4234 | グランデュール・サーガ―光と闇の血 | ミラル | 1/27 15:13:19 | 6121cf6hGP4t289rA |
〜あらすじ〜 王女シルヴィアは死者の国で生まれた孤児だった。それを今の王と王妃が引き取った。 彼女は元気に成長し、後に治める国を見て回るたびに出ることになった。 彼女は旅に出たばかりの頃出生の秘密を聞く。彼女は死神の娘であり死神になる運命である。 その運命と戦うために、シルヴィアとその仲間は死者の国へ向かう! 仲間になったアイラは、少しでも敵から身を守ることが出来ればと魔法を習った。 そして、死者の国へ向かう中、彼女は見事にボムを習得したのだった。 |
ミラル | 1/27 15:14:8 | 6121cf6hGP4t289rA||949 | ||
「第十四章 死者の影」 「うーん。ほんとに静かなんですね」アイラは呟いた。 その声が森の中に響く。ここは静かな森。その名の通り静かだ。 どんどん奥へと歩いて行く一行。 「なんだかどんどん暗くなっていってる気がするんだけど……」シルヴィアがぼそっと言う。 「そのようですね。私たちエルフがこのあたりまで来ることはほとんどありません。 しかし、死者の国についての知識はもっています」エルシナが説明をはじめた。 |
ミラル | 1/27 15:15:18 | 6121cf6hGP4t289rA||879 | ||
「あなたもご存知でしょう。死者の国は闇の国。死者の国は明けることのない夜。 この森は、死者の世界と生の世界を分つ森でもあるのです」 夕暮れのように薄暗くなっていく。歩いていく一行。 突然エルシナが息を呑んだ。「邪悪が……!」 「エルフの女……。まだついて回っていたの」低い声が響いた。 「あなたは!あの時の使いなの!?」シルヴィアは声の聞こえた方に呼びかけた。 |
ミラル | 1/27 15:15:44 | 6121cf6hGP4t289rA||558 | ||
笑い声が響いた「はははっ。そのとおり」 「あなたが……シルヴィアを狙っているのね!」アイラが怒鳴った。 「……ん?シルヴィアミラス、もう1人仲間をつけたのか?」笑い声が消えた。 「クマの半獣。お前は手を引くんだ。そうすれば無事に帰してやるよ」 シルヴィアは願った。おねがい、おとなしく手を引いて。 「そんなこと出来るわけない!」アイラはそう言うと目をとじた「ボム」そう囁く。 |
ミラル | 1/27 15:16:13 | 6121cf6hGP4t289rA||718 | ||
ゆっくりではあるがアイラの手に徐々にボムが形成されていく。 「ふん。馬鹿な子だこと」そう言うと声の主が彼らの前に姿をあらわした。 そのとき、アイラはボムを闇の使者、悪魔に投げつけた。 ボムは見事に悪魔に当たったかに見えたが「馬鹿め」と恐ろしい声が響いた。 「あっ」アイラの胸に一本の稲妻が突き刺さる。彼女は吹き飛ばされ倒れると、動かなくなった。 「何と言うことを」エルシナは怒りを込めて言った。「ホーリー!」 |
ミラル | 1/27 15:16:49 | 6121cf6hGP4t289rA||241 | ||
「なに!?」その言葉には驚きがにじみ出ていた。だが次の言葉は落ちついていた。 「何をしようと無駄なことだ。私の体は1つではないからな」 そして<ホーリー>の白い光の中に闇の使者は消えていった。 「アイラ!」シルヴィアは彼女に駆け寄った。エルシナは彼女の胸に手を当て力を注ぎ込む。 「最後まで一緒にいて。そして私が使命を果たしたら一緒に旅をしましょう」 「シルヴィア……いつも私の心は……一緒よ?……私のためにも……負けないで」 エルシナは首を横に振った。「助かりません。もう魂はこの地から離れました」 |
ミラル | 1/27 15:17:27 | 6121cf6hGP4t289rA||174 | ||
シルヴィアは立ち上がった。夕暮れのような空の下彼女は誓った。 「アイラ。約束する。私負けないから。必ず死神に、運命に打ち勝ってみせる」 ―――To be continued. |
エルロイド | 1/27 17:4:29 | 2191cfMyXd1swMxuA||209 | ||
こんばんわ^^ あ・・アイラが(;−;) ここまでくると、さすがに きついようですね・・(ペットは何処へ・・? では、次回頑張ってくださいw |
ミラル | 1/28 17:14:41 | 2182cfOtxB34qqgcQ||133 | ||
そう、ですねえ。いつも話の中で誰かがでてこなかったりするんですけどね^^; アイラのことに関しては、意味がありまして。後々わかるようにするつもりです |
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