4308 | グランデュール・サーガ―光と闇の血 | ミラル | 2/6 8:48:50 | 6121cfirnBPUdKMPQ |
〜あらすじ〜 王女シルヴィアは死者の国で生まれた孤児だった。それを今の王と王妃が引き取った。 彼女は元気に成長し、後に治める国を見て回るたびに出ることになった。 彼女は旅に出たばかりの頃出生の秘密を聞く。彼女は死神の娘であり死神になる運命である。 その運命と戦うために、シルヴィアとその仲間は死者の国へ向かう! 必ず戻るとエルシナに言い死者の門をくぐったシルヴィア。 死神と対峙したシルヴィアは死神の稲妻に貫かれた! |
ミラル | 2/6 8:49:26 | 6121cfirnBPUdKMPQ||255 | ||
「第十七章 生と死」 闇。全く光のない世界。右も左も、上も下もない世界だ。 そこにシルヴィアは漂っている。 ここは死者の世界なのだろうか。死者の国とは違うようだ。 おや?遠くに光が見える。小さな光だ。近づいてくるようだ。光が大きくなる。 |
ミラル | 2/6 8:51:45 | 6121cfirnBPUdKMPQ||453 | ||
『シルヴィアミラス』光の中から声が聞こえる。 『ここは選択の場。死者が最後の選択をする場所』 「どんな選択なの?」シルヴィアは聞いた。 『死者の国へ行き死者として生きるか、この場に選択を与えるものとしてとどまるか』 「つまり、どう言うこと?」 『私のような存在として、この生死の狭間の場に残ることも出来る。 死者の国へ行くことも可能。生者を襲う敵として』 |
ミラル | 2/6 8:52:16 | 6121cfirnBPUdKMPQ||243 | ||
シルヴィアが思案していると、『ダメ……!』と声がした。一瞬の間。 『シルヴィア!再生をしなさい』また何か格闘のような音がした。 「い、今のは?」シルヴィアが聞いた。 『アイラ。彼女はこの場に残るという選択をした』声が答える。 『うっ……彼女の自意識が私に言っている……わかった』苦しそうな声だ。 『もうひとつ選択できる。お前は誰かに誓いをしたようだな?』 「誓い?」シルヴィアは考えた。 『エルフの娘だ。おまえは<必ず戻ってくる>と言ったであろう。』 |
ミラル | 2/6 8:53:24 | 6121cfirnBPUdKMPQ||144 | ||
「ああ!それが誓いかだったのね……で、その選択は?」 『再生だ。死を受けた場所で再び同じ体で蘇る。むろん、お前はそれを選ぶのだろうな』 「本当にそんなことが出来るの?」シルヴィアは半信半疑だ。 『その選択が出来るものは少ない。死を受ける直前に絆で結ばれし者と 誓いを立てる者などほとんどいない。だがお前は、必ず戻ると言った。 誓いに縛られたものは魂も肉体も生の世界に縛られる』 「よく、分からないんだけど……選択します!私は再生を選びます」 |
ミラル | 2/6 8:53:53 | 6121cfirnBPUdKMPQ||924 | ||
『その選択で間違いないな?』 シルヴィアは頷いた。 『よろしい。……死者に選択を与える者として光と闇に命ず、 死者シルヴィアミラスに再び生を与えよ!彼女を再び死者の国へ!』 シルヴィアは光に包まれた。再生。再び死者の国へ。 ―――To be continued. |
ミラル | 2/7 15:12:13 | 2182cfll6dz8gDUWg||622 | ||
詩を描いて見ました〜 悲しくて 泣いてる心 私が 悲しく思うことで 誰かが 悲しくなるんじゃないか 誰かが 困るんじゃないか そう思うと 誰にも言えない 誰かにこの気持ち 分かってほしいのに 矛盾した こんな気持ち 自分でもわからない わかるのは自分だけ そういわれる でも 自分でも 分からない |
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