4360 | 結都の住む街〜序章「始まりはいつもそこから」〜 | 結亞 | 2/14 19:10:51 | 2102cf48NWA2i.BAs |
今日は序章の続きです。。 これで、序章は終わりです 次回は第一章なんで、よろしくです。。 感想待ってます |
結亞 | 2/14 19:11:14 | 2102cf48NWA2i.BAs||715 | ||
「なぜだい?僕は結亞達の、あの才能を見込んで人間界に送ったんだ。 君も結亞の才能を認めるのだったら、自分の妹の事ぐらい信じてみたらどうだい?」 「あなたこそ、兄ならちゃんと自覚を持ちなさいよね・・」 苦笑まじりの大きなため息。 しばしの沈黙が流れる・・・。 「でもさ〜・・。結亞達はまた同じ道をたどっていくのよね。 |
結亞 | 2/14 19:11:50 | 2102cf48NWA2i.BAs||768 | ||
「でもさ〜・・。結亞達はまた同じ道をたどっていくのよね。 だって未来はかえられないもの・・。 あ、そういえば結亞といつも一緒にいる女の子って誰だっけ?あの子だけがせめてもの救いよね。本当、助かるよ」 森香は表情を曇らせつつも、何処か嬉しげだった。 |
結亞 | 2/14 19:12:14 | 2102cf48NWA2i.BAs||779 | ||
「何嬉しそうにしてんだよ。確かあの子の名前は李琥だろ? ま、結亞にとっちゃ救いだろうな。と言うか、結亞の周りに人がいるだけでも救いさ。 それにな、未来ってものは最初から決まっているものじゃないんだよ。自分の手で切り開いていくから未来があるんだよ。つう事で、あいつらに同じ道はたどらせないよ。 あれから何年も経つし、僕や君の友人も増えているはずだ。だから、僕がいる限りは嫌でも別の道を行かせてみせるよ」 「えっ・・?」 予想外の言葉に、森香は問い掛ける言葉が思い浮かばない。 |
結亞 | 2/14 19:13:12 | 2102cf48NWA2i.BAs||170 | ||
頭の中が白と言うか、無色透明な、気絶する寸前に見るような色の世界になっていた。 すると詩歌は、森香が返す言葉でも見つからないのだろうと悟り、ふっと鼻で笑うと 「まっ、考える時間はいくらでもあるさ。じっくりと考えてくれたまえ。 ただし結亞達が異界に来たら、考えは早めに出してくれよ」 詩歌は彼女に背を向けると、静かに歩き出した。 |
結亞 | 2/14 19:13:42 | 2102cf48NWA2i.BAs||2 | ||
「ちょっ・・待って!それ、どういう事よ!?」 詩歌は後ろを向くか向かないかと言う所で、森香に異様な笑みを浮かべた。 「そういう事だよ」 前を向きなおし、コツコツと足音が響く中で、森香は一人口パクで分かったと言う。 そしてそれだけを言うと、霧の中へと姿を消していった。 周りに誰もいない、一人だけの無音の世界に残った詩歌は、時に謳だけを刻んでいった |
結亞 | 2/14 19:14:0 | 2102cf48NWA2i.BAs||347 | ||
「あいつらは翼なんだよ。結都のね。それを忘れないでくれよ・・エコ」 そう言い残すと、詩歌は詩を謳いながら彼女の後を追うように、 足音もたてずに霧の中へと消えていった。 |
結亞 | 2/14 19:14:36 | 2102cf48NWA2i.BAs||174 | ||
その場所は元の静けさへと戻っていく。 まるで最初から誰もいなかったかのように・・。 ゆっくりとゆっくりと・・。 |
結亞 | 2/14 19:14:50 | 2102cf48NWA2i.BAs||359 | ||
けれども詩歌の謳ったあの詩だけは、いつまでもいつまでも、木々達と共鳴しあいながら、 その場所で何度もコダマしていた・・。 無音の世界の中で・・。 |
結亞 | 2/14 19:15:16 | 2102cf48NWA2i.BAs||612 | ||
序章終わりですっ 感想をバンバン待っています。。 |
李亞 | 2/14 19:41:33 | 2182cfPPkTUCF2dqo||379 | ||
(*´∀`*) 結亞殿コンバンハw なんか久しぶりに名前を見たような気がして覗いて見たら 「無音の世界の中で・・。」 のフレーズにグッとくるものがあり早速カキコ・・_φ(´∀`*) 文才あるって羨ましいです・・orz |
結亞 | 2/14 20:0:39 | 2102cf48NWA2i.BAs||461 | ||
あー久しぶりですっ!李亞さんww まさか、コメントしていただけるとゎ・・(感激) ・・と言うか、何と言うか、私には文才なんて、恐れ多いものはないのですよ・・; 李亞さんにもいっぱいあるでしょう! とりあえず、お褒めの言葉ありがとうございます! |
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