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4511おとぎ話:「私の王子様」弥月3/3 22:44:272194cfK1DYPQmecrw

弥月3/3 22:46:472194cfK1DYPQmecrw||282
とある世界のとある所にある とある国
とても小さいけれど、小さいなりに文化は進んでいる。
なので他国との貿易も結構盛んで
治安も良く 外国からの旅人にも優しく 評判がいい国

国の名は『ティーム』
この国をたてた者たちの言葉・・・失われた大国の言葉で『夢』
その国の真ん中に位置する この国にしては大きな大きな真っ白い城。
城の名は『ゼイズ』
同じ、失われた大国の言葉で『願い』
二つの言葉をあわせれば『希望』

皆の 希望の国

弥月3/3 22:47:52194cfK1DYPQmecrw||178



弥月3/3 22:49:392194cfK1DYPQmecrw||647
 ここはティームという国にあるゼイズ城
 その城の庭に、一人の可愛らしい少女が座っている。
 綺麗というより、可愛らしい少女。
 萌黄色の綺麗な生き生きとした芝生の上に、榛色の髪をしばりもしないでたらし、
お気に入りの本を読んでいる。
近くにテーブルがあるのにもかかわらず、そこに座ろうとはしない。強すぎなく弱す
ぎない、いまの時間帯の日を浴びながら本を読むのが、この少女は好きなのだ。
 一面にしかれた芝生が、風で波のように揺れた。その波を起こした風が、送れて少
女の髪をゆらす。
「ローラ!」
 風と同時にでもやってきたのかと疑うほど、タイミングよく声をかけられる。

弥月3/3 22:51:232194cfK1DYPQmecrw||684
 声の主はこの国の王であり、ローラと呼ばれた少女の父である、セイディア・アイ
ル・イア・レフナルーラ・ティームだ。
 そう、この国の王であり、少女の父である者。
 つまり、護衛もつけず、メイドもつけず、のんきに庭で本を読んでいるこの少女こ
そ、この国の王女であるローラ・アイル・イア・ティームなのである。
「あぁ・・・護衛もなにもつけず、またこんな所で本を読みよって・・・」
 いつものように、王はながったるい文句をはじめる
「いや、ちがう・・・今はソレを言いに来たのではない」
 と思いきや、いつもは小一時間するほどの小言も、今日は数秒で区切られる。それ
ほど大事な用があることを、ローラは感じ取った。

弥月3/3 22:54:542194cfK1DYPQmecrw||425
「何ですか?」
 それでも、本からは目を離さず、しかも芝生に座ったまま、淡々とした口調で言
う。
「何ですか?ではない!お前、セイグラール王子からのパーティーの紹介を、断った
そうではないか!なぜだ!」
 ドン!と、そばにある白いテーブルを、王は強く叩いた。上にあった紅茶がこぼれ、テーブルのシーツに茶色いしみができる。
 セイグラール王子とは、隣国『ミーアルー』の第二王子、セイグラール・ジェステ
ィン・メイル・ミーアルーのことである。
 ローラは読んでいた本をパタンと閉じ、ゆっくりと立ち上った。テーブルの濡れて
いない所に本を置く。

弥月3/3 22:57:202194cfK1DYPQmecrw||942
「行く気がないからです」
 碧の瞳でセイディア王を強く見、一句一句に力をこめて言う。父がこの言い方に弱
いのを、ローラはよく知っていた。18年間、だてに親と子をやっていない。
 しかし、セイディア王もここで引き下がるわけにはいかなかった。

弥月3/3 22:57:272194cfK1DYPQmecrw||283
「だが、お前も もう18だ。そろそろ結婚相手を決めたって」
「興味ありません」
 王の言葉をさえぎり、その場からさろうとする。そのとき、落ちるはずのない場所
においてある本が、王とローラの間に落ちた。
「まぁ、なんということかしら。これはよくないことが起きる前兆です。なおさら、
パーティーにはいけません」
 声を高く上げ、口元を片手でかくし、恐怖の顔を作ってみせる。

弥月3/3 22:59:32194cfK1DYPQmecrw||61
「なっ・・・」
 サーと、王の顔から、みるみるうちに血の気が引いていくのが分かった。このテの
話しには弱いのだ。
「じょっじょっ、冗談じゃない!きっと何かの弾みで・・・」
 焦りを顔前面に出しながら、まるで自分に言い聞かせるように声を大にして王は言
う。
「・・・まぁいい。しかし、あのパーティーには絶対出てもらう!お前の一生には、我が
国もかかっているのだからな!」
 そういい終わると、ローラの話も聞かずに王はずかずかと城の中へ入っていった。

