4212 | グランデュール・サーガ―光と闇の血 | ミラル | 1/25 15:12:55 | 6121cfu/PPoF2UuEo |
〜あらすじ〜 王女シルヴィアは死者の国で生まれた孤児だった。それを今の王と王妃が引き取った。 彼女は元気に成長し、後に治める国を見て回るたびに出ることになった。 彼女は旅に出たばかりの頃出生の秘密を聞く。彼女は死神の娘であり死神になる運命である。 その運命と戦うために、シルヴィアとその仲間は死者の国へ向かう! アロンで助けた半獣、アイラはお礼にシルヴィアたちにお茶をご馳走した。 そこで事情を聞いたアイラは、危険を承知でシルヴィアたちと共に死者の国へ向かうことにする。 |
ミラル | 1/25 15:14:5 | 6121cfu/PPoF2UuEo||647 | ||
「第十三章 魔法使い」 虹の草原。今までの、そしてこれからの悲劇を何も知らないかのように虹が輝く。 アイラはエルシナから魔法の手ほどきをしてもらっている。 死者の国へ向かうのだ、何の力もないままでは意味がないと言うことだ。 「ほ、ほんとに?やった!!ずっと魔法を勉強したいって思ってたの」 魔法を教えてもらえると聞いた時のアイラはこんな感じ。 だが、村でいざ教えてもらっている時はそうも言っていられなかった。 |
ミラル | 1/25 15:14:32 | 6121cfu/PPoF2UuEo||930 | ||
「<集中>なさい!」 「そ、そんな簡単に出来ないわ。これよりもっと簡単なのないの?」 アイラは、エルシナに怒鳴られ悲鳴のような声をあげている。 「<集中>は魔法の基礎、それが出来るまで他の魔法はできません」エルシナはきっぱり言った。 「あなたの魔法力の高まりが認められたら、次に進みましょう」 3日間ほどずっとこの調子だ。 |
ミラル | 1/25 15:15:35 | 6121cfu/PPoF2UuEo||183 | ||
4日目。今日上手く行かなければここを発とうと言う日だ。 置いて行かれてはたまらないと、アイラは朝から練習中。 「ああ」アイラの様子を見ていたエルシナは小さく言った。そして、「合格です」と一言。 周りで静かに見守っていたシルヴィアたちはいっせいに歓声を上げた。 「わあ」アイラはにっこり笑った。確かに内側から少し力が湧いてくる。 「<集中>が出来るようになれば、後は旅の中で覚えることも可能でしょう」 |
ミラル | 1/25 15:16:33 | 6121cfu/PPoF2UuEo||617 | ||
早く出発しなければならない。彼女を狙う手が万一半獣まで届いていたら、 アイラを危険にさらすことになってしまう。シルヴィアはそう思っていた。 「これから教えるのはボム。<集中>は十分ですね?」 今。虹の草原でエルシナはアイラに確認した。彼女は頷く。 エルシナは軽く頷くと続けた「イメージして。まずは丸い風船のようなもの。 その中には熱い物が入っている。そして物にぶつかった瞬間に爆発させる」 |
ミラル | 1/25 15:17:26 | 6121cfu/PPoF2UuEo||831 | ||
見事、アイラの手には魔法で出来た爆弾が握られていた。 「地面に投げてみなさい」 エルシナの言ったとおりに地面に投げる。が、爆発しない……爆発した。 「ご、ごめんなさい。イメージするのが遅れて」アイラは下を向いて言った。 エルシナは首を横に振った「初めてでこれだけ出来れば見事です」 そして顔をあげたアイラに言った「おめでとう。新しい魔法使いの誕生です」 ―――To be continued. |
エルロイド | 1/25 20:30:25 | 2191cfMyXd1swMxuA||717 | ||
こんばんわ (*^^)アイラが魔法使いにw なかなか飲み込み早いようですね これから、ついに死者の国へ 行くんですかw 次回に期待(*^−^)/~~ |
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