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4320〜オバちゃんはエージェント!?〜第五話〜OBATYAN2/7 16:35:412192cfSsjm/.A8kSA
前回のあらすじ
広子が奇術師に金を渡しに行き、それを奇術師はラジコンヘリで金を受け取った。
しかし奇術師が本当に狙っていたのは、時価数十億はすると言う「スターサファイア」のオブジェであった・・・

OBATYAN2/7 17:19:192192cfSsjm/.A8kSA||496
〜第五話〜
広子「結局ビルは爆破されへんかったけど、なんか引っ掛かるな〜。」
マーク「私もだ。奴はまた何かやらかすだろう。」
受付「長官、ニューヨークのバズ宝石店から電話が入っております。」
マーク「代わってくれ・・・もしもし、マークだが?」
バズ「マーク、助けてくれ!俺の、俺の命より大事な宝石が・・・とにかく店に来てくれ。」
マーク「解かった。今行く。」
広子「どないしたん?」
マーク「バズと言う古い友人から、店に来てくれと言われた。お前も来てくれ。」
広子「解かった、解かった。」

OBATYAN2/7 18:6:162192cfSsjm/.A8kSA||119
数分後、ニューヨーク:バズ宝石店
マーク「どうしたんだ?バズ。」
バズ「この女は?」
マーク「ああ、信頼出来るエージェントだ。」
広子「こんにちは〜。」
バズ「こちらこそ・・・」
バズという男は、白髪交じりの黒髪で黒縁眼鏡を掛け、しわ一つ無いスーツを着ている。元はしっかりした人だったのだろうが、今はすっかり弱っている。歳は50前後か。

OBATYAN2/7 18:22:212192cfSsjm/.A8kSA||718
マーク「で、命より大切な物とはなんだ?」
バズ「ああ、これなんだが・・・」
バズは宝石の写った写真を取り出した。
マーク「これは・・・」
バズ「見事な物だろう?私が精根掛けて探した物なんだ。数ヶ月前、オークションで落札したんだ。」
マークが驚くのも無理は無い。その宝石と言うのが写真でも燦然と輝いていた。
バズ「その名も『空に輝く星』と言うんだが、宝石商達は『スカイスター』と呼ぶんだ。」
一面に三角に削られたスターサファイアが散りばめられ、土台もクリスタルと言う見るからに高価そうなオブジェだ。

OBATYAN2/7 20:37:412192cfSsjm/.A8kSA||993
そして大きな星の形をしているのが最大の特徴だ。
バズ「これがさっき盗まれたんだ。」
マーク「どこに保管していたんだ?」
バズ「こっちに来てくれ。私は厳重に保管したつもりだったんだが・・・」
バズの言う通り、厳重過ぎるほど厳重だった。まず店のドアには頑丈なチェーンと電子ロックが有り、奥の宝石保管庫のドアにも電子ロックと特殊キーが備え付けられ、次の金庫には鋼鉄製のドアと、同じく暗証番号を入力し更に指紋を登録しなければ開かないキーを付け、最後に防弾防火性の重さ3トンもある金庫に、スカイスターは布を被せて保管されていた。

OBATYAN2/7 20:53:562192cfSsjm/.A8kSA||908
広子「犯人はよほど凄い奴でしょうね〜。」
バズ「ええ。しかも当日は警備員まで居たんですよ。」
マーク「突然盗まれたのか?」
バズ「実は奴からこんな予告状が・・・」
そこには、小動物の物と思われる血でこう書かれていた。
『コンヤ12ジキッカリニスカイスターヲチョウダイスル。』ゲイジュツヲアイスルジゴクノキジュツシヨリ
マーク「き、奇術師!?」
バズ「知ってるのか?」

OBATYAN2/7 21:13:292192cfSsjm/.A8kSA||569
マーク「今我々が担当している事件の犯人だ。姿を見たことはないが・・・」
広子「ほんなら、この事件とスイス銀行爆破未遂は繋がってるっちゅう事やな。」
マーク「そうだな。しかしなぜ警察に連絡しなかったんだ?」
バズ「このスカイスターは、私が命を掛けて買い取ったんだ。警察がこれの存在を知ったらマスコミが大きく報道するに違いない。そんな事になったら、宝石商がしつこく買い求めにくる。そう思って電話を踏み止まったんだ。」
マーク「・・・まぁいい。それでどうやって盗まれたんだ?」
バズ「それが間抜けだった。二人警備員を金庫に居させたんだが、一人の警備員は犯人だったんだ。」

OBATYAN2/7 21:41:322192cfSsjm/.A8kSA||504
バズ「一人を気絶させてから、金庫のナンバーを入力して開けて持って逃げたんだ。」
マーク「逃げるときは?」
バズ「休憩を取ると言って出て行ったんだ。もっと注意すれば良かった・・・」
マーク「事情は良くわかった。どっちにしろ奴は追うつもりだったんだ。ついでにスカイスターも取り返してやるよ。」
バズ「ありがとう!マーク。頼んだぞ。」

OBATYAN2/7 23:5:222192cfSsjm/.A8kSA||391
プルルルルル!
部屋の電話が鳴った。
奇術師「チョウカンサン、ボクカラスカイスターヲウバオウトシテモムダダヨ。」
マーク「奇術師!!」
奇術師「クックック・・・ボクノゲイジュツヲソロソロワカッテモラオウカナ。」
プープープープー・・・

OBATYAN2/8 16:23:452192cfSsjm/.A8kSA||863
バズ「ど、どうすればいいんだ!次は何を狙う気だ。もう嫌だ・・・。」
マーク「安心しろ。奴のアジトは解かっている。今から捜査官を二人、派遣する。」
バズ「そうか・・・店にも呼んでくれ。」
マーク「解かった、解かった。」
数分後、サンフランシスコ:廃材置き場

OBATYAN2/8 16:42:342192cfSsjm/.A8kSA||875
???「ここだな。」
???「ああ。」
???「ネギ、気を付けろよ。」
ネギ「ジョン、お前もな。」
ジョン「行くぞ。」
彼らはマークの指令で出動したエージェントだった。
ネギ「突撃!」
ネギは廃材置き場にあるプレハブ小屋のドアを蹴破った。
ジョン「誰も居ない?」
バシッ!!

OBATYAN2/8 16:48:352192cfSsjm/.A8kSA||509
ネギが隣で倒れた音がした。
奇術師「ボクノゲイジュツヲジャマスルヤツハユルサナイ。」
ジョン「お前が奇術師?」
奇術師はピエロの様な面をして、黒い道化服を着ていた。そして手にはスタンガンを持っていた。
ジョン「ネギは?ネギに何をした!」
奇術師「アイツハキゼツシテルダケ。オマエモオナジヨウニシテアゲル・・・」
バシッ!!
ジョン「ウッ!」
ドスン。
奇術師は電流を最大にしてジョンの胸にスタンガンを当てた。

OBATYAN2/8 16:50:452192cfSsjm/.A8kSA||780
奇術師「フッフッフ・・・」
奇術師は二人を隠しておいたワゴンに乗せ、どこかに走り去った。こうして、奇術師の恐るべき計画が幕を開けたのである・・・

OBATYAN2/8 16:51:142192cfSsjm/.A8kSA||639
ここで切りま〜す!感想などヨロシクです。

長ネギ2/8 17:5:392182cfOco4inQzTRM||293
おっ俺はどうなってしまうんだー。

OBATYAN2/8 17:8:362192cfSsjm/.A8kSA||92
感想ありです!奇術師の餌食に・・・かどうかはお楽しみ♪>長ネギ様


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