今日はサザンライド建国千年祭の日だった。今日でサザンライド同盟国を建国して千年経つらしい。そんなものを祝ってどうするんだ、とキドーは思っていたが、王の近衛兵が出席しないわけにいかない。 のんびり歩いて王座の間へ着くと、王と王女がすでにいた。大臣は町の整備に向かったらしく、姿が見えなかった。王はキドーに気づくと、千切れんばかりに手を振って、 「遅いではないか!今日は大事な千年祭だというのに、寝坊をするとは。鈍くさいにも程があるぞ。ささ、早いところわしらも町へ降りようではないか。王が遅刻するなど、あってはならぬことじゃ」 と言った。 |
sIs | 1/12 22:44:57 | 2221cfIUUAmmR7WA6||409 | ||
その隣では王女がクスクス笑っていた。王の言葉に笑ったのか、キドーの鈍くささに笑ったのか、よく分からない笑いだ。 キドーは適当に受け流して、王と王女を町へ誘導した。 城下町は既に祭りの準備が終わっていた。今か今かと祭りを心待ちにしているらしい主婦や、相変わらずうるさいガキ、いつでも開店できる店にスタンバイする商人など、いろんな人間とすれ違った。 |
sIs | 1/12 22:45:18 | 2221cfIUUAmmR7WA6||718 | ||
王は、町の中央広場で祭りの開催スピーチをする。その為に1週間前から、町の広場では王がスピーチをする為の演壇造りの工事をしていた。王がスピーチをするときは、例え 近衛兵だろうが王の側にいるのは禁止されている。 ・・・それが今回の冒険のきっかけなのかも知れない。 王一行が広場に着くと、町の広場はたくさんの民衆で埋まっていた。勿論、祭りの開催を待ちわびている者ばかりで、スピーチ目当ての者はいない。だが王はそれに気づかない振りをした。 |
sIs | 1/12 22:45:34 | 2221cfIUUAmmR7WA6||862 | ||
王はすぐに演壇に上がり、民衆の前でスピーチを始めた。同時に民衆は静かになった。やはりここは王の威厳とか言うものであろうか。 スピーチは問題なく進んだ。ように見えた。まさか最後にとんでもない(こともない)事件が待っているなんて、誰一人想像もしなかった。キドーや王女でさえ、これっぽちも考えていなかった。祭りの開催に気を取られていたせいかもしれない。 |
sIs | 1/12 22:45:57 | 2221cfIUUAmmR7WA6||875 | ||
王はスピーチを終わらせると、演壇の上で一息ついた。もう近づいても大丈夫だ。そう思ってキドーは演壇に駆け上がろうとした。が、一人の男にそれを邪魔された。 男はキドーを差し置いて、演壇に登っていった。そして、手に持っていたグラスを王に渡した。王は軽く会釈すると、グラスの中の水を勢いよく飲み始めた。 キドーはその光景をぼーっと見ていた。まあ、あの水は差し入れか何かだろう。だが、あの男は誰だ?キドーは見たこともない。王の旧友かもしれない。そんなことを考えていたら聞こえた、 |
sIs | 1/12 22:46:13 | 2221cfIUUAmmR7WA6||41 | ||
ガシャーン ドタッ |
sIs | 1/12 22:46:31 | 2221cfIUUAmmR7WA6||669 | ||
という、妙に大きな音。 音がした次の瞬間、キドーは演壇に向かって矢の如く突っ走っていた。自分でも何をしているのか分からない。ただ、目の前の男が王に何かをした。そう思っていたら足が動いた、そんな感じだった。いや、もう何も考えてなどいないに等しかった。 キドーは持っていた安っぽい剣を抜くと、男に斬りかかった。だが男はそれを風のようにかわした。キドーの目ではそう見えた。実際には普通にかわされただけ。キドーが鈍くさい証拠だ。 男は表情に笑みを浮かべながら、キドーに体当たりをした。避けきれない速さ。違う、キドーが鈍くさいだけだ。 |
sIs | 1/12 22:47:3 | 2221cfIUUAmmR7WA6||967 | ||
勝負の行方はもう見えている。キドーの負けだ。反撃する意味が無い、と感じたキドーはゆっくりと男に質問した。 「お前は誰だ?王に何をした?」 だが男は表情を歪めて笑っている。そして少し時間が経って、男がこう答えた。 「誰だ、と聞かれて答える趣味は無い。ただ、王に何をしたかは教えよう。取りあえず眠らせただけだ。あとは神殿に帰ってレイバー様に報告するのみだ・・・楽しみだな、この国はもうすぐ我々の物になるのだ。精々足掻いて見てるといい。この国の空が暗黒に染まる日をな」 |
sIs | 1/12 22:47:18 | 2221cfIUUAmmR7WA6||958 | ||
答えになってない答えを残して、男は消えた。キドーの頭は混乱している。何が何なのか分からない。 キドーの後ろでは民衆がまだ騒いでいた。 |
sIs | 1/12 22:48:16 | 2221cfIUUAmmR7WA6||302 | ||
〜作者の独り言〜 とりあえず第1章おしまいです。 いきなり王様倒れて何してるんだよ!って感じでのスタートです。 文章組み立てるのが苦手なので、理解しづらいところもあると思いますが、頑張って理解してください(何 あと、ネーミングセンスもありません。名前が変なのは突っ込まないで欲しいです。 続くと思うので末永くよろしくお願いしますm(_ _)m 今読み返すとちょっと長かったかもしれない・・・ |
*ローゼン* | 1/13 15:40:41 | 2031cfJ0yIjsTLEco||187 | ||
久しぶり〜って、ウチが誰だかわからない?? ウチは、「おぐ」でーす。覚えとりますか? キャラ消えたんで作り直しました。 ってか、シス小説うまい!!面白かったよ〜〜。次回も読ませてもらいます^^ |
sIs | 1/13 19:22:48 | 2221cfIUUAmmR7WA6||201 | ||
*ローゼン*さん >お久しぶりです^^ 面白いと言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます |
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