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4527バトルロワイアル連載―エラー―李亞3/5 16:29:532182cfPPkTUCF2dqo
こちらにある小説は、俗に言う『バトルロワイアル』を自分流に再現してみよう、という小説です。
生と死の重さがまだ解らない方は(いや、私も完全には解ってませんが)
読むのを止めた方がいいでしょう。

また、こちらにある小説はグロイ、という種類に分類されます。
血が流れます、痛いです、人が死にます。
そういったことが苦手な方も、読むのをやめましょう。

まだ15にもならないガキが書いているので15禁ではなく12禁にでもしておきます。

途中でのレスはお控えください。
一気に書く気が失せます。

参加者の名簿及び以前の作品は「http://kamakura.cool.ne.jp/kadukiria/」にて。

李亞3/5 16:30:292182cfPPkTUCF2dqo||476
―――いや、もうホントに勘弁してください。


ディパックに入ってたスミス&ウェスンM59を握り締めながら、
女子トイレの洋式便器に蓋をして座った。

先ほどから鳴り響いている銃声は、やっぱりゲームに乗った生徒が発してる物だろうか。



だとしたら、やはり撃たれてる生徒が居るわけで・・・



背中に冷汗が伝うのが嫌と言うほど解る。



私は膝に顔を埋めて、銃声が聞こえないよう耳を塞いだ。

李亞3/5 16:31:82182cfPPkTUCF2dqo||24
   

エラー


―七章―


李亞3/5 16:31:362182cfPPkTUCF2dqo||83
どれくらい、そうしてた?

スミス&ウェスンは私の手の熱で温かくなり、
最初に持ったとき感じたあの冷たさはなくなっていた。
時計は持ってない、そんなの時計係の仕事だったし、私は普通に美化係。
旅館でゴミの後始末さえしてれば良かったのに・・・

          

―――こんなトコで何してんの私・・・

             

考えたら涙が溢れてきた。
ポケットに入ってた二粒のミルキーはもう舐め終わった。
他にもあった菓子はバスの中だとおもう。

私の気を紛らわせる物は何も無い。

李亞3/5 16:31:562182cfPPkTUCF2dqo||894
「なんで私がこ・・・」


んな目に、と続くはずだった独り言は結局出ず仕舞いだった。
なんか、足音と人の声らしいモノが聞こえたから。


「――・・・」
「・・・――――」


身動ぎしないで聞いていれば、それは確かに人の声。
急いで立ち上がってトイレから出ようとしたが、何かが私を押しとどめた。

李亞3/5 16:32:252182cfPPkTUCF2dqo||873

         
―――もし、乗ってたらどうするの?

          

李亞3/5 16:32:452182cfPPkTUCF2dqo||259
スライド式の鍵に伸びた手は、私の脳内に響いた声と共に降ろされる。

そうだ・・・もし、外に居る誰かが乗ってたら、私はどうするんだろう。
大人しく、殺される・・・?

           

・・・それは嫌だ。
私はちゃんと生存本能が備わっている動物で、死ぬのは怖い。

それじゃあ・・・

李亞3/5 16:33:02182cfPPkTUCF2dqo||157


―――殺すの?



李亞3/5 16:33:162182cfPPkTUCF2dqo||878

すとん、と便器に腰を下ろした。
  

李亞3/5 16:33:402182cfPPkTUCF2dqo||946


今・・・今、私は・・・・・・


                        

          
・・・何を考えた?



李亞3/5 16:34:102182cfPPkTUCF2dqo||263
殺す?誰を?クラスメートを?


「・・・・・・っ・・・」


途端、自分が怖くなった。


そうだ・・・


なんで私は、人殺しの道具である銃を握り締めてるんだろう。
なんで私は、ここから一歩も出ようとしないんだろう。
なんで私は、こんなに震えているんだろう。


それは・・・

李亞3/5 16:34:332182cfPPkTUCF2dqo||321

クラスメートを信用してないから。


李亞3/5 16:34:502182cfPPkTUCF2dqo||687
・・・・・・。

・・・・・・あぁ・・・考えてみればそうだよ・・・。


小学校の頃から一緒の友人も居たりはするが、
たかが数ヶ月の付き合いである他人もいる。

それで信用しろ、なんて無理な話。

李亞3/5 16:35:82182cfPPkTUCF2dqo||780
自分がとても醜く思えた。


「誰も殺さない」なんて、偽善者さえ気取っていれば、

こんな自分は見なくて済んだのかもしれない。

でも、見たものはもう見てしまったのだからしょうがない。

もう、戻れないから―――

李亞3/5 16:35:252182cfPPkTUCF2dqo||972
「・・・ははっ・・・・・・」


掌を目に押し付けた。
それなりに温かい水分が触れるが、気にしない。


「・・・・・・馬鹿だ・・・」


私は馬鹿だ。


なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだろう。
なんで人間と言う動物を此処まで信じきっていたんだろう。

トイレのドアを開けた。


声はまだ聞こえてる。

李亞3/5 16:35:382182cfPPkTUCF2dqo||808


―――殺すなら今・・・?



