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4701おとぎ話:「私の王子様」─6弥月3/21 21:16:92194cfK1DYPQmecrw

弥月3/21 21:21:362194cfK1DYPQmecrw||363
 護衛には、ライアンがついた。
 あまりにも明るく返事をしすぎたらしく、逆にメイデンの怒りを逆なでする形となり、さらに セイグラール
王子以外にも人気が出てしまった。今度この城でパーティーを開く時は、セイグラール王子以外にも、ダ
ンスには誘われなくともなにか聞かれることには間違いない。
 泊まると決まってから、護衛のことや泊まる部屋のこと、客人として扱うことなど、その他もろもろのこ
とが決まるのに、そう時間はかからなかった。

弥月3/21 21:22:32194cfK1DYPQmecrw||50

 カチャリ


弥月3/21 21:22:502194cfK1DYPQmecrw||417
 小さい音をたてて、与えられた部屋のドアは開く。
 トイレ、バスルーム、寝室に私室。たった一人が泊まるだけで、こんなに用意したのかと、ローラは感嘆
の声をこぼず。
 トイレとバスルームはもちろん別で、しかもへたな温泉よりバスルームはでかい。寝室にはフカフカ天井
つきベット レースつき。色は蒼と、この城の者はローラの好きな色を知っているようだ。

弥月3/21 21:23:262194cfK1DYPQmecrw||502
「・・・まぁ」 
 大きいなと思い上を転がってみたら、何と五回も転がれた。自分の部屋にあるベットより大きいのだ。
 その大きな蒼いベットの横には、ドレスが何着かは入るであろうクローゼットがあった。開けてみると、
純白のドレスやアクセサリーなど、着替え一式が入っていた。ローラの注文どうり『動きやすいもの』では
あったが、白という、とても汚れやすい生地だ。あとで取り替えてもらわねば。

弥月3/21 21:24:172194cfK1DYPQmecrw||945
 そしてそのクローゼットの手前に、先ほどみた私室より半分ほど小さい本棚があった。中には『シルバ
ー・レイ』と書かれた物が何冊か入っている。どうやらこの、魔法使いがいろいろな国を旅する話は、シリ
ーズ物のようだ。寝る前にでも読もう。

 コンコン

 軽く二回、ドアが叩かれた。

弥月3/21 21:25:302194cfK1DYPQmecrw||484
「誰ですか?」
 カチャリと、先ほどと同じ音をドアはたて、一人のメイドが入ってくる。
「今夜のおめしものを持ってまいりました」
 ニコリと笑ってそういうと、頭を下げて手に持っている寝巻きをローラに差し出した。
 広げてみると、それはピンクの、少し生地の薄いネグリジェだった。
「ありがとうございます」
 お礼を言うと、なぜかメイドは顔を赤くし、ペコリと急いで頭を下げてからそそくさと出て行ってしまった。

弥月3/21 21:26:192194cfK1DYPQmecrw||136
 ローラは気づいてはいないが、部屋にある窓から見える、満月をバックに微笑む姿はとても神秘的なの
だ。しかし、そういうものが自分では分からないのはよくあることで、分からないままローラは大きな満月
を見上げた。
 メイデンの着ている服を夜空のようだと思ったが、やはり実際に見比べてみるとまったく別のものだ。
 あわく輝く月を、小さいが強い星の光りが取り巻く。月は日に日に姿を変え、時には赤く光りだす。
 今のローラには、なぜかその月が恐ろしく思えた。

弥月3/21 21:34:192194cfK1DYPQmecrw||898



なかがき(6)
今回から行がえしないでやってきます。
─次回、変な所がありますが(毎回だけど)
どうか気にしないでくださいw

・・・花粉がつらいです。ものすごく。
目はかゆいし痛いし涙出てくるし、
外なんか出られたものじゃありません。

面白かったら感想を
つまらなかったら指摘を
同じく花粉症の人は対策方法を(ぇ(薬飲め
どうか、書いてやってください。


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