4374 | ◇夏と誰かの死体◇ | 有芽 | 2/18 19:35:46 | 2102cfUigEQuRCGRQ |
前作紹介でつヾ(´∀`*)o +くすりゆび+ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3398.html ■合法ドラッグ■ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3489.html ◆見上げれば月◆ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3511.html (↑大竹視点) ◆見上げれば月◆ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3539.html (↑颯騎視点) ◇短編集◇ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3589.html |
有芽 | 2/18 19:36:8 | 2102cfUigEQuRCGRQ||925 | ||
■片足■ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3626.html ◆向日葵の花◆ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-3726.html ◆トリコロール◆ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-4057.html □レトロ□ http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-4101.html |
有芽 | 2/18 19:37:9 | 2102cfUigEQuRCGRQ||554 | ||
夏と誰かの死体 ----------------------------------------------- 白昼夢というやつだったのか? それは夏の盛りのことだった。 |
有芽 | 2/18 19:37:30 | 2102cfUigEQuRCGRQ||208 | ||
部活から帰宅すると、珍しく家には誰もいなかった。 午前だけの部活だった為、気温は随分と高く、蝉の声は青い空に高らかに響いていた。 台所へ行けば簡単な昼食が準備されており、 その脇に置かれた書置きには「2時頃には帰ります」と母の字が。 うだるような暑さに気が滅入りながら、俺は着替える為に自室へと向かった。 それに気付いたのはその直後だった。 |
有芽 | 2/18 19:37:52 | 2102cfUigEQuRCGRQ||799 | ||
俺の部屋へ行く途中に、南に面した縁側がある。 あるはずも無いものが、そこにあった。 セーラー服を着た同い年くらいの女子が、無造作に寝転がっていた。 あまりのことに無意識に足が止まる。思考地う思考が消し飛んだ。 |
有芽 | 2/18 19:38:10 | 2102cfUigEQuRCGRQ||963 | ||
イトコや幼馴染なら別に気にすることは無いだろう。けれど、その少女は全く見覚えがなかった。 幼さを残してはいるが、よく整った顔立ち。 肌は雪のように白かった。 肩辺りで切りそろえられた黒髪が、床の上に散らばって。 俺は息を飲んだ。 |
有芽 | 2/18 19:38:29 | 2102cfUigEQuRCGRQ||157 | ||
けれど、そういつまで見入っているわけにもいかなかった。 知らない人間が自分の家で寝ているのだ。もしかしたら不法侵入かもしれない。 恐る恐る近寄り、脇にしゃがみこむと軽く肩を揺すった。 その肩が余りに華奢で、一瞬壊れてしまいそうだと馬鹿なことを考えてしまった。 口内に溜まった唾液を飲み下すと、ごくりと喉が音を立てる。 |
有芽 | 2/18 19:38:46 | 2102cfUigEQuRCGRQ||474 | ||
「おい、起きろ」 |
有芽 | 2/18 19:38:59 | 2102cfUigEQuRCGRQ||3 | ||
声をかけるが、少女は一向に起きようとしない。 それから暫く声をかけたり、肩を揺すったりしたが少女は全く反応を見せなかった。 |
有芽 | 2/18 19:39:13 | 2102cfUigEQuRCGRQ||627 | ||
ふと、あることに気付いた。 仰向けに寝ていれば、少なからず人の胸は呼吸のために上下する。 だがその少女の胸は上下するどころか、ピクリとも動かない。 |
有芽 | 2/18 19:39:27 | 2102cfUigEQuRCGRQ||87 | ||
ゾクリ |
有芽 | 2/18 19:39:40 | 2102cfUigEQuRCGRQ||458 | ||
背筋に戦慄が走った。 肩をつかんでいた手が、いつの間にか震えていた。 その震えを必死に押さえながら、そっと露出した白い首に当てた。 冷たい。 |
有芽 | 2/18 19:39:52 | 2102cfUigEQuRCGRQ||282 | ||
サァ |
有芽 | 2/18 19:40:7 | 2102cfUigEQuRCGRQ||50 | ||
血の気が引く音が聞こえた気がした。 まさか、あるわけがない。 動揺する自分をそんな言葉で落ち着けながら、口元に手を翳した その瞬間、 |
