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4359バトルロワイアル連載―エラー―李亞2/14 16:55:292182cfPPkTUCF2dqo
こちらにある小説は、俗に言う『バトルロワイアル』を自分流に再現してみよう、という小説です。
生と死の重さがまだ解らない方は(いや、私も完全には解ってませんが)
読むのを止めた方がいいでしょう。

また、こちらにある小説はグロイ、という種類に分類されます。
血が流れます、痛いです、人が死にます。
そういったことが苦手な方も、読むのをやめましょう。

まだ15にもならないガキが書いているので15禁ではなく12禁にでもしておきます。

途中でのレスはお控えください。
一気に書く気が失せます。

参加者の名簿は「http://kamakura.cool.ne.jp/kadukiria/br.htm」にて。

李亞2/14 16:56:22182cfPPkTUCF2dqo||17
人を殺さないデメリットならあった。

生きてこの学校を出られないことだ。


そして考える。


人を殺すデメリットは?




―――特に無い。




簡単で率直な意見だった。
人を殺せば、何でも望みが叶う上に、「明日」を手に入れられる。





乗らない手は無かった。



李亞2/14 16:56:492182cfPPkTUCF2dqo||502


エラー


―五章―



李亞2/14 16:57:292182cfPPkTUCF2dqo||980
「うっ・・・」


その教室―二年一組―に入って、彼女―南空花梨―は口元を覆った。
目の前に横たわるは彼女の友人―川上恵実奈―。

             

―――乗ってるヤツがいる訳ね・・
                 


手に持ったサブマシンガンに力が入った。

李亞2/14 16:57:542182cfPPkTUCF2dqo||322
恵実奈は紐で首を絞められたらしく、首には痛々しい跡があり、そこから上がどす黒く変色していた。
舌をだらんと出し、目は白めをむいている。
余程苦しかったのだろうか、彼女の首の辺りには痛々しい大量の爪痕があった。
口からは血や涎と思われる物が、鼻からは血、耳からも血、
とにかく、体中の至るトコロにある穴という穴から液体が流れ出ていた。
以前何かの洋画劇場で主人公が言っていたのを思い出す。

人間は首を絞められて死ぬと体中の穴から液体を流す。

勿論それは汚物も例外ではなく、辺りには思わず鼻を塞いでしまうような臭いが立ち込めていた。

李亞2/14 16:58:252182cfPPkTUCF2dqo||832
見れば見るほど吐き気がする。

死体を触ってみると、死後硬直はまだ始まっていないらしいことが解った。
彼女の腕を胸の前で組ませ、目を閉じさせた。

日頃彼女と色々犯罪紛いのコトもやってきたが、小学校の頃から一緒にいた友人だ。
悲しくないといったら嘘になる。
だが、今は自分の身のことで精一杯。彼女にしてやれる事なんて殆ど無い。

そして立ち上がる。

とにかく、早くココを離れようと思った。

李亞2/14 16:58:422182cfPPkTUCF2dqo||657
死体はまだ温かかった。恵実奈を殺したキチガイはまだこの近くにいるかもしれない。
下手すれば自分が殺される。それだけは勘弁だ。
まだやりたいことだって沢山ある。

