4572 | おとぎ話:「私の王子様」 | 弥月 | 3/11 19:8:13 | 2194cfK1DYPQmecrw |
弥月 | 3/11 19:9:37 | 2194cfK1DYPQmecrw||784 | ||
ガタゴトと馬車は揺れながら、パーティーの会場であるセイグラール王子のいる城 につく。 ティームの隣国であるミーアルー国。その大きさは、ティームの倍ほどだ。父であ るセイディア王は毎日のごとく、いつ攻められるか冷や冷やしていたので、今回のパ ーティーには大喜びだった。ローラも、これで父の悩みの種が少しでも減り、いちい ち結婚について話しを聞かされるようなことがなくなるのなら、王子と結婚してもい いかなと考えていたりしていた。 ・・・・・・・ |
弥月 | 3/11 19:12:7 | 2194cfK1DYPQmecrw||242 | ||
音もたてずに、大ホールの大きなドアが、ゆっくりと開く。 ゆったりとした、川の流れのような曲が耳に届いた。 バイオリン チェロ ピアノ フルート 一体、何と言う曲だろう。 自然に体が踊りだしたくなるような曲だ。 しかし、ローラ姫に踊る相手はいない。 踊りたい曲とは思ってみても、一緒に踊りたいと思う相手はいない。 自分を、『ローラ姫』としか見ない人々。 本当の私を見ようとはしてくれない。 ・・・・・あたりまえだ 自分は『ローラ姫』なのだ 他の何でもない・・・ティーム国の『ローラ姫』 |
弥月 | 3/11 19:13:14 | 2194cfK1DYPQmecrw||782 | ||
いつものように、冷たいローラ姫を作り、中央にあるさまざまな料理がのったテー ブルに近づく。 周りでは楽しそうに踊っている人々。忙しそうにワインなどを運んでいる使用人。 曲に魅入っている人。壁に寄りかかり誘われるのを待っている姫君。 ここでは、なぜかあまり声がかけられない。 「一緒に、踊っていただけませんか?」 しかし、会場内でひときわ目立つ美人のローラ姫。 いつもの無邪気でかわいらしい姫とは違う、身を着飾った綺麗なローラ姫。 しかも、自分はセイグラール王子に誘われてきている。 よければ結婚へ進めるように。 その本人が、声をかけないわけもない。 |
弥月 | 3/11 19:14:36 | 2194cfK1DYPQmecrw||321 | ||
歳は、同じぐらいだろうか。 クリーム色に近い髪に白い肌と、色素の薄い王子。しかし、それは造作のいい彼を 余計に目立たせる。 ショートカットの頭の上に、小さな冠を乗せている──主催者の証 スラリとした、ケンカなど知りもしない体格に、袖や襟がひらひらとしている服は よく似合っていた。 ちょうど、踊りたいと思う曲です。一回ぐらいは踊ってみましょうか。 「喜んで」 笑顔で、差し出された手をとる。曲が、すこしのりやすいものに変わった。 周りで踊っていた人々が踊りをやめ、中央に空間を作る。 この国の王子と、踊りの誘いをいつも断っていた隣国の王女の踊り。 しかも、どちらも美人と評判だ。 |
弥月 | 3/11 19:16:21 | 2194cfK1DYPQmecrw||91 | ||
川の流れというより、海の緩やかな波にのるように、揺れながらステップをふむ。 周りと同じように、手を取り合って簡単な踊りを踊っているだけ。しかし、踊ってい るものは同じでも、一つ一つの動きが軽くしなやかで、まるで別のもののように 思えてくる。 優雅な踊りは、見ているものを、演奏者や兵士、雑用係までを魅了した。 |
弥月 | 3/11 19:22:55 | 2194cfK1DYPQmecrw||927 | ||
なかがき(3) いくつめの話しかは「なかがき」でご判断ください(マテヤ 今回は少しばかり短めです。 ダンスがどういうものか・・・「手を取り合って簡単な踊り」としか 書いてませんが、そんな感じです や、そんな感じにしかかけませんorz 今度似たようなことを書くときにはしっかり書きます・・・多分 踊ったことないんですけどどうやったらいいんですかー?(聞くな 今回は「セイグラール・ジェスティン・メイル・ミーアルー登場」 ってだけなんで、王子のことだけ覚えて次回にご期待くださいw それでは(*・ω・*)ノシ |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ | ||||
![]() |