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4785―闇から誰かが囁いて―李亞3/26 11:1:122182cfPPkTUCF2dqo
コチラに置くのは、学校にて友人にネタを提供してもらって書いた小説です。
最初の方にはイジメ要素、多分最後の方には流血沙汰になると思われます。
それらに不快感を感じるような方は、これ以上読むのを止めましょう。

これはBRが書けるようになるまでの短期連載です。
連載の理由は、「BR早く更新しろ」なんて失礼極まりない手紙を貰ったりするので、
「書きたい」が「書かなきゃならない」に変化しそうな事です。
そうなる前に気を逸らして、BRが書ける様努力していくつもりです。

では、前置きが長くなりましたが、どうぞ下にスクロールなさってください。
「あとがさ」を書く前のレスは禁止です。

李亞3/26 11:1:292182cfPPkTUCF2dqo||944
「おかえり、今日はどうだった?」


あれから数日が経った放課後。
部屋に入ると同時に、聞きなれた声が頭の中に響いた。

“闇さん”

私は彼をそう呼んだ。

“君”

彼は私をそう呼んだ。
いや、彼のは明らかに二人称だけども。

李亞3/26 11:2:32182cfPPkTUCF2dqo||505


―闇から誰かが囁いて・2―



李亞3/26 11:2:212182cfPPkTUCF2dqo||54
「今日はね、机がなくなってて、花瓶に入ってた水を掛けられたの」

「へぇ?僕は雨で濡れたんだと思ってたよ」

「雨が降ってるから水掛けられたの」


彼(?)の声が聞こえるようになってから、私の生活は、
少しだけ・・・・・・変わった。


「皆・・・死んじゃえばいいのにね」


ベッドに仰向けになった。

李亞3/26 11:2:492182cfPPkTUCF2dqo||916


「なら、僕が殺してあげようか?」


冗談めかして、彼が言った。


「・・・嬉しいけど、無理よ・・・だって、闇さんは声だけだから」


寝返りをうった。


「いや、違うよ?僕は声だけの存在じゃない。
ちゃんと姿もあるし、君が知りたがってた名前もある」

「・・・なら、なんで声だけなの?なんで名前、教えてくれないの?」

李亞3/26 11:3:592182cfPPkTUCF2dqo||35
しばらく、声は聞こえなくなった。


「・・・僕はね、主人の前にしか姿を現せないんだ」


だが、ちゃんと返事は返ってきた。


「・・・なら・・・私が闇さんの主人になるから、出てきてくれない?」


やっぱり、声だけでは寂しかった。


「・・・・・・なら、ベランダに出てみて」


彼の言うとおりにベランダに出た。
寒い。

李亞3/26 11:4:402182cfPPkTUCF2dqo||707
「何処・・・?」

「ここ」


目の前が、真っ暗・・・と思ったら、それは風にはためいた大きな布・・・マントだった。
風が止んで、マントは重力に逆らわないで垂れ下がる。
途端に見えた、15、6の少年。


「わ・・・」

「何?」


思わず声を漏らす。

李亞3/26 11:5:92182cfPPkTUCF2dqo||885


「闇さんって、結構イイ男だったんだ・・・」


紅い髪に、真っ黒な目。
何処と無くファンタジックな服装は、これまた黒で統一されていた。
紅い髪だけに色がついているようで、美術で習った技法の「強調」を思い出した。


「少なくとも、人間と一緒にされたら困るね。
それと・・・僕の名前はレイス、闇さんじゃないよ」

「へぇ・・・」


なんだか、少しありがちな名前だった。

李亞3/26 11:5:342182cfPPkTUCF2dqo||77
「あと、コレ・・・」

「?」


闇さん、改めレイスさんは、私の右手をとって、何か冷たい物を右手の中指にはめた。
右手を見た。


「・・・指輪?」


それは、フタロシアニンブルー色の小さい石だけが飾りのシンプルな指輪だった。


「これを持っている限り、君は僕の主人だ」

「ふーん・・・でも、間違ってもご主人様なんて呼ばないでね?」

「・・・じゃあ、何て呼べば?」


呼ぶつもりだったのか、なんて言葉は置いといて、私は直ぐに彼の質問に答えた。

李亞3/26 11:5:592182cfPPkTUCF2dqo||391


「美沙姫・・・」

「ミサキ?」

「私の・・・名前」


イントネーションがなんとなく可笑しかったが、私の名前を呼んでくれただけで十分だった。
いままで、お母さんとお父さんしか呼んでくれなかった名前を、第三者が呼んでくれている。
それだけで、もう十分。