金持ちと結婚して、ブランド物のバッグ買いあさって、毎日エステに通って・・・

頭に浮かべれば数えられないほどの夢。
ソレを達成するまでは死にたくない。

花梨は立ち上がり、出口の方へ進む。

そのときだった。

李亞2/14 16:59:12182cfPPkTUCF2dqo||492
背中の中ほどまで伸ばした髪がパラパラと落ち、顔の横に少しの痛みが走った。


「・・・やっぱりナイフ投げってのも無理あるよな・・」


ガタッ、と言う音と共に机の下から現れたソレは、科学部の部長・・
日頃花梨たちがマッドサイエンティスト、と言って笑っていた東堂憲太だった。


「・・乗って・・・・るの・・・?」


見れば解る事、だが、尋ねずにはいられなかった。
目の前で無表情で立っているこの男が乗っていることは明らか。

李亞2/14 16:59:322182cfPPkTUCF2dqo||817


「あぁ」


彼は表情を変えずに言ってのける。


「私の武器・・・見えてる?」


花梨は震える手でサブマシンガンを構えながら言う。
それに対して、憲太は手に―恵実奈を殺したモノと見れる―紐を持っているだけ。


「オレの目がつぶれてるように見えるのか?」


彼は軽く首を傾げながら自分の目を指差す。
花梨は首を横に振った。

李亞2/14 16:59:552182cfPPkTUCF2dqo||377


「勝ち目がないことはない。オレだって銃くらい持ってる」


ブレザーの大き目のポケットから銃―コルトパイソン357―を取り出した。
桜子が持っていたあの銃だ。


「コレ、春川か加藤の武器だった。アイツらの死体の横に落ちてたんだよ」
「・・・殺したの・・?」
「いや、血臭がすると思って理科室に入ったら二人とも死んでた」


心中だろうか、花梨は恐怖の中でそんな事を考えた。


「お前にもオレにも銃はある・・・まあ、お前の銃の方がはるかにつかえるコトは間違いない。
・・・けど、お前・・・オレのこと殺せないだろ」

李亞2/14 17:0:282182cfPPkTUCF2dqo||14
肩がビクッと震えた。確かに、花梨は殺すことなんて考えてない。
銃口を向けて、威嚇して追い払うだけならできる。
だが、本当に人を殺すコトなんてできるわけがない。

憲太はそのことを知ってる。


「悪い!?」


結果、開き直ることしかできなかった。
半ばヤケクソになりながら叫ぶと、憲太は口を開く。


「生きたい、と思うんなら・・・・・・それは悪いな」


静かに、花梨に銃口を向ける。

李亞2/14 17:0:522182cfPPkTUCF2dqo||727


             
動けない。怖い。逃げたい。逃げられない。間に合わない。


          

李亞2/14 17:1:212182cfPPkTUCF2dqo||586

                 
          

―――タスケテ・・・――!

              

             

李亞2/14 17:1:362182cfPPkTUCF2dqo||809


バァン


       

李亞2/14 17:2:472182cfPPkTUCF2dqo||682
「ぐっ・・」


右肩に、鈍器で思いっきり殴られたような痛みがはしった。
思わず左手で右肩を覆うが、それにさえ痛みがはしる。
制服に覆われた手首まで、微かに鉄の臭いのする生暖かい液体が流れていく。
痛みで涙が出た。


「悪いな。こんなモノ撃つのには慣れてないんだ。頭の辺りを狙ったんだがな・・」


・・・・弾にも重力がかかるから、少し上を狙えば・・・


そんな言葉が微かに聞き取れたが、花梨はそれどころではない。
痛みに耐えて制服の上から肩を押さえるが血は止まってくれない。
分厚いブレザーの表面まで血が滲みてるのを見て、軽いパニックに陥った。
呼吸が荒くなり、そこから目が離せない。

李亞2/14 17:3:192182cfPPkTUCF2dqo||817


「コレで完璧だ」


憲太は再び右目を瞑って、花梨の少し上に狙いを定めているのが見える。

           

彼が両手で持った銃は、カーテンの隙間から入ってくる日光によって、
非常に場違いな明るい光を放っていた。

李亞2/14 17:3:482182cfPPkTUCF2dqo||941

                

              

数秒後、教室には轟音が響き渡り、

        
床には深く紅い液体が広がった。


                  
               

                    

李亞2/14 17:5:222182cfPPkTUCF2dqo||490
死亡者 女子十番 南空 花梨

生存者 18人

李亞2/14 17:5:532182cfPPkTUCF2dqo||469
今回は短めに押さえました(ぇぇぇ)
毎回毎回芸術にスレを立てると異様なほどスクロールバーが縮まるので・・
冒頭はマッドサイエンティストこと、東堂氏のお言葉です。
「明日」と言う響きが好きなので、無理やり入れてみました。
はっきり言って不自然この上ないです。
そして、南空嬢と東堂氏のシーンを引っ張りすぎました。
六章からはまた別の人のシーンが入ると思うので、このシーンはまだまだ先がわかりません。

李亞2/14 17:6:412182cfPPkTUCF2dqo||465

えー・・・弾に重力が掛かる、と言うのはバトルロワイアルUから持ってきました。
本当のところ、狙ったトコからどれくらい離れたトコを狙えばいいのかすらわかりません。
安易に銃を撃つと肩が外れるからでしょうかね。
外国でも子供が射撃するのは好ましくない、とされているらしいので、
子供視点でどこら辺を狙えばいいのか、と言う最大の問題が全くわかりません。

