4757 | おとぎ話:「私の王子様」─7 | 弥月 | 3/24 17:56:7 | 2194cfK1DYPQmecrw |
弥月 | 3/24 17:59:11 | 2194cfK1DYPQmecrw||808 | ||
「・・・うっ・・・んー」 窓から差し込める、まぶしい日の光で目を覚ました。鳥の綺麗な歌声が聞こえる。清々しい朝だ。 ドタドタドタ──バン! 「姫!」 が、一瞬にして崩された。 セイグラールが、ドタバタとノックもしないで入ってきたのだ。しかも寝巻きのまま。後ろには、あたふた としているメイド達がいる。きっと止めたのをセイグラールは聞かなかったのだろう。 |
弥月 | 3/24 18:0:37 | 2194cfK1DYPQmecrw||574 | ||
ローラはベットのすみに後ずさり、できるだけドアから離れた。ネグリジェのままなので、布団で身を隠 す。いったい何があったのだろう。王子は自室から走ってきたのか、肩で息をしている。 何秒かして、やっと落ち着いたのか、笑いながら王子は言った。 「姫、おはよう」 「ぅあ・・・おはよう、ございます」 いきなりのことにローラは戸惑いながら、よく分からない中それだけ言う。王子の満面の笑みに、少し 押される。 |
弥月 | 3/24 18:1:7 | 2194cfK1DYPQmecrw||15 | ||
「王子!お言葉ですが、男性が結婚もなされていない女性の寝室に入ることは固く禁じられています!」 すこし落ち着いたところを見て、メイド達の中で一番気の強そうな年配者が叫んだ。その言葉には強い 意思が込められており、王子は逆らえずあとずさる。結婚するであろうとは言われていても、まだしていな いし、しかも今は『客人として接待』することとなっている。王子も、頭のどこかでそれを分かってはいたの だろう。よけいに、言葉の威力は大きい。 |
弥月 | 3/24 18:1:34 | 2194cfK1DYPQmecrw||698 | ||
「ごめん・・・」 そういってセイグラールはゆっくりと部屋を出て行った。 「・・・ありがとうございます」 開いてたいたドアを、近くに居たメイドが閉める。閉める途中に、セイグラールがその場にうずくまった のが見えた。 ローラはか細い声でお礼を言ったが、今だ何が起きてこうなったかよく分かっていないので混乱してい た。そのことを感じ取ったのか、同じメイドが、ふぅと息を吐き出して気の抜けた笑いをする。どうやら説明 してくれるようだ。 |
弥月 | 3/24 18:2:7 | 2194cfK1DYPQmecrw||855 | ||
「すみませんね。うちの坊ちゃん、限度を知らなくて。ローラ様が同じ城にいることがとても嬉しくて、一緒 に話しをしたくていても立ってもいられなかったんですよ」 坊ちゃんという所を見ると、この人にとって王子は息子みたいなものなのだろう。年齢的に考えても間 違いはない。 「でも、話しを聞かせればわかってくれる方だから、許してやってください。・・・王子は、誰よりもローラ様 のことが大好きなんです」 |
弥月 | 3/24 18:2:41 | 2194cfK1DYPQmecrw||528 | ||
緑の目を細めて言う姿は、誰よりもセイグラールの幸せを願っているように見えた。きっと本当の息子の ように可愛がっているのだろう。ローラは母の次に仲のよかった使用人─城下町へつれていってくれた 者のことを思い出し、胸が痛くなった。楽しかった日々。回りには楽しいことだらけだった日々・・・今のよ うに、結婚だの何だのに悩まされたりはしなかった日々。 メイドは何か勘違いし、ローラが王子のことを考えているのだと思ったようだ。勢いをつけて話し始めた。 |
弥月 | 3/24 18:3:44 | 2194cfK1DYPQmecrw||619 | ||
「坊ちゃんはとても面白く思いやりに溢れる方なんです。さっきみたいにちょっと困った所もあるけれど・・・ やる時はやる男なんですよ。それに勉強や習い事もきっちりやって。そうそう!この前ピアノの・・・えーっ となんて言ったかしら・・・とにかく難しいヤツをマスターして、とても喜んでいらっしゃったんです。ピアノだ けじゃなくてバイオリンやフルートも───」 なんたらかんたら云々 |
弥月 | 3/24 18:4:54 | 2194cfK1DYPQmecrw||193 | ||
周りのメイド達も縦に何回もうなずいている。どうやら、この人・・・というか、この城のものは皆ローラ姫 とセイグラール王子との結婚を願っているようだ。イヤなため息が出る。この自慢話の嵐をどう抜けようか。 |
弥月 | 3/24 18:9:2 | 2194cfK1DYPQmecrw||103 | ||
なかがき(7) ラッキーせぶぅ〜ん(何 ・・・微妙なトコで区切られていますが、正直言ってどこで 区切ったらいいのか分かりませんw で、とりあえず長さに見合ったところで・・・ 区切りがよかったら・・・っていうか無理やり区切りをこじつけて きってますから変なことこの上ないけど・・・ゴメンw 感想、アドバイス、評価(?)誤字脱字の発見etc...待ってますw ・・・感想ないけど誰か読んでんのかね(爆 |
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