4256 | グランデュール・サーガ―光と闇の血 | ミラル | 1/29 21:16:40 | 6121cfVTMjNS3VfIc |
〜あらすじ〜 王女シルヴィアは死者の国で生まれた孤児だった。それを今の王と王妃が引き取った。 彼女は元気に成長し、後に治める国を見て回るたびに出ることになった。 彼女は旅に出たばかりの頃出生の秘密を聞く。彼女は死神の娘であり死神になる運命である。 その運命と戦うために、シルヴィアとその仲間は死者の国へ向かう! 仲間になり、魔法を習得したアイラだったが、闇の魔の手に倒れる。 シルヴィアはアイラに誓った。「絶対に負けない」と。 |
ミラル | 1/29 21:17:27 | 6121cfVTMjNS3VfIc||632 | ||
「第十五章 死者の国へ」 「くっ、何て奴らだ」トキシアは怒鳴った。死者の門まで後一歩。 だが、死者の大地の敵は彼らを簡単にたどり着かせはしなかった。 「きっとこれは死神の差し金だよ」フィールは言わなくても分かることを言った。 「そんな事言わなくたって分ってるさ」セルゲイは言った。 「それでなきゃ、骨の戦士(スカルファイター)がこんな所にいるはずないからな」 「このままでは……」エルシナは悔しそうに呟く。 |
ミラル | 1/29 21:18:28 | 6121cfVTMjNS3VfIc||70 | ||
もうほとんど敵に取り囲まれている状態だ。一度にこんな数の敵が出て来るなんて。 エルシナはかなりの魔力を使っていた。エルシナにとって、大した敵ではないはずだった。 だが、数が多すぎたのだ。シルヴィアたちもかなり苦戦している。 エルシナが呪文を唱えながら、ちらりとトキシアの方を見た。 「トキシア!」エルシナは大声で怒鳴った。「もう待てません!」 トキシアはごくっとつばを飲み込むと頷いた。 |
ミラル | 1/29 21:18:56 | 6121cfVTMjNS3VfIc||526 | ||
トキシアは攻撃の手を緩めた。回りは何事かと思いつつも戦いの手を休めなかった。 と言うか休められなかった。敵は次から次へとやってくるのだ。 「ああ!」突然シルヴィアは驚きの声を上げた。敵でさえも一瞬攻撃を止めた。 トキシア、レットチビどらの体が光り輝いたのだ。シルヴィアは悟った。 「離れて!」セルゲイとフィールに向かって叫んだ。 セルゲイたちが慌ててそこから離れると、シルヴィアが予想していた通りのことが起こった。 |
ミラル | 1/29 21:19:30 | 6121cfVTMjNS3VfIc||144 | ||
光り輝く彼の体は少しずつ大きくなり始めた。シルヴィアの半分の背丈だったが、 その輝きが消える頃には、シルヴィアと同じほどになっていた。そう、進化だ。 「ど、どうして……」シルヴィアはエルシナに、なぜこの事を分かっていたのか聞きたかった。 だがいまはそれを聞く時ではない。今、トキシアは<爆炎のブレス>を使っている。 「シルヴィア、私たちで門まで送りましょう」そう言うと一つの鍵を渡した。 |
ミラル | 1/29 21:19:54 | 6121cfVTMjNS3VfIc||305 | ||
「これは死者の鍵。これを使えば門を開けることが出来ます」 シルヴィアは頷いた。今も少しずつ門に近づいている。 「必ず戻ってくる」そう言うとエルシナは頷き、敵に向かっていった。 シルヴィアは門を開ける。 いよいよ死者の国へ、死神との対決だ。 ―――To be continued. |
エルロイド | 1/29 23:23:36 | 2191cfMyXd1swMxuA||311 | ||
こんばんわ〜 トキシアがレッドチビドラから ラトナラジュに進化だ〜 わ〜いw 次回はついに死者の国か〜 頑張ってくださいね ミラルさん |
ミラル | 1/30 11:4:4 | 2182cft49WWyRGODo||432 | ||
ありがとうございます^^ いやー、シルヴィアがまだ生まれたばかりの頃からいるんだから、そろそろかと思って進化させました^^ |
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