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4764―闇から誰かが囁いて―李亞3/24 20:24:312182cfPPkTUCF2dqo
コチラに置くのは、学校にて友人にネタを提供してもらって書いた小説です。
最初の方にはイジメ要素、多分最後の方には流血沙汰になると思われます。
それらに不快感を感じるような方は、これ以上読むのを止めましょう。

これはBRが書けるようになるまでの短期連載です。
連載の理由は、「BR早く更新しろ」なんて失礼極まりない手紙を貰ったりするので、
「書きたい」が「書かなきゃならない」に変化しそうな事です。
そうなる前に気を逸らして、BRが書ける様努力していくつもりです。

では、前置きが長くなりましたが、どうぞ下にスクロールなさってください。
「あとがさ」を書く前のレスは禁止です。

李亞3/24 20:24:472182cfPPkTUCF2dqo||371

闇は誰にも平等で、


光は誰にも不平等だった。

        

けど、それは望まない物だからこそ平等で、


望むものだからこそ不平等だった。


李亞3/24 20:25:152182cfPPkTUCF2dqo||723


―闇から誰かが囁いて・1―



李亞3/24 20:26:192182cfPPkTUCF2dqo||359
朝、教室に入って、まず目に入ったのはチョークに塗れた黒板だった。

「死んじゃえ」
「殺す」
「ウザイ」
「消えてください」
「キモイです」

なんて、ありふれた悪口が書いてあって、私と黒板を見て、クラスメートが哂ってた。
そんなのはいつものことで、次は机に目を向けた。
黒板消しが二つ、乱雑に置かれてて、その下にある板は、チョークの粉に塗れていた。
教科書が入ったままの鞄をロッカーに押し込み、教室にある雑巾を持って水道場に向かった。
雑巾に水を含ませ、絞る。
ぼとぼとと落ちる水滴は、跳ねて袖を濡らした。

李亞3/24 20:26:432182cfPPkTUCF2dqo||698
再び教室に入った。

机を拭いて、黒板消しを戻す。

あぁ、そうだ、教科書を机に入れておかなきゃ。

そう思ってロッカーの方を見ると、教科書がバラバラと落とされた瞬間だった。

李亞3/24 20:27:42182cfPPkTUCF2dqo||320


「あ、ゴメンね、もうゴミだと思って・・・」


あと数ヶ月はお世話になる教科書をゴミだなんて思ったことは無い。
目の前の女生徒に、気にしないで、と一言言って教科書を鞄に詰めなおした。
今度こそ、机に入れよう。
ロッカーからは直ぐ近くの席に足を進めた。
男子の集団の横を通りかかると、いきなり世界が反転した。


「げ、悪い、オレこう見えて結構足長いからさー」
「ハァ?お前のどこが足長いんだよ」
「そうそう、長いどころかお前短足だろ?お前が長かったらオレはどうなるんだよ」


そこで広がる笑い。
私にとってそれは哂いでしかなく、聞こえないふりで席に着いた。



李亞3/24 20:27:412182cfPPkTUCF2dqo||641


昔から親は共働きで、鍵なら持ち慣れていた。
二つ付いている鍵を開け、家に入る。


「おかえり、遅かったじゃない」


途端聞こえる声。


「もう夕飯残ってないわよ?どうせ友達と食べてきたんでしょ?」
「・・・うん」


リビングを見れば、バラエティ番組を見ながらせんべいを食べるお母さんの姿。
普通なら此処にお父さんもいる筈だが、お父さんは今、他の女のところに家出中だ。

李亞3/24 20:28:62182cfPPkTUCF2dqo||102
ぐー、と食糧不足を訴える腹を擦りながら、部屋に入った。
机の上に鞄を置いて、教科書をバラバラと出す。

国語の教科書は、表紙が一部分だけ破られていた、出版社が解らない。
数学の教科書は、教科書自体の角が切り取られていた、角なので、ページ数がない。
英語の教科書は、マジックで落書きがしてあった、下手だ。

本棚に並ぶ理科も社会も家庭科も技術も美術も音楽も体育も、全部何処か可笑しい所があった。
お母さんは、例え掃除だろうが私の部屋にまで入ってこないので気付いてないはず。