プロの方に是非ご指導願いたい今日この頃・・・


李亞2/14 17:8:592182cfPPkTUCF2dqo||574
そしてアレです、川上嬢の死体のシーンはそれなりに頑張りました。
社会の先生に聞いた事をノートの一番最後のページにメモして部活で死体の描写を書いた覚えがあります。
この章、一番製作時間掛かったんじゃないでしょうか・・・
1日5行程しか書いてなかったので素晴らしい程文章繋がってません。

あぁ、あさってからはテスト一週間前、小説書く時間なんてないですね。
授業中にコソコソ書くのも通用しないでしょうな。
何せ席が真ん中の列の一番前ですからorz

李亞2/14 17:27:422182cfPPkTUCF2dqo||145
HPのアドレス乗せるの忘れてた・・・orz

http://kamakura.cool.ne.jp/kadukiria/

「創作活動→李亞→エラー」で前の作品が見れます。
その際に名前変換を行うと駄作も少しはマシになるかと思われます。

りーコ2/14 19:14:222181cfrDPjHepeSNU||101
前作からの感想を入れなくてすみません…
感想は1章〜5章毎日読んでますvv!!
印刷して友達に見せる位ですwww!!^−^
友達に見せたら『早く続き読みてぇー』等とても好評でしたww^−^
神宮寺 翔悟君はまだ出てないのが残念ですvv…
気長に待ってましょうv^^;
皆様が書いているバトロワの中で1番で読みやすく内容も長くとても面白いですw!!
続き頑張ってください!!応援してます!!では…
(書いているのは兄のアルスです)

李亞2/14 19:38:422182cfPPkTUCF2dqo||694
アルス殿こんばんはです。
いや、別に感想は強制じゃないし、変に社交辞令入れられるとプレッシャー掛かるので
書きたくなければ書かなくてもいいですよ。
あらー、印刷してくれてるんですか、それはさぞかし紙代が馬鹿にならないでしょうに・・
翔悟君はあれです、出そうと思ったシーンが
他のオンライン上のオリジナルバトロワサイト様と被ったりなどのハプニングがあり書きなおし中です。
本来ならこの章で出るはずだったんですが・・・

内容は最近短くしようと改行を少なくしてます(ぇぇぇ)
読みやすい、との感想ありでした。応援もしかと受け止めますたv

ラフィーナ2/15 16:27:352192cfFtnUAjXxyYU||707
初めましてv季亞様。
ラフィーナといいますw
はっきり「死」と言う言葉を使わずにこれをこんなに読みやすくかけるとは・・・・・・・・とてもすごいと思います。
毎章読まして頂いていたのですが感想書く勇気がなかったので今回勇気を出して(?)感想書いてみました。
ではこの辺で・・・・・。

ラフィーナ2/15 17:1:162192cfFtnUAjXxyYU||97
ぁ。李亞様の李の字が季になってました。スイマセン。

李亞2/15 17:10:72182cfPPkTUCF2dqo||235
はじめましてラフィーナ殿、漢字の間違いは気にせずにw
よくあるのでもう慣れっこですw

「死」って言葉はアレですよ、響きは好きなんですが使えないので頑張って省いたりしてます。
友人にはもっと短くスッキリハッキリ書け、と言われてますので、読みやすい、とのお言葉は嬉しい限りですw
毎章読んでいただいてたんですか、それは吃驚です。
反響少ないので読者が居るとは思ってもいませんでしたorz

勇気を出していただきありがとうございましたw

李亞2/15 17:13:182182cfPPkTUCF2dqo||343
本格的にテスト勉強するので、これより下に書かれる感想は返信できません。
あ、ちゃんと見ますよ、えぇ。
六章の最後に返信するかもしれませんしね。

肝心の六章のうpは2/25以降になりますのでご了承ください。

雷木2/16 20:58:522118cf.CAQIaOP4OQ||316
(・∀・)いよぅ、お久 李亞
人って首絞められて死ぬと液体が体中から出てくるんだ。怖いね。つうか、グロイね。
第4章とだったっけ??桜子が人を殺したの、
その章と今回の章似ているね。うん。
面白かった。w


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