李亞3/5 16:35:572182cfPPkTUCF2dqo||825
いや、違う。
私は殺しに行くんじゃなくて、生き残りに行くだけ。


そう、殺すんじゃなくて、生き残る・・・生き残る意思表示をするだけ。


「・・・」


銃を持つ手はまだ震えてた。
けど、私は足音を立てないよう、声のするほうへ向かって行く。


「―――っ・・・」
「・・・・・・――」


それは音楽室と書かれた教室だった。
防音はバッチリ、ドアに耳を当てても殆ど聞こえない。


そっと、中を覗いてみる。

李亞3/5 16:36:242182cfPPkTUCF2dqo||675
そっと、中を覗いてみる。


そこには、川島さんと日下の姿。


「っ・・・」


息を呑んだ。
川島さんはほぼ全裸で、日下は半裸。


これは所謂・・・「大人のアソビ」って行為ですか?

李亞3/5 16:36:482182cfPPkTUCF2dqo||985
寧ろ、何故この2人が?
恋人同士でもなかったはずだし、仲が良かったわけでもないと思う。

じゃあ、なんで?


「なぁ?・・・いいんだろ?」
「・・・・・・うっさいわね・・・・・・さっさと続きしなさいよ・・・」
「・・・あぁ」


日下は少し頬を染めていると思われる川島さんから身体を起こし、ズボンを・・・

・・・・・・って・・・

李亞3/5 16:37:32182cfPPkTUCF2dqo||123


私は急いでドアを閉めた。



李亞3/5 16:37:182182cfPPkTUCF2dqo||315
他人のああいう行為を覗く趣味はない。
寧ろ本番のシーンなんて見たくない。
ましてや日下のアレや川島さんの乱れた姿なんてのも見たくない。


「・・・・・・ふぅ・・・」


少し息を吐く。


1分・・・2分・・・3分・・・4分・・・


頭の中で数を数え、60秒ごとに指を折っていく。
いや、別に行為の時間を計ってるわけではなく、ただの暇つぶし。

李亞3/5 16:38:32182cfPPkTUCF2dqo||829


               

「ああぁあぁあああぁぁああああッ!!」

            

     

李亞3/5 16:38:292182cfPPkTUCF2dqo||593
と、いきなり聞こえた叫び声に吃驚して数を数えるのを止めた。
と言うより、今の叫びは何なんだろう。



―――ハードプレイは川島さんの身体によくないってば。



そんな事を思いながら、そっとドアを開ける。


「な・・・」

李亞3/5 16:39:242182cfPPkTUCF2dqo||973
声が自然に漏れた。
室内で行われていたのは、ハードを軽く超越している人殺しと言う行為。


「・・・・・・うえっ・・・」


腹部に曲線を描いた刀(多分日本刀)が刺さっている川島さんを見て、思わず口を押さえた。
流れる鮮血は床に落ちていた彼女のスカートを汚し、ブラウスを汚し、ブレザーを汚す。
まだ生きているらしく、上の方にある持ち手に向かって手を伸ばしていた。


李亞3/5 16:39:532182cfPPkTUCF2dqo||170
「なん・・・・・・で・・・」


川島さんの発した言葉は途切れ途切れで、聞いてて痛々しい。


「・・・・・・が・・・」


口を開いた日下の声は小さく、聞き取れなかった。
それは川島さんも同じらしく、また途切れ途切れに何、と呟いた。
彼は再度口を開く。


「・・・お前が乗ると言ったから・・・・・・だから・・・」


日下の言葉に疑問を持った。
彼だって殺してる、それは乗ってることと同じじゃないのだろうか。

李亞3/5 16:40:172182cfPPkTUCF2dqo||486
「オレは・・・やらなきゃいけないことがある。
それをやる前にお前に殺される訳にはいかない。
それに・・・・・・乗って無ければ、オレはお前を殺さなかった」


それは川島さんも同じじゃないの?
彼女だって、生きてやりたい事があるから、乗ったんじゃないの?

