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4133グランデュール・サーガ―光と闇の血ミラル1/17 15:53:546121cfYgiORuYAJNQ
 〜あらすじ〜
この物語の始まりは、現王がまだ王子で、現王妃とともに旅をしている時のこと。
死者の国にて預かった孤児シルヴィアミラスを彼らは王女として育てることに決めた。
シルヴィアミラスは成長し、後に納めるこの国を旅することになった。

闇からの使者が取り付いたブラックウルフは、なんと火を吹いた。
だが、シルヴィアたちはブラックウルフを倒す。そして離れた使者をエルシナが追い払った。

ミラル1/17 15:55:106121cfYgiORuYAJNQ||641
「第十章 新たなる旅立ち」

「そうですか……闇の手はこの近くまで来ていると」
シルヴィアたちは長のところへ再びやってきていた。
シルヴィアとエルシナがレイサでの出来事を話すと、長はそう言った。
「この村はエルフの力で邪悪から守られている。他の村もここよりは弱いが同じ。
前に言っていましたね?城下町を出た日も同じように闇の声を耳にしたと」
シルヴィアは頷いた「今日の声とはなんだか少し違うような気もしたけれど」

ミラル1/17 15:56:396121cfYgiORuYAJNQ||57
「輝く草原の声はおそらく死神本体。今回のものは使いでしょう」長はエルシナを見た。
「エルシナ。彼女の命を守りなさい。我らの運命の鍵を彼女は握っています」
最後の言葉を低くし、エルシナだけに聞こえるように言った。
だが、トキシアはその言葉を聞きつけていた。だが口には出さなかった。
長はトキシアをはじめとするシルヴィアの旅の仲間を見た「あなた方も守ってあげてください」
彼らは顔を見合わせた。そして頷くと言った。「承りました」

ミラル1/17 15:58:66121cfYgiORuYAJNQ||933
「闇にあなたのことを見つけられてしまったならば、ここに居ても危険が多い。
ホーリーを最大出力で発動して消耗しているエルシナには悪いですが、
ここは、出来るだけ早く死神にの元へ向かってください」長は厳しい表情をして言った。
「城を出たときはこんなことになるなんて思っても見なかった」シルヴィアは呟いた。
エルシナは同情するように見つめ何か声をかけようとしたが言葉を飲み込んだ。
シルヴィアの気持ち、分かるなんて言えるわけがない。
「フォルクに向かいましょうか?」エルシナは代わりにそう言った。

ミラル1/17 15:59:266121cfYgiORuYAJNQ||488
「新たなる旅立ち、だな?」セルゲイが言った。
「目的が変変わっちゃったな。この地を見てまわるのでなく」
「死神の元まで、シルヴィアを守り通す」フィールがトキシアの言葉を継いだ。
長は微笑んだ。「死者の国の中にはシルヴィア、1人で行きなさい。
仲間たちを死神の元へ向かわせるのは酷です。……ついて行きたいんですね」トキシア達の顔を見て言う。
「確かに死者の国にあなた方が入ることは可能です。しかしシルヴィアの行くところには死神」
彼らはしぶしぶ頷いた。言われなくて分かっていた。

ミラル1/17 16:0:96121cfYgiORuYAJNQ||971
「フォルクへ向かいなさい。そこから半獣の村、虹の草原、静かな森へ。そして――」
「そして、死者の門をくぐり、死者の国へ」シルヴィアが長の言葉を継いだ。

シルヴィアたちは旅立った。新たな仲間、エルシナと共に。

                         ―――To be continued.

エルロイド1/17 20:22:132191cfMyXd1swMxuA||621
どうも、初めまして〜!
過去ログから探して
全部見ちゃいましたw
面白いですね〜(*^^*)
これからもがんばってくださいませw

ミラル1/18 15:14:186121cfG21wJgbLi1c||833
はじめましてm(__)m
過去ログから探して読んでくださるなんて!嬉しい限りです^^
期待にこたえられるようにこれからも頑張っていきたいと思います。


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