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470小説ボッコちゃん!鬼仁竃5/28 16:11:452191cfAd/ESZTy5wI
主人公ボッコちゃん・・・
一応言いますがショートショートというものです(知らないな〜みんな)
では始まります!

ボッコちゃん・・・・

そのロボットはうまくできていた。女のロボットだった。人工的なものだから
いくらでも美人は作れた。あらゆる美人の要素を取り入れたので
完全な美人ができあがった。もっとも、少しつんとしていた。


鬼仁竃5/28 16:17:502191cfAd/ESZTy5wI||191
だがつんとしていることは、美人の条件だった。
ほかにはロボットをつくろうなんて、考えなかった。
人間と同じに働くロボットを作るのは、無駄な話だ。
そんなもの作る費用があれば、もっと能率のいい機械ができたし、
やとわられたい人間は、いくらも居たからだ・・・

鬼仁竃5/28 16:25:562191cfAd/ESZTy5wI||627
それは道楽で作られた。作ったのはバーのマスターだった。
バーのマスターと言うものは、家に帰れば酒などのむきにならない。
彼にとっては、酒なんか商売道具で、自分が飲むものとは思えなかった。
金は酔っ払いたちが儲けさせてくれるし、時間もあるし、それで
ロボットを作ったのだ。まったくの趣味だった。
趣味だったからこそ美人ができたのだ。本物そっくりの手触りで、
見分けがつかなかった。むしろ、観たところでは、その辺の本物以上に違いない。
しかし頭は空っぽに近かった。彼もそこまでは、手が回らない。
簡単な受け答えができるだけだし、動作の方も、酒を飲むことだけだった。

鬼仁竃5/28 16:30:542191cfAd/ESZTy5wI||438
彼は、それが出来上がると、バーに置いた。
そのバーにはテーブルの席もあったけど、
ロボットはカウンターの中に置かれた。ぼろを出しては困るからだ。
お客さんは新しい女の子が入ったので、一応声をかけた。
名前と年齢を聞かれた時だけはちゃんと答えたが、あとはだめだった
それでもロボットときずくものは居なかった。

鬼仁竃5/28 16:33:522191cfAd/ESZTy5wI||132
客 「名前は?」
ロボット 「ボッコチャン」
客 「としは?」
ロボット 「まだ若いのよ」
客 「いくつなんだい?」
ロボット 「まだ若いのよ」
客 「だからさ・・・」
ロボット 「まだ若いのよ」
この店の客は上品な人が多いので、誰も、これ以上聞かなかった。

鬼仁竃5/28 16:35:372191cfAd/ESZTy5wI||910
そして酒が好きな客が入ってきた・・・

これで1章は終わりです
次回をお楽しみに
あと感想じゃんじゃん書いてね〜

チバ5/28 18:44:462182cf5FMdSSUbqs.||743
これって本で売ってような、姉が持っていたはず

ピゅナ5/28 19:28:552211cfJ6wRSPS0jKg||981
↑最初に説明されてましたよね^^;;
私はこのお話は知らないので、楽しく読ませて頂きましたw
次回も楽しみにしてます。

鬼仁竃5/28 20:3:252191cfAd/ESZTy5wI||327
はは
これは
星 新一さんのほんです^^


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