李亞3/26 11:6:252182cfPPkTUCF2dqo||72
「じゃあ、ミサキ・・・命令は?」

「命令?私、闇さんに命令できるほど偉くないよ」

「・・・僕の名前はレイスだって・・・」


呼びなれた代名詞は、どうにも抜けにくい。


「それにね、君は僕に命令しなきゃいけない。
なんせ主人なんだから」

「・・・でも、特にそんなのないし・・・」

「そう?・・・じゃあ・・・」


闇さ・・・レイスさんは、私を見てニヤリと笑った。

李亞3/26 11:6:432182cfPPkTUCF2dqo||317


「“助けて・・・あげようか?”」


デジャヴ。


「どうやって?」

「明日が始まった瞬間から、僕が・・・・・・・・・」


笑みがふかくなる。

李亞3/26 11:6:552182cfPPkTUCF2dqo||186


「ミサキの悪口を言った輩を殺してあげる」



李亞3/26 11:7:112182cfPPkTUCF2dqo||780
それを聞いて、嬉しくなった。


「ホント?」

「あぁ、君さえ良ければ・・・ね」


頬に手を添えられた、冷たい。

李亞3/26 11:7:252182cfPPkTUCF2dqo||314


「・・・私を・・・・・・助けてください・・・」


彼の手の上から、更に私の手を重ねた。

李亞3/26 11:7:392182cfPPkTUCF2dqo||959


「仰せの通りに」



李亞3/26 11:10:242182cfPPkTUCF2dqo||813
++あとがさ++

うーん、なんだか変な恋愛小説になっているような・・・
闇さん改め、レイスさん、彼は美形なんですってね。
ネタを提供してくれている友人に「レイスさんとヒロインさんのツーショット」イラストをせがまれたので、
この前描いちゃいました・・・が、色を塗ってません(死)
なのでうpは次回に回します(ぁ)

☆デリカレー☆3/26 18:9:42201cft4BHqxLwyEQ||134
レイスさんですか・・・。「ミサキの悪口を言った輩を殺してあげる」イイネ。
次が楽しみです。がんばってください。

xxノキxx3/26 20:14:312191cfJh1tSpncgX2||892
レイスさんがカッコイイ!(≧∇≦)b
最後の「ミサキの悪口を言った輩を殺してあげる」
がなんとなく怖いですねー。
次回も楽しみにしています。頑張って下さい〜

李亞3/26 20:19:392182cfPPkTUCF2dqo||882
デリカレー殿へ

あー、レイスさんです。
彼は愛に生きる少年なので、言う事なすことかなり過激なのです(何その設定)
次はきっと流血沙汰・・・きっと、うん、きっと。

李亞3/26 20:21:412182cfPPkTUCF2dqo||537
ノキ殿へ

やっぱりレイスさんですか。
その台詞、どことなく好評ですねぇ
友人にも受けがよかったですよ、ハイ。
怖さの中にあるヒロインさんへの愛が感じられる、とか言われました(爆)

李亞3/26 20:22:282182cfPPkTUCF2dqo||208

そういえば、さっきノートに描いた物に色を塗ったんですが・・・
そしたらレイスさんの配色間違えて紫人になっちゃいました(死)
で、結局お絵かき掲示板にて描いたレイスさんをうpります。
ヒロインさんは明日あたりにガリガリとね、ガリガリと・・・

http://kamakura.cool.ne.jp/kadukiria/e/reisu2.jpg

URL間違ってないかな・・・

☆デリカレー☆3/26 21:7:242102cffSulZx6VBB2||964
かっくいいーです。
ヒロインさん・・・・ドキドキ

☆AYA☆3/28 18:42:412191cfmiGaDLGkPSM||296
レイスさんカッコイイです^^
「ミサキの悪口を言った輩を殺してあげる」
って言うのがちょっと不気味で怖いけど。。。^^;
すごく引き寄せられる作品ですねw
これからも見させていただきます^^


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