4240 | 無茶な冒険 | イェッタ | 1/28 21:22:58 | 2101cfa7urSA.NXyM |
ある、エルフの村に、冒険の大好きなエルフが住んでいました。 彼の名前は、「フォンス」。 魔術師であるフォンスはとにかく「冒険」が好きで、いつも家を飛び出しては、 色々なところを冒険しているのでした。 いつもどおり、フォンスは家を出ると、地図を確認しました。 今日は、この村からずっと東にある山まで行くつもりなのです。 山には、恐ろしい怪物や、山賊がたくさん居ます。 しかし、フォンスはそれを知りません。 フォンスは着ているローブを整えると、そのまま元気よく村を飛び出しました。 |
イェッタ | 1/28 21:23:28 | 2101cfa7urSA.NXyM||93 | ||
初めて書いたので、訳わからなくなっていたらすみません。 見逃してくださいねw |
イェッタ | 1/28 21:23:50 | 2101cfa7urSA.NXyM||138 | ||
つづき。 「さ、今日も元気に冒険へ行こうか!」 フォンスは、肩にかけていたかばんからコンパスを取り出しました。 コンパスの針は、ゆらゆらと揺れています。 しばらくしてから止まると、フォンスは針の赤く印のついているほうをS極(北)にあわせました。 「東はあっちか。」 |
イェッタ | 1/28 21:26:28 | 2101cfa7urSA.NXyM||303 | ||
コンパスの示す東を見てフォンスはびっくりしました。 なんと、道の真ん中に大きな岩がどんと置かれているのです。 その岩の横では、老人がくわを持って岩をガシガシ叩いていました。 フォンスはその様子をしばらく見ていました。が、 やはり岩の硬さにくわは耐え切れず、ボキリと折れてしまいました。 くわの刃が、宙に円をかきながらフォンスのほうへ落ちていきます。 「お若いの、危ないぞい!」 おじいさんは、入れ歯をカポカポ鳴らしながら叫びました。 |
イェッタ | 1/28 21:28:53 | 2101cfa7urSA.NXyM||166 | ||
フォンスは、その飛んできたくわをとっさによけました。 くわは、グサリと地面に深く突き刺さりました。 フォンスは、老人のほうへ歩み寄りました。 そして、質問しました。 「なんでくわで岩を叩いていたんだ?」 老人は岩とフォンスを交互に見てから言いました。 「実は昨日、土砂崩れがあってのう。そのせいで岩が落ちてきてしまったのじゃ。 この岩のせいで、わしの村へ出入りすることが出来なくなってしまっての・・・」 老人は、悲しそうな顔をしました。 |
イェッタ | 1/28 21:30:58 | 2101cfa7urSA.NXyM||391 | ||
フォンスは老人ににっこりと笑みを浮かべると、 老人の肩をポンポンと二度叩いて言いました。 「まかせろって!俺がこの岩を粉々にしてやるよ!」 「な、お若いの、今から無理をして腰を悪くしたら後々大変ですぞ!」 「大丈夫、腰なんて使わないから。岩を持ち上げるようなこともしないし。」 老人は、わけがわかりませんでした。 しかし、老人はフォンスの言葉を信じてゆっくりとうなずきました。 「いくよ・・・!」 フォンスは、緑色の光を、右手に集め始めました。 |
イェッタ | 1/28 21:34:24 | 2101cfa7urSA.NXyM||916 | ||
次の瞬間、緑色の光は岩を真っ二つに切ったかと思うと、そのまま岩の中で爆発しました。 老人は、座っていたのに腰を抜かしてしまいました。 フォンスは、粉々になった岩を足でさっさと端によけると、老人の手をとって立ち上がらせました。 「お・・・おおお!これで村に帰れる・・・!ありがとう、お若いの!」 「いえ。じゃ、俺はもういくよ?」 「お、お、ちょっと待ってください・・・」 |
イェッタ | 1/28 21:34:40 | 2101cfa7urSA.NXyM||475 | ||
老人は、そう言うとポケットから一つの石を取り出しました。 「これは?」 「これは、るびぃと言う宝石ですじゃ。きれいでしょう、これを、助けてくれたおかげにあなたにあげます。」 「あ、ありがとう。」 フォンスは、老人に礼を言うと、そのまま東を目指して歩いていきました。 つづく。 感想お待ちしています^^ |
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