李亞3/5 16:40:282182cfPPkTUCF2dqo||896


そこで、ふと気付く。



李亞3/5 16:41:32182cfPPkTUCF2dqo||916

私は今の今まで、日下と同じコトをしようとしてたんじゃないだろうか。


・・・・・・私は・・・


李亞3/5 16:41:252182cfPPkTUCF2dqo||733


生き残る意思表示をするとか自分を納得させて、人殺しを行おうとしてた?



李亞3/5 16:41:482182cfPPkTUCF2dqo||361
感じたのは、醜いなんて感情ではなく、絶対なる嫌悪。

吐き気を感じ、ドアから離れて廊下の隅のほうで嘔吐した。
スナック菓子は相沢にあげたし、私が舐めたのはミルキーのみ。
胃液ばかりが床を汚した。
あの独特の味が気持ち悪い。
ディパックに入っていた水で口を濯いだ。

李亞3/5 16:42:252182cfPPkTUCF2dqo||295


ガチャ


ドアノブの回る音に振り返る。

李亞3/5 16:42:432182cfPPkTUCF2dqo||830
「・・・何してるんだ・・・?」


ドアから出てきたのはやっぱり日下。
血のついた日本刀を持った彼はもう、私にとって恐怖でしかなく・・・


「あ・・・あ・・・」


口から出てくる言葉は意味を成さない。


「日比野・・・アレ・・・見たのか?」


歯を食いしばって頷く。
彼は、何処か諦めたような目で私を見て、近づいてきた。
私は座り込んだまま後ずさるが、距離は縮まる。

李亞3/5 16:43:262182cfPPkTUCF2dqo||820
「こ・・・来ないでよッ・・・・・・」


精一杯の抵抗。
だが、彼はまだ近づいてくる。
恐怖に銃も持てない状況が続いたかと思えば、日下はもう目の前。
私は次に来る痛みを予測して、目を瞑った。

李亞3/5 16:43:402182cfPPkTUCF2dqo||560


だが、それはまだやってこない。



李亞3/5 16:44:42182cfPPkTUCF2dqo||468
「日比野」


声につられて目を開ければ、茶封筒を差し出す彼。


「・・・何、コレ・・・」


茶封筒と日下を交互に見る。


「これ、パソコン室に届けてくれないか?」
「へ?」


予想外の言葉に、思わず変な声が出た。
とりあえず、殺される心配はなさそうだ。

李亞3/5 16:44:392182cfPPkTUCF2dqo||718
「あと、中に居る奴らに・・・
校庭側のカーテンはちゃんと閉めろって言っといてくれ」


そういうと、日下は私に茶封筒を押し付け、すぐ傍の階段を下りて行く。


「・・・なんで・・・なんで殺さないの!?
日下、乗ってるんでしょ!?」


階段に駆け寄った。
彼は踊り場までの最後の3段を一気に飛び降り、私を振り返った。

李亞3/5 16:44:562182cfPPkTUCF2dqo||153
「乗ってない奴は殺さない。
それと・・・」


彼は数秒、俯いた。

李亞3/5 16:45:322182cfPPkTUCF2dqo||253



「オレは・・・今回乗ってない・・・」



李亞3/5 16:45:532182cfPPkTUCF2dqo||412


それだけ言うと、彼は走って階段を下りる。



李亞3/5 16:46:162182cfPPkTUCF2dqo||490
「・・・・・・・・・今の思わせぶりな台詞は何・・・?」


私は彼の言葉に疑問を持ちながらも、ディパックから地図を取り出し、
案外素直にパソコン室へと向かった。



李亞3/5 16:46:312182cfPPkTUCF2dqo||321

死亡者 女子二番 川島 多恵

生存者 17人


李亞3/5 16:46:572182cfPPkTUCF2dqo||652
やった、ついにやった。
ヒロインさんと主人公さん、夢の共演(いや、当然だけども)
でもおかしいな、最初ヒロインさんは冷静な方だったんですよ。
こんなハードプレイがどうのこうのとか言うような方じゃなかったんですよ。

それと川島さんゴメンナサイ。
あんな不名誉な死に方させてしまってゴメンナサイ。
つーか、日本刀ってホントに刺さるんですか?
あれ斬るためのモノじゃないんですか?

