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458いまだに無題な話ナイト5/27 19:23:22211cff2yDS0FsC5I
一応、前回のが下の方に行ってしまったので、新しいスレ建ててみました
328続きなので、第二話から書きます

ナイト5/27 19:23:422211cff2yDS0FsC5I||245
HOME管理代行人―――それがこの仕事の正式名称だった。仕事はその名が示すとおりに、一部の冒険者たちが持っているHOMEを、持ち主が冒険に出かけている間に管理しておくというものだ。
まぁ、簡単に言ってしまえば留守番だろう。ただし、報酬は国からでているために安定しているし、普通に働くよりはやや高額だ。
俺はちょっとばかし借金を作ってしまい「このままでは借金取りに命を取られそうになる!」というときにこの仕事の求人の張り紙があったのを見つけた。
そんなにやりたがる人間もいなくて割りと楽に俺に決定した。・・・この時気づければ良かったんだ。そんなおいしいだけの仕事なら、もっと人が集まってるはずだ、と。

ナイト5/27 19:24:172211cff2yDS0FsC5I||998
「だー!何で私みたいな美少女が、こんな汚い小屋に押し込められなきゃいけないんや!!」
近くにいたぽよころを横に無理やり伸ばしながら、火使いの(自称)少女は怒りを隠そうともしない。子供の癇癪というのは、結構怖い。個々の違いはあるのだろうが、この火使いは「イラつく時には手近な物に八つ当たり」と考えているらしい。
「そんなに〜、怒っちゃ〜ダメだよぉ〜?」
性別不詳(見ても男か女かハーフか分からない)な水使いが火使いを宥めようとしているが、そののんびりとした口調から更に怒らせている。

ナイト5/27 19:24:492211cff2yDS0FsC5I||899
「大体ね、こんな小屋の中に鳥型とか獣型とか、色んなモンスターを一緒くたにしている方が悪いのよ!それにね、こんな場所に子供を押し込めておくなんて幼児虐待もいいとこじゃないの!」
・・・そんな事を言われても、俺はしがない雇われ留守番なんだぞ?そこの所忘れてないか?というより、俺に言う前にお前らの持ち主(?)に文句を言ってくれ。
「それは〜、元からぁ〜知ってた事でしょぉ〜?」
「そうよ、知ってたわよ!でもね、あの人が主人になってよく顔を合わせる事が出来るなら、って思ってペットにでも何でもなってやろうと思ったのに・・・!」

ナイト5/27 19:25:92211cff2yDS0FsC5I||128
「当てがぁ〜、外れちゃったのねぇ〜」
「そう!そうなのよ〜っ!!」
先程までの怒りから一転し、火使いは泣き出してしまった。
「元気ぃ〜、出してねぇ〜」
水使いはそんな火使いの背中をポンポンと叩いて慰めてやっている。何だかんだで良いコンビなのか?というよりも、火と水って性質が正反対だと思うのだが・・・?

ナイト5/27 19:25:162211cff2yDS0FsC5I||379

ナイト5/27 19:25:392211cff2yDS0FsC5I||394
カランカラン・・・
扉に取り付けてあったベルが、涼やかな音を奏でる。どうやら客らしい。早く行かないとまた苦情が来る。
「さっさと行けよなー。まったく、使えないなぁ」
・・・人型もしていないスカイクマさんなんぞに言われたくない。なんでそんなのにまで馬鹿にされなきゃいけないんだ。本当に嫌な人生だ・・・。
「いらっしゃいませ」
そんな不満や切なさ、やるせなさを営業用スマイルでしっかり隠す。これも借金のためだ。諦めるしかない。

ナイト5/27 19:26:42211cff2yDS0FsC5I||765
「あの、ペットを購入したいんですけど・・・」
はにかんだ笑みを浮かべて立っていたのは愛らしい少女だった。俺の好みバッチリだ!ありがとう神様!こんなストレスだらけの職場に華を送ってくれて・・・!!
俺が感動しているのを、少女は不思議そうに見つめていた。
「あの・・・?」
「あ、いえ、何でもありませんよ」
今度は営業用ではなく、正真正銘のとっておきスマイルを浮かべてみせた。これで彼女のハートを・・・
「あの、どうかしましたんですか?」
・・・効かなかった。

ナイト5/27 19:27:42211cff2yDS0FsC5I||495
「いえ、何でもないですよ!本当に!あはははは、はは、は・・・」
む、虚しい・・・。
「ところで、どのようなペットを御買い上げでしょうか?」
俺が尋ねると、少女は頬をほんのりと染めた。
「えっと・・・」
「はい」
俺は彼女の次の言葉を待った。

ナイト5/27 19:28:562211cff2yDS0FsC5I||780
「み、皆殺しドワーフを・・・!!」
あの、お嬢さん。今「皆殺し」にだけやけに力が篭ってませんでしたか?
「ダメ、ですか・・・?」
「い、いえ!大丈夫ですよ。この台帳に名前を記入してもらってよろしいですか?」
自分の頬を滝のように流れる冷や汗を無理やり無視し、俺は店員としての態度を保った。
ちくしょう!何でこの店に関わるのは変な奴ばっかりなんだ!
神様のばかやろ〜〜〜〜っっっ!!!

ナイト5/27 19:30:242211cff2yDS0FsC5I||23
以上、二話と三話でした。
きっついツッコミお待ちしております

銀月5/27 19:35:412182cfLMvpixotkc6||630
・・・♪
読みました^^
お客さん来たところの描写が凄くうまい!
良いタイトルが思い浮かばないんですよ(T□T)
せっかく、募集してるのにっ。
この少女さん、何だか天然キャラな予感がして、次が楽しみですw

いおり♪5/27 19:37:552184cfLLIShuLI3Y6||440
とっても面白いです

ナイト5/27 19:44:32211cff2yDS0FsC5I||27
ありがとうございます、いおり♪さん^^

ナイト5/27 19:47:62211cff2yDS0FsC5I||372
銀月さん、こんばんわ
彼女は天然なのか、実は黒いのかはその人の判断次第という事で♪
彼女がこれからも出てくるのかは不明です
でも、この話の最終話だけはもう考えておりますw
タイトルは思いついた時に教えてくださると嬉しいです
急がなくても全然大丈夫ですから^^

銀月5/27 20:39:02182cfLMvpixotkc6||165
自分の希望としては、天然に黒い人w(ぇ
出来れば出てきて欲しいです^^
えへへ、頑張って考えまするw


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