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4704■□■ピアス□■□あっちん3/21 22:25:562209cfYW.A8mFFSq2
初投稿です。
心に1つ1つの言葉が残る感じに仕上げたいと思うのでぜひ見てください。

あっちん3/21 22:30:222209cfYW.A8mFFSq2||71
「ピアスはね、もともと悪い子供のしつけとして使われていたんだよ。ほら、ピアスって空けると、とっても痛いだろう?今じゃ若者は耳やら口やらへそやらに空けるけど、昔の子供にとってはものすごく酷なことだったのさ。ピアスを空けられた子供はその痛みをもう2度と味わいたくないって思い、その子は意地になりながらもいい子になったもんさ」

あっちん3/21 22:31:422209cfYW.A8mFFSq2||966
と昔お婆ちゃんがよく口ずさんでいたのを覚えている。
いまじゃまったくってか絶対にありえない事だよ

あっちん3/21 22:36:462209cfYW.A8mFFSq2||253
私、山本刹那の故郷はとっても田舎。。
周りには今の時代コンビにも無い緑に囲まれているばしょである。
                                      今はもう高2になる。 
高2にもなると渋谷 原宿に駐在する 『ギャル』というものに憧れる。
都会人にとっては馬鹿らしいかもしれないけど、田舎ではこれがアイドル並に受けるし、憧れなものでもあるんだ。


あっちん3/21 22:42:162209cfYW.A8mFFSq2||808
あ〜あ早く渋谷 原宿にでも言って見たい。
髪の毛をエクステして、スカートを超ミニにしてかっこいいメイク。それに茶パツの彼氏が欲しい。欲しいなどと物のように言ってはいけないがw
でもそんなメイクなんかよりやりたい事がある。
それは−
ピアスの穴を開けることだった・・・・・。

あっちん3/21 22:45:342209cfYW.A8mFFSq2||535
別にあけちゃえばこっちのモンで、あけようと思えば簡単に安全ピンでグサッっといける。別にそんな事をするのは怖くもなんとも無いし・・・・・。
問題はお婆ちゃんだけだ。
ばーちゃんはその古臭〜い迷信に従っちゃって、
「いいかい、絶対に刹那はピアス空けてはいけないよ」
って言うんだぁ…。
でも私は空けたい!古臭い迷信なんかくそくらえ!



あっちん3/21 22:47:32209cfYW.A8mFFSq2||154
この時は、こんな強気でいた。
でも、このときはまだ分かっていなかったんだ。
そのお婆ちゃんの言葉が、どれだけものすごい意味なのかってことを…

あっちん3/21 22:48:62209cfYW.A8mFFSq2||920
ピアスピアスピアスピアス…
空けたいと思えば思うほど空けたくなるのが、この私。
今日もぼや〜んと考えながら学校に登校する。
「おはよ〜」
私が教室に入った瞬間、クラスメイトの数人が私に詰め寄ってきた。
「刹那!刹那!凄いよ!悠がピアスあけたのぉ〜!」
その瞬間、私の目は点になった。

あっちん3/21 22:49:42209cfYW.A8mFFSq2||639
「嘘…でしょ?悠が!?」
悠とは、私の幼馴染。
悠のことは別に嫌いじゃないし、面白い子だと思う。
でも、こいつだけはどうしても許せない。
なんでかって?くだらない理由かもしんないけど、

こいつは、パクリ魔なんだ

普通では別に、それくらい気にしないだろう。
でも、私はこいつが昔からどうしても許せない。
どうせ私のパクリ・・・・。

あっちん3/21 22:50:562209cfYW.A8mFFSq2||373
今日は遅いのでもうpcを辞めるので・・。

あっちん3/22 13:27:102209cfYW.A8mFFSq2||193
悠は昔っからパクリ魔。
私の買うコスメ・メイク道具はもちろん、服やらくつやら髪型やら、
私のものはすべて真似してくる。
口癖も「私〜刹那とオソロにしたくって♪」
人の真似しかできねぇのか??っと心の中でそっと思った

あっちん3/22 13:29:302209cfYW.A8mFFSq2||822
でも、ここまでは別にいい。
本当にかわまなかった。
だってどうせあたしには関係ないもんと前向きに考えてたし・・。
でも、あの日を境に、私はいつしか悠の「真似」を恨むようになっていった…。


あっちん3/22 13:31:342209cfYW.A8mFFSq2||581
ずいぶん前になるが、中3のころの事だった。
私は片思いをしていた。
ガキだったけど、それなりに…本気で。
その人の名前は国松圭吾君。
すっごいスポーツ万能で、友達もたくさんいて…
憧れの、存在だった。好き…だった。
だから私は、圭吾君に手紙を書いたんだ。
本気で・・・・・・。

あっちん3/22 13:33:52209cfYW.A8mFFSq2||180
Dear 圭吾君
                                      あのね、もしよかったら4:00に屋上に来てください。ちょっと大事なお話があるの!!待ってるね。
急なお手紙にびっくりさせちゃってごめんなさい!!
 
From刹那      

あっちん3/22 13:34:472209cfYW.A8mFFSq2||740
どぅ?短い文だけど、中3の私にしてはなかなかでしょ?
自分でも惚れ惚れするくらい、人生最高のお手紙。
自分的には傑作だし。
でも、このこと…いっちゃったんだぁ・・・あのころは、親友だから〜とか言って…本当にばか…あいつにいうなんて…

あのパクリ魔  そう、あいつ、工藤 悠に

あっちん3/22 13:37:72209cfYW.A8mFFSq2||641
書いた手紙を胸に抱きしめたまま、私は悠に報告した。
悠は、なんていうかな?えぇ〜とか、マジ?とか、言ってくれるかな?
でも、悠の言葉は私の期待を裏切った。
「圭吾君好きなの!?あいつ…やめときな!!マジきもいし。あいつの家マジ貧乏だしさぁ!!」

意外…だった

私は呆然としたまま悠の言葉を聴いていた。
何でそんな事言うのか私には分からなかった・・・・・。

あっちん3/22 13:39:82209cfYW.A8mFFSq2||123
「・・・だから!ね?あいつよりぃ〜普通に翔君とかぁ、雄君のがかっこいいぢゃん!!そっちにしなよぉ」

…いや、翔君も雄ちゃんも…タイプじゃないから!!!残念!!!斬り!!
私は心の中でつっこんだ。
「でも…それでも私、圭吾君が好きだぁ。顔とか家柄なんて関係ないもん。だから、やっぱ告白する。」



あっちん3/22 13:40:92209cfYW.A8mFFSq2||950
−いいきった。
いいきってやった!!!

                                      それを言ったら悠は少し黙って次の瞬間、口を開いた。

あっちん3/22 13:41:202209cfYW.A8mFFSq2||17
「…分かった。刹那わぁ〜圭吾君に本気なんだね!その気持ち、よぉ〜く分かった!!じゃぁ〜悠も協力するぅ☆」
・・・なーんて言葉を言ったの!
悠は「頑張ってねー!!」って言葉を言いながら走って行った。
良かった。悠も応援してくれるなら安心だよ

あっちん3/25 14:0:82209cfYW.A8mFFSq2||898
とりあえず
ココまで


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