えー、人は腹部に何かやられても簡単には死なないそうです。
友人からの情報です、きっと間違いないはず。
ただ、頭とか心臓はダメだそうですです。
そして私的な見解ですが、恐らく男性女性共々、急所もダメです。

李亞3/5 16:47:202182cfPPkTUCF2dqo||604
今回は「暗い作品を書いた後はアフターケアも忘れずに」
とリア友にアドバイスを頂き、「あとがき」ではっちゃけてみました。
そして予告より1日早いup・・・
ネクスト・コナンズ・ヒントで話と全く違う物を出す並にいけないことですね。
予告は守らなきゃダメですよね、うん。

雷木3/5 19:46:192118cf.CAQIaOP4OQ||664
一番乗り〜ヽ(´∀`*)ノかな??
つうか、いたの??っていわれちゃった(*ノДノ)キャッ
でもって李亞は最近よく来るね〜(・∀・)

グロイっていうかエロいorz(えぇぇ
川島さんドンマイですわ(´・∀・)
川島さんに乾杯を(*´∀`*)b

ぁ、いっけね 李亞がうつっちゃった

またまた、感想になってないけど許せヽ(´∀`*)ノ


ベガ3/5 19:47:82021cfKj/wNrKSVyY||428
えと、何気に隠れて毎回見てる人です
刺すのは大丈夫な(できる)はずです。
日本の法律上の問題で自分でやれる機会がないので正確か分かりませんが。
有名なので行くとキル・ビルやら最近放送したあずみやらでバッタバッタ斬ってますが
アレの方があり得ません。
普通何人か斬れば血糊が付いてしまって切れ味が悪くなります。
あの有名な新撰組の池田屋突入の際も突きが多用されていたらしいです。
…脱線してきたのでこれくらいにしておきます。全然感想じゃないし、
そもそもこれは真面目に答えるべきだったのでしょうか?

李亞3/5 20:44:12182cfPPkTUCF2dqo||722
雷ちゃんへ

(*´∀`*) ふぉっふぉっふぉ、雷ちゃん残念ですた。
一番乗りはこのσ(´∀`*)なのです(ぁ)。
そう、うん、いたの?とか言っちゃったよ。
だって雷ちゃん影薄いかr(ry)

そう、エロイのだよ明智君(再)
川島さん、ドンマイじゃ済まされないトコまで逝っちゃいましたから、残念。

ちなみに雷ちゃん、その感染は何処かで誰かによって予言されてたんだってさ(ぇぇぇ)

誰が許すかコノヤロー、存在主張は禁止だぞ(ぁ)

李亞3/5 20:54:462182cfPPkTUCF2dqo||527
ベガ殿へ

え、密かに尊敬してるベガ殿からレス貰っちゃった!?(゚Д゚;=;゚Д゚)
スレ立ててしばらくはベガ殿の上にスレ立てられて幸せ気分でした(*ノ∀`*)

え、刺すの平気だったんですか。
何か日本刀は斬るためにつくられた、とか社会の先公に言われて書き直すかどうか迷ってましたorz
アチャー、キル・ビルもあずみも見てませんorz
日本刀好きなのはマガジンで連載してるKYOの影響ですたorzorz

血糊は指で拭えるらしいですが、それも本当なんでしょうか…
だとしたら突き多用した意味ないですねorzorz

あー…真面目に答えてもσ(´∀`*)が真面目にレスしないと思うので、
適度にはっちゃけておkかと…

弥月3/6 1:19:102194cfK1DYPQmecrw||988
お久しぶり〜♪

いやぁ・・・・・・・・・・・なんとも言えないわ

グロエロ小説・・・12禁・・・あぶない。ちょうど十二歳だ。
でもこれ12禁ってのもどうだろう。もうちょっと上かも。
あ、でもそうすると私が読めなくなるわ・・・今のままでOK(ナニサ
とりあえずその文才私に・・・ゴホッゴホッ・・・い、いやなんでもないです(笑)
ただ雷木さん(さん?)もりっちゃんも文才ありすぎでありすぎで・・・
っというか掲示板のLvが微妙に上がってるわ・・・

見るたんびに思うんですけど、その友達やりっちゃん自身、なんでそんなに
グロイことに詳しいんですか?

ゴメン。私も感想じゃないやw

李亞3/6 7:56:172182cfPPkTUCF2dqo||334
やっちゃんへ

(*´∀`*)やあやあ久しぶりw
数ヶ月ぶりの様な気がしなくもないな。

これは一応グロなの!えぐちじゃないの!(多分)
σ(´∀`*)は7日で14歳だから、今度14禁にしようかなw
そうすりゃやっちゃんが読めなく・・・って、読者減るじゃないかorz
やっちゃんこそ、その文才、誕生日プレゼントとして10/10ぐらいくれない?(ぁ)
いやいや、掲示板のLV上がってるのは全部雷ちゃんの所為です。
σ(´∀`*)なんて下げる一方でorzorz

グロに詳しいのは・・・社会の先公が授業の合間に
ナチス・ドイツの拷問秘話とか色々話してくれるから?
σ(´∀`*)もよく解んないやw


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