李亞3/24 20:29:302182cfPPkTUCF2dqo||267
ビルの眩しい光を遮ろうと、カーテンを閉めにベランダに寄った。
ソコからはあまり星の見えない空が僅かに見えて、思わず手を伸ばしたくなった。
でも、隣のビルの所為で私の部屋はずっと日陰なので、月なんてのは見えない。
なんだか、変に悲しくなってきた。

李亞3/24 20:30:12182cfPPkTUCF2dqo||685


「・・・助けて・・・ください・・・」


上を見ながら、狭い狭い空に言った。


「・・・助けて・・・ください・・・」


もう一度。


「・・・助け・・・て・・・」


でも、正義のヒーローは着てくれなかった。
もう寝よう、とカーテンに手をかける。

李亞3/24 20:30:172182cfPPkTUCF2dqo||19

               


「助けて・・・あげようか?」

               


         

李亞3/24 20:30:342182cfPPkTUCF2dqo||418
頭の中に、声が響いた。


「・・・誰?」


辺りを見回す、誰もいない。


「誰でもいいでしょ」


また、声が聞こえた。


「・・・助けてくれるの?」

「うん」


自信に満ち溢れた声。

李亞3/24 20:31:12182cfPPkTUCF2dqo||291
「どうやって?」

「それは、君が祈ればいいの」

「何を、何に?」

「助ける方法を・・・闇に」


闇がなんなのかわからなかった。


「どうして?」

「光は不平等だけど、闇は、誰にでも・・・平等だから。
相手が誰であろうと、祈ればきっと叶えてくれる」

李亞3/24 20:31:262182cfPPkTUCF2dqo||137

「・・・じゃあ・・・」


一拍。


「貴方は誰?」


同じ質問。


「誰でもいいでしょ」


同じ答え。

ふぅ、と溜息を吐いて、網戸を開けた。
声はもう聞こえなかった。

李亞3/24 20:35:212182cfPPkTUCF2dqo||45
++あとがさ++


私にしては途轍もなく短い第一章。
プロローグにしては台詞が多すぎる気がする。
寧ろプロローグってなんですか?(爆)

鬼束ちひろ嬢の曲「Cage」を聞きながら書いたので無意味にシリアス。
本当はギャグ書きなんです、神奈川県民は絶対嘘つきません(ぁ)

つーか、教科書ばら撒かれたのは私です。
仲悪い女子に殺られました(違)
勿論、「気にしないで」なんて言わずにその場で喧嘩即買いしましたけど(マテ)

ヒロインさんの名前が出てないなんて気にしなーい

☆デリカレー☆3/24 21:26:442201cfcf6K7Rj6soc||79
闇から誰かが囁いて。ですか良いですねー。
イジメ要素たっぷりですね。こういうの好きなんで、がんばってくださ〜い。

xxノキxx3/25 13:51:442191cffhBo9rr.NI6||73
いい感じです〜
李亞さんは神奈川県民っと・・φ(`д´)カキカキ
BRも七章止まりですけど、楽しみにしていますので、頑張って下さいね〜

李亞3/25 19:15:442182cfPPkTUCF2dqo||809
デリカレー殿

いや、タイトル、ネタ、、シチュエーション、登場人物の性格諸共友人の提供です。
最後の方は自分で書かなきゃならないんですが、何分今はネタが無い。
きっとクライマックスでは大きく話が逸れたりしてると思いますが、最後まで読んでください(爆)


ノキ殿

いい感じですか?私的には少々微妙です(ぁ)
ギャー、メモしないで、さあ、消しゴムをどうぞ □ヾ(・ω・*)ノ
BRはもうちょっと疲れました。
まあ、四月には復帰したいな、なんて考えてたりするので取りやめは無いと思いますがね。

Mr・X3/26 8:14:92204cfc99zkUIclhU||879
lω・)

lミ

李亞3/26 9:37:72182cfPPkTUCF2dqo||121
Σ(´Д`)Xたん何よ!?

雷木3/27 21:10:62118cf.CAQIaOP4OQ||666
(`・∀・´)さぁ、このあとどうなるのか
お楽しみに(・∀・)b


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