4332 | グランデュール・サーガ―光と闇の血 | ミラル | 2/9 14:48:26 | 2182cfGe8x4bzMKUo |
〜あらすじ〜 王女シルヴィアは死者の国で生まれた孤児だった。それを今の王と王妃が引き取った。 彼女は元気に成長し、後に治める国を見て回るたびに出ることになった。 彼女は旅に出たばかりの頃出生の秘密を聞く。彼女は死神の娘であり死神になる運命である。 その運命と戦うために、シルヴィアとその仲間は死者の国へ向かう! 死神の稲妻に貫かれたシルヴィア。生死の狭間で光に死の選択を迫られたが、 死者となったアイラの意識がシルヴィアを救った。シルヴィアは蘇った! |
ミラル | 2/9 14:49:26 | 2182cfGe8x4bzMKUo||736 | ||
「第十八章 光と闇」 シルヴィアを包む光が消えていく。また薄暗い世界に戻ってきた。 どこかで息を呑む声が聞こえる。 「なんと……」死神が暗闇の中からほんの少し明るいところへでてきた。 「アリオトはお前に再生の選択肢を与えたのか?」驚きに満ちた声だ。 「アリオト?」大体予想はついていたが、シルヴィアは尋ねた。 |
ミラル | 2/9 14:50:4 | 2182cfGe8x4bzMKUo||111 | ||
「ああ……死者の意識の集合体、つまり死者に選択を与える者だ」 「あの光の玉のことなの。アリオトは私に教えてくれなかったと思うけど、 アイラが教えてくれた。つまり……死者の意識のうちの一人がね」シルヴィアは答えた。 「お前が生者と誓いで縛られているのは知っていた。蘇ることが出来ぬよう、 あの世界に追い込むのを遅らせても良かったが……再生の選択を与えるとは思わなかったのだ」 「ですから、わたくしどもは申したではありませんか」暗闇から女の声がした。 |
ミラル | 2/9 14:50:50 | 2182cfGe8x4bzMKUo||472 | ||
奥の暗闇から現れたのは一人の悪魔と、ローブを纏いフードをかぶった女だった。 「私は彼女の力は計り知れないと報告しましたし」悪魔は言う。 「彼女ならば負けるはずがないと、わたくしは申し上げましたわ」女もいった。 シルヴィアは思った、二人ともなんだか聞き覚えのある声だと。 「2人とも、私とどこかであったことある?」シルヴィアは尋ねてみた。 すると、2人は顔を見合わせた。 |
ミラル | 2/9 14:51:51 | 2182cfGe8x4bzMKUo||43 | ||
「ええ、お会いしたことがありますわね」と女。 「こうすれば分かるんじゃない?」悪魔の方もそう言った。そして指をぱちんと鳴らすと―― 「メイベル!」シルヴィアは声をあげた。 「今まで邪魔をしたのも私です」彼女は静かに言った。 「じゃあ……あなたがアイラを。よくも!」シルヴィアの心に怒りの炎が再び燃え上がった。 「シルヴィア、止めるのだ」死神は言った。「そう怒ることは無い。今に分かるからな」 |
ミラル | 2/9 14:52:46 | 2182cfGe8x4bzMKUo||824 | ||
「そうですわ、シルヴィアミラス」女もそう言った。 「何が今にわかるっていうの」とシルヴィアが言いかけたそのとき、 どこか遠くから声が聞こえてきた。 ―――To be continued. |
エルロイド | 2/9 20:25:26 | 2191cfMyXd1swMxuA||375 | ||
こんばんわ〜;^^ 前回は、忙しかったので、 感想書けませんでした;−; まぁ・・まとめて書いちゃいますw シルヴィア・・アイラのおかげで 助かりましたね〜(;^^) 次回は、バトルかな・・? 次回にきたいなりw |
らいじん | 2/9 20:52:30 | 2111cfnRISJsUW6PU||74 | ||
すいません、これの題って 『ネシャン・サーガ』のまねですか。 まちがっていたらすみません |
ミラル | 2/10 13:57:6 | 2182cfGZvhRXBIEuo||49 | ||
らいじん様。 「Saga」は「武勇伝説」とかの意味のある言葉なのでつけました。 でも、「ネシャン・サーガ」を読んだことはあるし「サーガ」という言葉をしったのもそれですよ^^ エルロイド様。 いつもありがとうございます^^ うぅん。期待していたよりあっさりと終わってしまうかもしれませんが、 最後まで、よろしくお願いしますm(__)m |
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