弥月3/3 22:59:552194cfK1DYPQmecrw||754
 ローラは本を拾い、二、三回巻かれてついているピアノ線をとった。
「ふむ・・・やはりこの手は結構使えますね・・・」
 ピアノ線は常に持ち歩いておこう、などと、変なことを考えながら、さっきと同じ
場所に座ってまた本を読み出した。
しかし、文字を追っていた目はすぐに止まり、空を見上げて考えにふける。

弥月3/3 23:0:382194cfK1DYPQmecrw||889
明るく好奇心旺盛な面もあれば、冷静だったりさめている面もある、不思議な、しか
し可愛い王女。
 これが、他国から見たローラ姫の印象。
 もちろん間違ってはいない。たしかに好奇心旺盛で、勝手に城下町に行ったりもす
るし、自国のことや、他国との貿易について話し合う時などは、冷静に判断し進めて
いる。時々呼ばれるパーティーでは、さめた態度も取っていたりする。
 
 多重人格ではないが、どれも作ってはいない『ローラ姫』
 

弥月3/3 23:2:162194cfK1DYPQmecrw||353
『お前の一生には、我が国もかかっているのだ』
 父親が、耳にたこができるほど言う台詞。
 本当に、この国は私にかかっている。
 王には、妻は何人もいるが、子供はローラ姫一人しか居ない。しかも、文化は進ん
でいるが小さな国だ。大国から攻められたら簡単に潰されてしまう。だから、王は他
国とのつながりをいち早く強くしたいのだ。そして一番簡単なのは、大国やそれに近
い国の王子との結婚。王女は可愛いとけっこう評判だし、国も文化が進み、国民じたいも評判がいい。しかし、王女と結婚しようとする国はいくつかあるが、とうのロー
ラ姫にはその気がない。

弥月3/3 23:4:402194cfK1DYPQmecrw||219
 ローラは確かにこの国が、この国の優しい人が好きだ。しかし王女である彼女。自
分の国に限らず、外国の『キタナイトコロ』も知っている。もちろん、しかたがない
こととは分かってはいる。自分も、いつかそういうことをしなければならないこと
も。
 それでも、嫌気はさす。どうも、仲良くなろうとか、結婚しようとかいう気がわか
ない。

弥月3/3 23:4:482194cfK1DYPQmecrw||526
 王族の結婚に『愛』などというものが必要ないことも知っている。それでもすこし
は夢を見てしまう。
 『運命の人』
 国のことを思うのなら、そんなことは夢に持たない方がいいと分かっている。
 重いため息が出た。希望の国とは名ばかりなのか 夢も見れない王族。 
 パーティーとは名ばかりの、お見合い話を考える。
(・・・やっぱり、そろそろ考えた方がいいのでしょうか。結婚・・・)
 頭の中が、話でしか知らない結婚のことでいっぱいになった。

弥月3/3 23:16:12194cfK1DYPQmecrw||460



ただがき

「風吹くとき」とかいうものを書いていましたが・・・
まぁとりあえずこれが終わったら続きを書くということで(ぁ
っというか見にくいと思います。ゴメンナサイ。でも書き方変えるつもりないです。

・・・王族ってどんなもんさ?

知りもしないで書きました(爆)
名前構成とかわけ分かりません。しかも長くて考えるのが大変です(笑)
ドレスというものも詳しく知りません。

変な部分まんさいかと思いますが、それでも読んでくださった方、ありがとうござい
ます。
そして終わるの多分早いのでそれまで読み続けてください(わがまま

私の成長はあなたの感想から(?

弥月3/3 23:17:522194cfK1DYPQmecrw||61
行がえ間違えている所も満載・・・スイマセン

雷木3/6 14:12:342118cf.CAQIaOP4OQ||102
よぅ、もっちゃん
ぁ、間違えた。やっちゃん。久しぶりっすw
って、前の小説ってもう終わったの??orz
まぁいいやヽ(´∀`*)ノ
ぁ、これ終わったら書くんだね。

今度は、お姫様ですか(・∀・)フフフ
王族・・・といえば、ヨーロッパ地方??かな
パリとロンドンいきてぇ(´・∀・)b
と夢を語ってみる(*´∀`*)

感想じゃないけどまぁいいやーヽ(´∀`*)ノ

弥月3/6 17:54:172194cfK1DYPQmecrw||91
雷殿も久々〜

もっちゃんってなにさ、もっちゃんて。ドコからきたんすか。
そんなこと言うと私も、「あ、いたんだ」とか言っちゃうよ?

「風」(自分の作品略すな)は・・・うん。とりあえずそのうちw
今ちょっとシリアスっぽい部分書いてて・・・シリアス書けない自分に乾杯(ぇ

ヨーロッパねぇ・・・外国行ったことないわ・・・
調べるだけでもしてみようかな〜


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