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4381結都の住む街〜第1章「楽々な人達」〜結亞2/19 12:35:62102cfuubENo0JqxI
 やっと第1章になりますねw
理紅さんとか見ているかなぁ・・・。
見て頂いていると、嬉しいです♪
 それでゎ、感想などもお願いします

結亞2/19 12:36:242102cfuubENo0JqxI||624
 ジリリリリリリリリ

突然の朝のめまぐるしい訪問者に、結亞は心地よい夢から蹴り出された。
しかも斜めに飛び起きたため、壁に頭をぶつける。
「みぎゃっ!?」
 何かに踏み潰されたような声を出す。そうとう痛かったのだろう。
頭を抱え込むように押さえながら、声にならない声を出していた。
だが、それだけでは終わらない。今度はベッドの上の棚から辞典(大辞林)が落ちてくる。

結亞2/19 12:37:312102cfuubENo0JqxI||619
 多分このまま気づかないだろう・・。

 ドスッ・・

「あたぁっ!!」
 ほら、やっぱり。
 そして、そのまま動かなくなる。・・・死んだのかな?
いや、気絶をしているだけだった。
 まぁ、こんなもので死んでしまったら珍しい限りである(辞典が落ちてきただけで気絶するのも十分珍しいけど・・)。

結亞2/19 12:38:402102cfuubENo0JqxI||936

 ・・・・あれから5分が経つ。
 しかし、まだ動くような素振りは見られない。
もし誰かがその状況だけを見れば、きっと死んでいるんじゃないの?と聞くであろう。
それだけピクリとも動かないのだ。
 すると、家の奥から何かがやってきた。動物である。黒っぽい毛並みに、薄くキレイなタンザナイト色の目をしている。
 その動物は、耳や鼻をひくひくさせながら、飼い主の周りをグルグルと周っていた。
飼い主が動かないのを見て、心配しているのだろう・・。何処かとても悲しげである。

結亞2/19 12:39:482102cfuubENo0JqxI||634
 と、その気配に気づいたのか、その飼い主がようやく目を覚ました。ふあぁっと一つ大きなあくびをすると、動物の方に向き直る。
「おはよ。シュリ」
 シュリと呼ばれたこの動物は、元気よくニャアと返事をする。
ここで多くの人は、この動物がおそらく猫であろうと予測するハズだ。
 だが、よく見ると猫ではない。それに似たものだ。その正体は雷獣である。
 珍しい。いや、そんなものではない。
見つかれば、報道人達が山程集まってくるくらいの動物だ。


結亞2/19 12:40:402102cfuubENo0JqxI||670
 何故そんな動物が此処にいるのか・・?
それは、この飼い主結亞にも分からない事なのだ。
何故分からないか。
 その答えは至って簡単である。
結亞の両親が他界してから朝目覚めてみると、当然のごとく隣に座っていたのだ。

結亞2/19 12:41:202102cfuubENo0JqxI||629

 実は結亞には、家族という家族がいなければ身内もいない。
身内の方は本人もどうだかよく分かっていないが、両親は結亞が物心のついた頃に他界してしまったのだ。
 どうして死んでしまったのかは分からない。
 記憶が曖昧で、気がついたらシュリが隣にいた。
 ・・と言うか、本当に両親がいたのかさえも、今となっては曖昧なのである。
 結亞は、今の暮らしに苦労はしているが、お金に不自由はしていない。
もちろん働いているわけではない。

結亞2/19 12:41:542102cfuubENo0JqxI||576
 ただ使った分だけ、それが次の日、自分の手元に約2倍になって返ってくるという、夢のようであり、とてつもなくおかしな現象が起きているのだ。
 まぁ、当の本人は全くもって気にしてはいないのだが・・。

 と、シュリがある所に視線を送ったまま、そのままじっと動かなくなってしまった。
不思議に思い、結亞もその視線の先を見てみる。
 そこにあったのは一つの黒色の時計で、文字盤の近くに描かれている四つ葉のクローバーや砂時計がキラキラしていて、よく目立っていた。

結亞2/19 12:42:242102cfuubENo0JqxI||53
 時計の時刻は、既に10時半を指している。
ちなみに学校の始まる時間は8時20分だ。一瞬狂っているのだろうかと思い、他の時計に目を移してみるが、どれも同じような時刻を指していた。
結亞の顔がみるみる青ざめていく。

「・・・・大遅刻じゃんかー!」

 家中に響き渡る程の声で叫び、傍にいるシュリはうるさそうに両手で耳を塞いでいた

結亞2/19 12:43:182102cfuubENo0JqxI||3
 結亞はゴメンゴメンと手で示すと、大急ぎで服に着替えた。
その時間、わずか5秒・・・速い。
 結亞はそそくさと朝ご飯を食べると、元気よく行ってきまぁす!
と、慌しく挨拶をして出かけた。
 窓辺では、シュリがにゃぁにゃぁ鳴いている。
 飼い主の姿が見えなくなるまで、その場所でいつまでも見守っているのだ。
 結亞はシュリの姿を確認すると、薄く微笑み、駆け足でその場を去っていった。

結亞2/19 12:44:192102cfuubENo0JqxI||751
 結亞が走り去っていくなか、家の中ではドタドタと誰かが階段をおりていくような音が何度となくしていた。

 時雨 結亞
それが彼女の本名である。
少し幼さが残っていて、ついつい撫でたくなるような顔をしている。
 それでも、やっぱり大人に成長しているせいか、何処となくそんな雰囲気が感じられる。
髪は肩にかかる程度で、声は透き通ったキレイな声をしている。
何処の高校にもいそうな子。それが、時雨結亞である。

結亞2/19 12:45:212102cfuubENo0JqxI||262
 今日は此処までです!
やっぱり、文字ばっかりで読みくいですね〜・・。
キツイです。。
まぁ、こんなのですが、読んでいただけると嬉しいです。。

落雷2/21 17:11:156041cfuJrRizU1jiU||911
お〜いよいよ始まりですな

結亞2/21 17:46:522182cftw8ar4YlhPA||591
 始まりますよ

理紅2/22 16:48:52201cf6igf.4YWoV6||357
スイマセン!!
思いっきし私情(?)で来れませんでした…(@△@;))´´
感想遅くなってしまってスイマセン(_ _;)

ギャグなトコもあって、面白く読ませて頂いてます(_ _*)
続きも楽しみにしていますので、頑張って下さい!d(^0^)b

結亞2/22 22:44:512102cfDV7ZSsQCTX6||481
 ありがとうございます!!
何ヵ、もう来ないのかと思っていました;


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