有芽 | 2/18 19:41:12 | 2102cfUigEQuRCGRQ||343 | ||
「あら、捺也帰ってたの?」 |
有芽 | 2/18 19:41:28 | 2102cfUigEQuRCGRQ||779 | ||
唐突に聞こえてきた母の声に弾かれたように振り返る。 そこには訪問着を着た母が、不思議そうな面持ちで立っていた。 「着替えもしないで、そんなところで何してるの? お昼は食べた?」 |
有芽 | 2/18 19:41:43 | 2102cfUigEQuRCGRQ||218 | ||
平然とそんな問いをする母に、俺は言葉を失くした。 何故コイツについて何も言わない? そう思いながら、俺は再び少女へ顔を向けた。 |
有芽 | 2/18 19:42:17 | 2102cfUigEQuRCGRQ||259 | ||
だが、そこには誰もいなかった。 「捺、酷い顔色よ。気分でも悪いの?」 そんな母の問いは、俺の耳には届かなかった。 ただ、蝉の声が煩かった。 to.next... |
有芽 | 2/18 19:44:9 | 2102cfUigEQuRCGRQ||140 | ||
+ + + + + 普通に切ない系恋愛で書こうかと思ったがどう考えても恋愛小説じゃないのでここに書いてみました。 いや、単にセーラー服のおかっぱ少女を書きたかったっつったらそれでお終いなのだが(ぉ 何気にシリーズ化したいなぁ。『夏とセーラー少女』みたいなカンジで... それでは感想、ご意見お願い致しますヾ(´∀`*)ノ 今後の参考に致します。 また、今後私の小説でどのような話が読みたいか教えてくださったら幸いです。 |
有芽 | 2/18 19:46:16 | 2102cfUigEQuRCGRQ||134 | ||
予告散文 ボロボロで生きる ------------------------------------------ 別に、嫌なことがあったわけじゃない。 それでも私はこの世の全てに失望してた。 |
有芽 | 2/18 19:46:58 | 2102cfUigEQuRCGRQ||660 | ||
「なら、死んでみる?」 |
有芽 | 2/18 19:47:11 | 2102cfUigEQuRCGRQ||241 | ||
元クラスメイトのその一言から始まった心中計画。 残された、7日間という時間の中で私たちは一歩一歩死へと歩み寄る。 けど、歩み寄っていたのは死へだけではなかった。 |
有芽 | 2/18 19:55:10 | 2102cfUigEQuRCGRQ||351 | ||
どうしてこんな出会いだったんだろう? |
有芽 | 2/18 19:56:4 | 2102cfUigEQuRCGRQ||105 | ||
「私のこと、もっと信じてよ・・・!」 |
有芽 | 2/18 19:56:17 | 2102cfUigEQuRCGRQ||428 | ||
だめだって解ってる。 けど、止まらない。 死へ歩み寄るごとにどんどん惹かれていく。 |
有芽 | 2/18 19:56:27 | 2102cfUigEQuRCGRQ||385 | ||
「付き合ってくれてありがとう」 |
有芽 | 2/18 19:56:51 | 2102cfUigEQuRCGRQ||402 | ||
雪坂君との時間が終わるのが、惜しくなる。 あれほど望み続けていた死を目前にして、私は想ってしまった。 ボロボロでも構わない 君と もっと、生きたい――― |
有芽 | 2/18 19:58:25 | 2102cfUigEQuRCGRQ||585 | ||
+ + + + + 以前から書こうと思っていた心中話。 いつかスタートしますよ...(ぇ この小説についても、 「見たい」か、「気分悪くなるから見たくないです」 という感想よろしくお願いします。 |
ベベル | 2/18 21:40:36 | 2191cfuGVy8VoqCQE||482 | ||
U。・ェ・。Uノ~コンバンワン♪ 何だか凄い展開から始まる上にめまぐるしく変わる状況。 何で?何で?の連続ですヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。 死体なの?幽霊なの?お母さんには見えないんぢゃなくて、そこにはいないだけなの? むぅ〜・・・謎を残しての次回へ続く。くぅ〜憎いねぇ〜(ナニ 下に書かれてる小説のほうも何だかやたら気になる感じですねぇ〜☆ 死を意識してから気づく想い・・・どういった展開になるのでしょうか? ((o(><)o))うずうずっ |
有芽 | 2/19 18:58:8 | 2102cfUigEQuRCGRQ||833 | ||
ベベル様>こんばんわぁヾ(´∀`*)o ...今回のは2つとも短いうえに (1つは予告散文ですが) 「死」という言葉を使ってるという 縁起が悪いですねw ホント。 死体か幽霊かは次の話まで待っててくださいw 次回も出てこないかもですが.. 「ボロボロ」の方、 連載しても良い派ととってよろしいのでしょうか...? とりあえず、するにしてもしないにしても、 感想有難うございます((。´・ω・)。´_ _))ペコ |
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