4326 | 結都の住む街〜序章「始まりはいつもそこから」〜 | 結亞 | 2/7 22:18:30 | 2102cfijRV7XguOXk |
遅くなって申し訳ないです↓↓ やっとこさで序章が出来たので、とりあえず見てくださいw (序章は多分、2回に分かれると思います。。) |
結亞 | 2/7 22:18:56 | 2102cfijRV7XguOXk||544 | ||
詩が聞こえた それは、とても小さくて今にも消え入りそうな程かすかな歌声。 だけど何処かとても懐かしく思えるような、そんな歌声だった。 その声達は閑静な森の奥深くにある、澄みきった湖から聞こえてきたのです。 歌声の正体は、湖の浅瀬の所に立っている男性からで、その男性は巨大なスクリーンを一人眺めていました。 |
結亞 | 2/7 22:19:32 | 2102cfijRV7XguOXk||312 | ||
巨大スクリーンと言っても映画館にあるような代物ではない。 今男性が立っている湖・・。 それこそが正にスクリーンだったのです。 湖の周りには霧がたちこめていましたが、男性の姿やスクリーンの映像だけは、不思議な事にハッキリと見る事ができたのです。 湖は底の小石がひとつひとつ見える程に澄みきっており、本来の映像をよりいっそう美しくさせていました。 |
結亞 | 2/7 22:20:30 | 2102cfijRV7XguOXk||950 | ||
そして、彼が少し足を動かす度にゆらゆらとそれは揺れ、 男性は誰を気にする事もなく、静止した映像を見つめながら詩を謳っていたのです。 パシャッ・・ すると男性の後ろの方で、水が微かに跳ねる音が聞こえてきました。 |
結亞 | 2/7 22:21:6 | 2102cfijRV7XguOXk||167 | ||
パシャパシャッ・・・ 誰かが小走りで駆けてくる音だった。 その音に気づいたのか男性は謳うのをやめ、ゆっくりと振り返りました。 振り返って見るとそこには、自分の身の丈より少しばかり低めの女性が立っていたのです。 |
結亞 | 2/7 22:21:40 | 2102cfijRV7XguOXk||718 | ||
「たく・・。又君か・・」 少々呆れた声を出しつつ、無愛想な顔で応答した。 「アレ?もう詩やめちゃうの?せっかく森の木々達も共鳴しあっていたのに・・。 でもまぁ、相変わらず失礼な人だなぁ・・。結亞には優しいくせに・・」 と、少しつまらなそうに頬を膨らませながら、子供のようにブーたれていた。 こうして見ると何歳だかよく分からない。 二十歳くらいの大人しそうな女性に見えれば、中学生くらいの女の子にも見える。 |
結亞 | 2/7 22:22:15 | 2102cfijRV7XguOXk||356 | ||
しかし、そんな彼女を無視するかのように 「ところで何の用だい?歪曲科の森香ちゃん・・・」 そう切り捨てた。 「酷いなぁ、もぅ・・。それに私の名前は森香じゃないでしょう? 今日に限ってちゃん付けだけど、ちゃんと名前があるんだからね! 私の名前は・・・」 そこで少し強い風が吹いた。 |
結亞 | 2/7 22:22:59 | 2102cfijRV7XguOXk||31 | ||
「・・・・・なんだから。 まぁ本音言っちゃえば何だって良いんだよ。意味的にもそんなに変わっていないからね。 そんな事より結亞の魂だけを人間界に送り込んだって言うのは本当なの?」 肩を落とし、静かな虚空に冷静に言葉を放った。 「あぁ・・そうだよ・・」 こちらも冷静だった。 「正気なの、詩歌? 魂だけなのよ?姿も声も性格も変わってしまうかもしれないのよ・・?」 |
結亞 | 2/7 22:23:46 | 2102cfijRV7XguOXk||567 | ||
森香は今にも泣きそうな程の声で言った。 「少なくとも君よりは正気なハズだよ・・森香ちゃん。 いや・・、もうこの名前で呼ぶ必要もないのかな? まぁとにかく、結亞達の魂は特別でね、決して姿形が変わらないものなのだよ・・」 さっきよりも酷い言葉を言い返されたのにも関わらず、何処か今までよりも優しい口調で あった。 |
結亞 | 2/7 22:26:17 | 2102cfijRV7XguOXk||611 | ||
「そうなんだ・・・。 でも、達って何?まさか・・あの子達まで!?」 ほっと胸を撫で下ろした声が急に甲高くなる。 「あぁ・・」 「ダメよ!リスクが大きすぎるわ!!しかも記憶までなくなっているのよ!?」 そう叫んだ。 |
結亞 | 2/7 22:28:27 | 2102cfijRV7XguOXk||41 | ||
・・うっわー 中途半端だな・・ォィ 今日は此処までにしますw 感想待ってますw |
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